大人気米国高配当ETFと言えば、『VYM』、『HDV』、『SPYD』と思いつく人が多いと思います。
米国高配当ETFって他にもあるって知ってましたか?
その名も『QDIV』!!
しかも配当金は毎月分配型です。
オススメするかの話は置いといて、今回は『QDIV』を紹介します。
【QDIV】 グローバルX 高配当・優良・米国株 ETF とは?
QDIV: グローバルX 高配当・優良・米国株 ETF
設定日は2018年と運用期間が身近い新しいETFです。
投資対象は、クオリティスコアと配当利回りで、S&P500の上位200に入る米国株式に投資対象にしてますが、実際の投資銘柄数は70銘柄ほどです。
最大の特徴は、他の高配当ETFと違い毎月分配型なので、これ一本で毎月一定の配当金が貰えます。
※2022年7月のデータ参照。
基本情報
名称 | グローバルX 高配当・優良・米国株 ETF |
運用会社 | グローバルX |
構成銘柄数 | 約70銘柄 |
分配金利回り | 3.04% |
決算日 | 毎月 |
経費率 | 0.20% |
信託報酬は0.2%で米国ETFで言えば割高になっています。
配当利回りは3%前後とそこそこの利回りがあります。
毎月分配型ですので、毎月安定的な配当金を受け取りが出来るのはいいですね。
QDIVの構成銘柄上位10銘柄
ティッカーシンボル | 銘柄名 | 構成割合 |
---|---|---|
COG | キャボット・オイル・アンド・ガス | 2.30% |
NUE | ニューコア | 2.23% |
COP | コノコフィリップス | 2.14% |
FANG | ダイアモンドバック・エナジー | 1.83% |
JCI | ジョンソン・コントロールズ | 1.81% |
STX | シーゲイト・テクノロジー | 1.78% |
LMT | ロッキード・マーチン | 1.78% |
KIM | キムコ・リアルティ | 1.77% |
CI | シグナ | 1.73% |
DOW | ダウ | 1.70% |
あまり聞き覚えがない銘柄も組入れられているようです。
銘柄への割合は、ほとんど同じぐらいの比率で分散投資しています。
QDIVのセクター比率
※グローバルXのホームページ参照
セクター比率は金融関連が1番多いようですが、バランスよくは分散投資をしているようです。
最近の株価上昇を引率しているハイテク銘柄が少ないですね。
セクター分散の面では特に問題はないETFのようです。
【QDIV】 グローバルX 高配当・優良・米国株 ETFの株価の推移
QDIVとVOOとVYM 株価の比較チャート
- オレンジ:S&P500
- 青:QDIV
- 水色:VYM
株価はS&P500には適いませんが、同じ高配当ETFVYMとはいい勝負をしていることからQDIVは優秀なETFであることがわかります。
しかし、コロナショック時の大暴落などでの株価下落幅は大きく、長期保有しようと思うなら『QDIVは下落相場に弱い』と理解しておく必要があります。
【QDIV】 グローバルX 高配当・優良・米国株 ETFの分配金利回りの推移
QDIVの分配金利回りの推移
年数 | 配当金額 | 増配率 |
---|---|---|
2018年 | 0.3372ドル | 0% |
2019年 | 1.2908ドル | 282.79% |
2020年 | 0.7990ドル | -38.10% |
2021年 | 0.8010ドル | 0.25% |
運用歴が短いので参考までに見てください。
2018年の7月から運用開始していますので、2018年は分配金は少ないです。
分配金もまだ運用歴が短いので、判断が難しいですね。
【QDIV】 グローバルX 高配当・優良・米国株 ETFのメリット・デメリット
メリット
高配当
最近は株価上昇で利回りが低くなっていますが、普段は3%以上の利回りを期待できるETFです。
毎月分配型
他の高配当ETFは分散して購入しても、同じ配当金確定日なので毎月配当金を貰えません。
しかし、QDIVはこれ一本で毎月配当金を貰えるので、リタイアするために毎月配当金が欲しい人にはいいと思います。
デメリット
経費率が高い
QDIVの経費率は年間約0,2%です。
他の高配当ETFの経費率
- VYM:経費率0,06%
- HDV:経費率0,08%
- SPYD:経費率0,07%
日本なら超優秀な数字なんですが、残念なことに世界最大の投資大国アメリカですので、経費率は割高になります。
長期運用で定期購入を考えるなら、候補として考えるのにはちょっと厳しいですね。
【QDIV】 グローバルX 高配当・優良・米国株 ETFの運用方法
毎月、配当金を受け取りたいと思っている人、配当金生活をしたい人におすすめです。
しかし、信託報酬が他の高配当ETFより高いのと運用期間が短いので長期で保有する銘柄と判断するのは難しいです。
もし、QDIVを保有しようと思うならば少額投資をして運用成績の様子を見ながらがいいと思います。
まとめ
QDIVはわりと優秀なETFですが、やはり信託報酬が高いのが気になりますね。
しかし、まだ運用期間が短いのでこれから運用成績に期待したいETFだと思います。
毎月分配型のETFですので、リタイア間近の人はQDIVの購入を検討して見てください。
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以上で今回の記事を終わります。
今回の記事があなたのなにかに役に立てれば幸いです。
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