今回は、全米株式へお手頃価格で購入した人におすすめ『【SPTM】SPDR ポートフォリオ S&P 1500コンポジット・ストック・マーケットETF』について解説します。
今後の投資先として参考にして頂ければ嬉しいです。
SPTMの概要
【SPTM】正式名称:SPDR ポートフォリオ S&P 1500コンポジット・ストック・マーケットETF
投資内容は、S&Pコンポジット1500指数は、米国株式市場における大型株、中型株、小型株の各市場を包括したパフォーマンスを計測する指標に投資をしています。
この指数は米国の上場株式全体の約90%を網羅しています。
つまり、VTIと同じ全米株式への投資をしているETFです。
SPTMは元はラッセル3000指数に連動するETFだったのですが、2017年11月より名称を現在の名前に変更して全米株式のETFになったETFです。
※2022年2月のデータ参照。
SPTMの基本情報
名称 | SPDR ポートフォリオ S&P 1500コンポジット ・ストック・マーケットETF |
運用会社 | ステート・ストリート |
構成銘柄数 | 1,526銘柄 |
分配金利回り | 1.30% |
決算日 | 3.6.9.12 |
経費率 | 0.03% |
SPTMの投資対象が全米株式なだけあり、投資銘柄は1,500銘柄以上と多く、信託報酬0.03%と格安の経費率になります。
配当利回りは、最近の株高であまり利回りは高くありません。
VTIと違い、SBI証券、楽天証券、マネックス証券などで買付手数料無料ではないので要注意です。
その他の全米株式連動型ETF

SPTMの構成銘柄上位10銘トップ
ティッカーシンボル | 銘柄名 | 構成割合 |
---|---|---|
MSFT | マイクロソフト | 5.77% |
AAPL | アップル | 5.46% |
AMZN | アマゾン・ドット・コム | 3.37% |
TSLA | テスラ | 2.29% |
GOOGL | グーグル | 2.02% |
GOOG | グーグル | 1.89% |
FB | フェイスブック | 1.84% |
NVDA | エヌビディア | 1.51% |
BRK-B | バークシャーハサウェイ | 1.24% |
JPM | JPモルガン・チェース・アンド・カンパニー | 1.20% |
GAFAM銘柄にテスラなど米国株式市場を代表する大手企業で構成されています。
S&P500連動型ETFより投資銘柄が多いので、S&P500連動型ETFに比べて上位10銘柄への投資割合は少なくなっています。
SPTMの構成セクター比率

構成セクター比率一覧表

セクター分散は問題なく、多種多様なセクターに分散投資されています。
これ1本でも問題のないポートフォリオ作成できるETFです。
SPTMの株価の推移
SPTMとS&P500 株価の比較チャート

- 青:SPTM
- オレンジ:S&P500
SPTMは同じS&P500にも投資をしていますので、運用成績はほぼ同じです。
今までの運用成績は見事に右肩上がりと長期投資向けの投資先になっています。
SPTMのトータルリターン

トータルリターンもS&P500とほぼ同じ値動きをしています。
大型株だけでいいならS&P500で、中・小型株も欲しいならSPTMとお好み方を購入するようにしてください。
SPTMの分配金利回りと増配率の推移
SPTMの分配金利回りと増配率の推移

分配金と増配率の推移一覧

ラッセル3000指数連動型ETF時代に減配していますが、全米株式に変更後はコロナショックの2020年にも増配しています。
直近利回りは低いですが、長期保有なら配当金も期待できそうですね。
配当(分配金)利回りの推移

配当利回り2%ないぐらいと、利回りは低いです。
短期的には配当金はあまり期待しない方がいいですね。
SPTMの平均増配率
年数 | 平均増配率 |
---|---|
3年 | 7.53% |
5年 | 6.44% |
10年 | 9.89% |
増配も順調に成長しています。
数十年の長期投資な高配当ETFとして運用できるようになりますね。
SPTMのメリット・デメリット
メリット
コストが安く、分散投資ができる
SPTMは信託報酬0.03%と業界最安値の維持で、構成銘柄数1,500以上で多種のセクターに分散投資をしています。
資産運用はコレ1本でもOKと言える内容になっています。
高い成長率
経済大国アメリカの大企業で構成されて、これからも成長が期待できる投資先です。
VTIより株価が安い
2021年8月現在、PTMと同じ全米株式のVTIの株価は約228ドルでSPTMの株価は54.60ドルとVTIの4分の1ぐらいの価格で購入できます。
少額から投資をしたい場合はSPTMの購入をおすすめします。
デメリット
短期的な儲けは期待できない。
あまり大きな欠点はありませんが、強いて言えば短期間では大きな成績は期待できない点です。
今すぐ儲けたいと思う人には、おすすめできないETFになります。
SPTMの運用方法
SPTMはインデックス投資向けのETFですので、毎月の積立投資でいいと思います。
SPTM 1本で十分に分散投資も出来ますので、あまり投資に時間をかけたくない人に特におすすめします。
まとめ
SPTMについてまとめると
- 全米株式型ETF。
- 株価、配当金の成長性を期待できる。
- 同じ指数に投資をしているETFより株価が安く買いやすい。
短期的に資産を増やしたいと思う人には向いていないですが、運用成績、経費率と考えると長期投資に向いているETFです。
VTIよりも価格は安いので、投資を始めて見ようと思う人に丁度いいと思います。
投資は無難にしたいと思っているなら、SPTMの購入を検討して見てください。
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