あなたは、毎月配当金が入金される生活に興味がありますか?
でも、権利日を確認しながらの銘柄選びが、難しいと思っている人はいませんか?
そんな方にオススメの米国高配当ETF『PFF』
この銘柄一つで、毎月配当が入り、配当利回り何と5%以上!!
しかし残念、投資なので美味しい話ばかりではないので、『PFF』がどのような米国ETFについて解説していきます。
PFFとは?
PFFの正式名称は『iシェアーズ 優先株式&インカム証券 ETF』といいます。
ICE 上場優先株式 &ハイブリッド証券 インデックス指数と同等の成果をあげることを目指している米国ETFで、高配当と言うこともあり、人気ETFです。
優先株式とは?
優先株式について簡単にいいますと
普通の株の場合、投資先の企業経営について意見を言う『議決権』がありますが、この優先株式には『議決権』がなく投資先の企業経営に意見を言えません。
その代わりに、配当や倒産した企業の残った資産について、他の株式よりも優先的に受け取ることができるので、普通よりも高い配当利回りを貰うことができるのです。
そのため、優先株式は普通株式より低リスクで、債権よりは高リスクと普通株式と社債の中間的な性質を持っていると言えます。
※2022年2月のデータ参照
PFFの基本情報
名称 | iシェアーズ 優先株式 & インカム証券 ETF |
運用会社 | ブラックロック |
構成銘柄数 | 503銘柄 |
配当利回り | 4.67% |
決算日 | 毎月 |
経費率 | 0.46% |
構成銘柄は500以上と多くいですが、信託報酬が0.46%と高いのが難点ですね。
配当利回り4.%以上と毎月が配当日ですので、配当金生活向けのETFです。
PFFによく似ているETF
構成銘柄上位10銘柄
ティッカーシンボル | 銘柄名 | 構成割合 |
---|---|---|
AVGO | ブロードコム | 3.31% |
WFC | ウェルズ・ファーゴ | 1.84% |
DHR | ダナハー | 1.39% |
BAC | バンク・オブ・アメリカ | 1.35% |
DHR | ダナハー | 1.16% |
NEE | ネクステラ・エナジー | 1.11% |
C | シティグループ | 1.07% |
AVTR | アバントー | 1.06% |
NEE | ネクステラ・エナジー | 0.89% |
JPM | JPモルガン・チェース・アンド・カンパニー | 0.86% |
上位10銘柄を見る限り、大手企業が多いですね。
投資割合を見る限りは、1つの銘柄に偏った投資をせずに均等に投資をしているようです。
構成セクター比率

投資先は金融機関が主な投資先になっています。
その他は資本財と公共機関にも投資がされていますが、ごく少量になります。
国別構成比率

国別構成割合は、9割以上は米国で構成されており、他の国への投資はオマケぐらいと認識でいいと思います。
PFFの株価の推移
PFFとS&P500の比較した株価チャート

PFFは配当金に目当ての投資先ですので、株価ではS&P500にはまったく勝ち目がありません。
基本的にはヨコヨコの株価ですが、コロナショックのときは見事な大暴落をしています。
その後は、ゆっくりと株価は回復してから値上がりが止まっています。
トータルリターン

トータルリターンでもS&P500には勝てません。
しかしトータルリターンなら、PFFは緩やかですが右肩上がりで成長していっています。
PFFの分配金と増配率の推移
分配金と増配率の推移

分配金の推移一覧表

分配金額が少しずつ下落傾向なのが辛いですね(>_<)
今後も下落するなら、高配当銘柄とは言え長期保有するのは辞めた方がいいかも知れません。
配当利回りの推移

コロナショック時に利回りが8%あった時期もありますが、その後は減配と株価上昇で利回りが低下しています。
普段は5.5%~6%ぐらいあったと思うと今は買い時ではないですね。
PFFの平均増配率
年数 | 平均増配率 |
---|---|
3年 | -7.09% |
5年 | -4.78% |
10年 | -3.46% |
近年、残念な減配が続いています。
配当利回りも普段より低いので、購入はもう少し様子を見たいところですね。
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メリット・デメリット
メリット
1、高配当!!
上記に記載した通り、普通株よりも高配当を貰う権利があるので高配当が期待できます。
2、毎月配当金が貰える!!
PFFは毎月配当金が貰えます。
日本の毎月分配型投資信託のような『タコ足配当』ではありませんのでご心配なく。
デメリット
1、基本的に値動きが少ない
債権の性質も持っているので、値動きが小さく、値上がり利益はあまり期待できません。
配当金目当てで、値上がりは気にしない人にはデメリットではありません。
2、暴落時に弱い
構成銘柄が金融関連が多いので、暴落時の下落は酷く、リーマンショックの時は、株価が半減していました。
守備型の人は、もしに購入を検討すならば、ポートフォリオの割合は少し低めにしておいた方がいいかもしれません。
まとめ
PFFについてまとめ
- 優先株式に投資をしている。
- 毎月分配+高配当ETF。
- 株価の値上がりは期待できない。
- 金融危機に弱い。
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