暴落対策の米国ETF『VDC(バンガード・米国生活必需品セクターETF)』について解説

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米国株・ETF紹介
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いつ来るか、わからない株価大暴落のために、暴落に強い体制を持ったETFを探していませんか?

そんなあなたにオススメの、暴落対策ETF『VDC(バンガード・米国生活必需品セクターETF)』を紹介します。

なかなか暴落時にも底堅い値動きをするETFですので、今後のポートフォリオ作成の参考になりますので最後まで読んで頂ければ嬉しいです。

VDCの概要

バンガード・米国生活必需品セクターETF(愛称:VDC)です。

名前通りのディフェンス型を言われる生活必需品セクターで構成されたETFです。

そのためにS&P500などより暴落時の下落幅が少ないのが特徴です。

 

※2020年12月のデータ参照。

基本情報

名称バンガード・米国生活必需品セクターETF
運用会社バンガード社
構成銘柄数97銘柄
分配金利回り約2.5%
決算日3,6,9,12月
経費率0.1%

 

VOO(バンガード・S&P500ETF)などの有名優良ETFよりは経費率が高いです。

日本ETFのよりは安い水準にはなっています。

構成銘柄上位10銘柄

名称ファンドの割合
プロクター・アンド・ギャンブル(P&G):PG15.42
ウォルマート:WMT:USウォルマート9.60
コカ・コーラ:KO9.34
ペプシコ:PEP8.90
コストコホールセール:COST4.60
フィリップ・モリス・インターナショナル:PM4.39
モンデリーズ・インターナショナル:MDLZ3.85
コルゲート・パルモリーブ:CL3.28
アルトリア・グループ:MO3.20
エスティローダー:EL2.55

上位10銘柄でポートフォリオの65.1%占めています。

米国でも老舗企業であり、連続増配で有名な企業で構成されています。

セクター比率

セクター比率
生活必需品97.75%
ヘルスケア1.51%
景気連動消費財0.31%
素材0.26%

 

名前に噓偽りのない生活必需品銘柄の塊です。

VDCの株価のチャート

  • 青:VDC
  • 赤:S&P500

 

株価は上記のチャート通り少しづつ上昇していますが、昨今のGAFAMが構成銘柄に組入れられているS&P500には値上がりでは敵いません。

しかしコロナショック時はS&P500より株価の下落率は低いです。

分配金の推移

 

構成銘柄に連続増配株で有名企業が多いだけあって、着々と増配をしています。

分配金利回りは約2.5ぐらいの推移です。

メリット・デメリット

メリット

長期運用に向いている

株価値上がりもそこそこ、増配もそこそこですので、長期での成長はそこそこ期待できます。

暴落に強い

このETFの最大の売りですが、ディフェンス型の銘柄構成だけあって暴落時でも他の銘柄より下落率が低いので安心して保有できるETFです。

デメリット

経費率が高い

経費率が0.1%で米国ETFの中で言えば、高すぎることはないですが、ちょっと高い部類に入ります。

景気がいいとき他より値上がりが弱い

基本値動きがゆっくりですので、景気がいいときはハイテク株などと比べると劣ります。

すぐに利益を出したい人には向いていないETFです。

セクターの分散できない

セクターがほぼ生活必需品で構成せれETFです。

そのおかげで暴落に強くなっているのですが、他のセクターにも投資したい人は、別のETFに投資する必要があります。

また97銘柄で構成されているといっても65%は10銘柄で構成されているのであまり分散ができていないETFです。

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運用方法

VDCですが基本的にはメインで保有するETFではなく、暴落対策にサブとして保有するETFです。

暴落に強い面から、ハイリスク銘柄に多く投資している場合のリスク軽減としてVDCをポートフォリオに組入れるのがオススメだと思います。

またリスク軽減のために債権の代わりとしてポートフォリオにVDCを組入れるのもオススメです。

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まとめ

VDCについてまとめると

・メリット

  1. 暴落に強い味方。
  2. 成長にも期待できる。

・デメリット

  1. 経費が少し高い。
  2. 値上がりがハイテク銘柄よりは低い。
  3. セクターが偏っている。

 

個人的には債権で暴落対策するよりVDCで暴落対策をする方が好みです(笑)

 

VDCは暴落対策として保有する分には良いETFであり、値上がりに増配があることを考える長期投資で保有するには適したETFだと言えます。

今回の記事を参考にして頂ければ嬉しいです。 

 

以上で今回の記事を終わります。

今回の記事があなたのなにかに役に立てれば幸いです。

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