投資をしている、興味がある人で
・株の投資はリスク高すぎると思っている人
・債権に投資したいけど、何に投資していいかわからない人
・リスク軽減して配当金生活がしたい人
・リタイヤが近くなってきたのであまりリスクを取りたくな人
そんな人にオススメが米国債券ETF『BND』です。
今回は、BNDについての解説をしていきます。
BNDとは?
BNDとは、正式名称は『バンガード・米国トータル債券市場ETF』です。
長い名前ですね。『BND』って覚えていれば問題ありません(笑)
米国で大人気の債権ETFです。
特徴
米国の長・中・短期の国債や社債にバランスよく組み合わせたETFです。
投資先は信用力の高い優良企業9,000銘柄の債券に投資をしています。
十分にこれ一つで分散投資ができます。
どのくらい優良企業の集まりかと言うと、現在、BNDの投資先すべてが倒産するような経済状況は世界経済が崩壊して『お金』って言ってる場合ではなくなっています。
なので、投資先としては安心できる部類です。
基本情報
名称 | バンガード 米国トータル債券市場ETF |
運用会社 | バンガード |
構成銘柄数 | 約9,000銘柄 |
分配金利回り | 約2.4% |
決算日 | 毎月 |
経費率 | 0.035% |
信託報酬も格安で配当日は毎月ですので、配当金生活をするには向いているETFのようですが、配当利回り約2.4%で少ないのが残念ですが、そこは優良債権ですので仕方ないところです。
BNDの株価のチャート
コロナショックの時は下落していますが、その後は株価回復していますが値動きは株に比べて小幅な動きになります。
分配金と増配率の推移

景気対策で低金利が続いていますので、分配金は減配しています。
今後の景気次第では、金利が上がるかも知れませんが現状の経済状況を考えると増配は難しいと思います。
メリット・デメリット
メリット・デメリットの解説をしていきます。
メリット
毎月、配当金が貰える
BNDは毎月分配型のETFで毎月、配当金が貰えます。
配当利回りは2~3%ぐらいで、そこから税金を引かれるとそこまで高い配当利回りでありませんが、ある程度の金額を安定して配当金が貰えるのは魅力的だと思います。
ETFは、日本の毎月分配型投資信託の合法詐欺商品とはまったく違う仕組みなので安心して配当金を貰うことができます。
毎月分配型(合法詐欺商品)の詳細はコチラ⇒投資信託のコレ、ダメ絶対!!危険を3選を解説
経費が安い
BNDの委託経費率は、0,035%と格安です。
もし100万円を一年間運用してかかる費用、なんと350円!!
配当利回りが2~3%あるので気にする必要がありませんね。
値動きが小さい
債権ですので、株よりは値幅動きが小さいです。
リーマン・ショックでも-5%ほどしか値下がりしなかったですし、コロナショックでも底堅い成績を上げています。
リスク軽減を考えている人には間違いなくオススメです。
株と相性抜群
債権より株式の方が長期的にみてリターンが高いですが、リスクが高いです。
だからBNDと個別株or米国株式ETFで組み合わせで保有することで、暴落時の資産全体の下落を抑えつつ長期的に高いリターンを狙うこともできます。
また、株と債券の比率である程度のリスク度も調整できるので、長期投資にはいいと思います。
デメリット
分配金低下
BNDは債権ETFなので、リーマンショック以降の米国の金利値下げにより分配金が減っています。
もし、米国が更に金利を下げるようなら、安定した配当金を得るには厳しくなるかもしれません。
為替リスク
米国への投資ですので、どうしても為替リスクだけはどうするこもできません。
まぁこれを言っていたら、外国株すべてに投資できなくなるので、投資するかはご自分で検討するようにしてください。
株よりリターンが少ない
債券の性質的に仕方がないです。
その代わりに、値下がりがしにくい下落相場で強い性質があります。
まとめ
以上が『BND』の内容です。
BNDは
・安心した配当金生活がしたい人
・株と組み合わせでリスク軽減したい人
に、オススメできますが、今後の金利値下げには注意する必要はあります。
信用力の高い債券なので、安定的な配当金を貰える反面、金利値下げがあれば安定した配当金厳しくなるかもしれませんが、現状ならまだ大丈夫だと思います(油断禁物)。
この記事が皆さんの今後の投資の参考にしていただければ幸いです。
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