今回は積立投資先として大人気の『【VT】バンガード トータル・ストックETF』の特徴を解説していきます。
これから投資をしようと思う人、投資をしている人の見直しとして記事を読んで頂ければ嬉しいです。
【VT】バンガード トータル・ストックETFの概要
【VT】バンガード トータル・ストックETF
投資先として、米国を含む先進国および新興国約47ヵ国の大型・中型・小型株の約9,000銘柄以上で構成されている、FTSEグローバル・オールキャップ・インデックスに投資をしています。
簡単に投資先を言うと世界の株式市場が投資対象です。
スケールの大きいETFですね(^^♪
投資先が世界中の株式市場ですので、国別・セクターなどの分散投資はコレ1本で完結します。
この理由から、積立投資先として投資をしている人が多い人気のETFです。
VTの購入はSBI証券、楽天証券、マネックス証券で買付手数料無料で購入することが出来ます。
※2023年4月のデータ参照。
【VT】バンガード トータル・ストックETFの基本情報
名称 | バンガード トータル・ストックETF |
運用会社 | バンガード |
構成銘柄数 | 9,350銘柄 |
分配金利回り | 1.92% |
決算日 | 3,6,9,12月 |
経費率 | 0.08% |
信託報酬0.08%の格安で、投資先が世界中ですので国別でも十分すぎるほどの分散投資ができています。
購入手数料も大手証券会社なら購入手数無料対象のETFです。
VTの構成銘柄上位10銘柄
ティッカーシンボル | 銘柄名 | 構成割合 |
---|---|---|
AAPL | アップル | 3.30% |
MSFT | マイクロソフト | 2.78% |
AMZN | アマゾン・ドット・コム | 1.25% |
FB | メタ・プラットフォームズ | 1.10% |
GOOGL | グーグル | 0.83% |
NVDA | エヌビディア | 0.83% |
TSLA | テスラ | 0.79% |
GOOG | グーグル | 0.70% |
BRK-B | Berkshire Hathaway Inc | 0.68% |
XOM | エクソン・モービル | 0.67% |
VTの構成銘柄上位10銘柄はS&P500連動型ETFや全米株式ETFと同じ、米国を代表す世界屈指の大手企業で構成されています。
構成銘柄数がVOOやVTIより多いので、上位10銘柄への投資割合は小さくなっています。
VTの構成セクター比率
セクター構成一覧表
投資先のセクターはハイテクと金融関連で3.5割上占めていますが、構成セクターは基本的には多種のセクターに投資されており、セクター分散も十分に分散投資されています。
VTの国別構成割合
国別構成比率一覧
世界中に投資しているとは言え、6割合近くが米国が投資対象です。
この投資先が半分以上が米国なので、『全世界株式より全米株式がいい。』と言う意見があります。
【VT】バンガード トータル・ストックETFの株価の推移
VTとS&P500の株価の比較チャート
- 青:VT
- オレンジ:S&P500
VTはよくと比較さるS&P500ですが、直近5年の株価値上がりはS&P500の方が上です。
この成績から、インデックス投資の投資先は全世界株式よりS&P500の方が人気があります。
VTのトータルリターン
トータルリターンでもS&P500の方が優秀です。
昨今は株式市場は米国一強の時代ですので、米国100%のS&P500に負けるのは仕方ないと思います。
【VT】バンガード トータル・ストックETFの分配金利回りと増配率の推移
分配金と増配率の推移
分配金と増配率の推移一覧
度々、減配していますが、基本的には分配金は右肩上がりで成長しています。
株価も分配金も緩やかに成長している感じですね。
配当(分配金)利回りの推移
VTは普段は利回りは2%前後のようです。
コロナショック時大暴落時で利回り3%中頃でしたので、直近利回りはあまり期待しない方がよさそうですね。
VTの平均増配率
年数 | 平均増配率 |
---|---|
3年 | 1.92% |
5年 | 4.16% |
10年 | 3.97% |
コロナショック時の減配があったので、この数年の増配率は減少傾向ですが10年単位で見るとそこそこの増配をしいるETFになります。
【VT】バンガード トータル・ストックETFのメリット・デメリット
メリット
株価の値上がり・増配率
上記のチャートと増配率を見ての通り、年々順調に成長しています。
長期投資は長い年月右肩上がりの物に投資する必要がありますから、VTは間違いなく長期投資先として優秀な金融商品です。
維持費が安く、分散投資ができる
投資対象が世界各国に信託報酬0.08%の格安で投資できます。
個人では難しいことが、このETF1本で出来るのだから凄い事だと思います。
デメリット
短期では利益が出にくい
VTようなインデックス投資は長期投資なら利益が出る可能性が高いですが、数年単位ならマイナスの成績になることもあり、短期で儲けたい人には不向きな銘柄になります。
配当利回りが低い
配当金がメインの金融商品ではありませんので、高配当ETFなどに比べると配当利回りは低い水準になります。
VTの運用方法
VTの運用方法ですが、無難に積立投資をするのがいいと思います。
VTではゆっくりと株価が成長していく金融商品ですので、爆益は望めません。
数十年単位で資産形成をするのでしたら、リスク軽減させるために毎月ドルコスト平均法で積立投資をするのがいいと思います。
リスクを気にしない、まとまった資金があるなら一括投資での購入もいいかも知れません。
将来成長している前提で投資するなら、理論上は一括投資の方が積立投資をするより利益はでます。
どうするかは、ご自身の自己責任で判断してください。
まとめ
VTは日本では人気がありますが、アメリカでは人気はイマイチらしいです。
理由は、ポートフォリオのほとんどがアメリカなのでそれならば、S&P500を購入しておいた方が良いと言うことです。
それも一理ありあますが、最近ではまた『新興国市場が熱い!!』って意見が出てきたりと、相場の世界は意見がコロコロ変わる世界です。
そんな意見に翻弄されたくない人には、VTはおすすめ出来る金融商品の一つです。
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以上で今回の記事を終わります。
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