今回は、配当金ではなくて株価の値上がり益が欲しい、これからの時代のことを考えてIT関連の企業に投資をしたいと思っている人におすすめのETF『【VGT】バンガード・米国情報技術セクターETF』についての解説します。
VGTの概要
バンガード・米国情報技術セクターETF(愛称:VGT)と言います。
投資先は、米国の情報技術セクターの大型株、中型株、小型株で、MSCI USインベスタブル・マーケット・情報技術25/50インデックスに連動した投資をしたいます。
VGTはQQQとよく比較されるETFです。
最近の5年間の成績は本当によくて、5年前の自分に教えてたくなる金融商品です(>_<)
※2020年12月のデータ参照。
基本情報
名称 | バンガード・米国情報技術セクターETF |
運用会社 | バンガード |
構成銘柄数 | 344銘柄 |
分配金利回り | 約0.83% |
決算日 | 3,6,9,12月 |
経費率 | 0.10% |
分配金利回りは基本的に1%以下と低い推移になっています。
また、信託報酬は0.1%で高くはありませんが、VOOやVYMのような維持費が格安のETFに比べると少し高めの手数料になります。
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【XLK】テクノロジー・セレクト・セクター SPDR ファンド
構成銘柄上位10銘柄
名称 | ファンドの割合 |
---|---|
アップル:AAPL | 20.70 |
マイクロソフト:MSFT | 15.64 |
ビザ:V | 3.37 |
エヌビディア:NVDA | 3.36 |
マスターカード:MA | 3.06 |
ペイパル・ホールディングス:PYPL | 2.43 |
アドビ:ADBE | 2.33 |
セールスフォース・ドットコム:CRM | 2.27 |
インテル:INTC | 2.09 |
シスコシステムズ:CSCO | 1.85 |
構成銘柄は35%以上はアップルとマイクロソフトで構成されています。
その他の銘柄も大手企業ばかりですね。
構成セクター比率
セクター比率一覧
名前通りのIT関連のセクターで構成されたETFです。
分散投資目的で購入するETFではないですね。
VGTとS&P500 株価の比較チャート
- 青:VGT
- オレンジ:S&P500
上記のチャートを見てわかるように、VGTの前ではS&P500がショボく見えます。
特にコロナショック後の値上がりは素晴らしいですね(^^♪
私のポートフォリオもこのくらい値上がりして欲しいと思います(笑)
分配金と増配率の推移
分配金と増配率の推移一覧
配当利回りが低いですが、連続増配のETFです。
IT関連銘柄も最近では連続増配銘柄に名前が並びだしているので、増配を続けているのは納得の結果ですね。
メリット・デメリット
メリット
高い成長率。
素晴らしい値上がりに連続増配に、これからの時代に需要があるIT関連ですので期待できる金融商品です。
デメリット
セクターが偏っている。
セクター専門のETFですので仕方ないですが、VGTでは分散投資には向いていません。
分散投資したいなら、他のETFを組み合わせことおすすめします。
直近の配当利回りが低い。
連続増配をしているとは言え、直近の配当利回りは1%以下と残念な内容です。
値上がり重視なら問題のない点ですけどね(笑)
運用方法
セクターが偏ってしまっているので、他のセクターETFと組み合わせて分散投資をした方がいいとは思います。
分配金が欲しいと思うなら、高配当ETFと組み合わせて投資するのもいいと思います。
まとめ
VGTをまとめると
- 過去5年間はS&P500以上の値上がりをしている。
- 分配金利回りは低いが連続増配をしている。
- セクターが偏っているので分散投資には向かない。
VGTは今後はどうなるかわかりませんが、過去のデータを見る限りは投資対象として検討してもいい金融商品だと思います。
少し前の時代なら、IT関連は暴落に弱かったのに今では暴落に強いセクターになりました。
新しい株式市場の時代が来たのかな?っと思います。
以上で今回の記事を終わります。
今回の記事があなたのなにかに役に立てれば幸いです。
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