株式市場の炭鉱のカナリア『【IWM】iシェアーズ ラッセル 2000 ETF』について解説

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株式投資
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今回は、株式市場の炭鉱のカナリアこと『【IWM】iシェアーズ ラッセル 2000 ETF』について解説します。

IWMがオススメな人

  • 成長率がいいETFに興味がある人。
  • 相場のカナリアをお探しの人(笑)。

今後の投資先として参考にして頂ければ嬉しいです。

IWMの概要

IWM】正式名称:iシェアーズ ラッセル 2000 ETF

 

投資内容は、米国の小型株で構成されるラッセル2000指数と同等の投資成果をあげることを目指しています。

ラッセル2000とはニューヨーク証券所やナスダックに上場している時価総額が上位1,000位から3,000位の銘柄のことです。

S&P500に組入れられる銘柄は組入れられずに、小型株で構成せれていますので、相場が悪くなると最初に資金力が弱い小型株が売られる傾向にありますので、S&P500などの大型銘柄よりも先に株価が下落する特徴があります。

この特徴から、株式市場の炭鉱のカナリアと呼ばれることあります。

 

購入はSBI証券、楽天証券、マネックス証券などの大手証券会社で購入が可能です。

 

※2021年12月のデータ参照。

IWMの基本情報

名称iシェアーズ ラッセル 2000 ETF
運用会社ブラックロック
構成銘柄数2011銘柄
分配金利回り0.92%
決算日3..6.9.12
経費率0.19%

  

投資銘柄は大手企業を除いた2000銘柄以上に投資をしています。

信託報酬は0.19%と少し高い気がしますが、気にしなくていいレベルだと思います。

配当利回りは0.92%とあまり高くありません。

配当金投資には向いていないETFのようです。 

IWMの構成銘柄上位10銘トップ

ティッカーシンボル銘柄名構成割合
CZRシーザーズ・エンターテインメント0.68%
AMCAMCエンターテインメント0.65%
GMEゲームストップ クラスA0.51%
CARエイビス・バジェット・グループ0.47%
PENNペン・ナショナル・ゲーミング0.45%
PLUGプラグ・パワー0.43%
DARダーリン・インターナショナル0.39%
LADリシア・モーターズ クラスA0.36%
CROXクロックス0.35%
RHRH0.35%

 

構成銘柄は、大手企業がないのであまり聞き覚えがない銘柄が多いです。

聞き覚えがあるのは、一時期話題になったGMAぐらいです。

投資割合は均等に投資しているので偏った投資の仕方はしていません。

IWMの構成セクター比率

 

構成セクターは多種なセクターに投資をしていますので、分散投資の面では問題ありません。

投資先はヘルスケアが1番多く、2番目は金融が多くなっています。

最近の株価上昇の立役者のハイテク銘柄はVOOなどに比べて少なくなっています。

IWMの株価の推移

IWMとS&P500 株価の比較チャート

  • 青:IWM
  • オレンジ:S&P500

 

株価はS&P500に買っている時期もありますが、ここ数年は負けています。

株式市場のカナリアと言われるだけあり、S&P500より先に株価が下落しています。

小型株ばかりなので、コロナショックのような大暴落になるとS&P500以上の悲惨な下落をしています。

IWMのトータルリターン

 

配当金込みのトータルリターンでもS&P500には勝てませんし、下落幅も酷いです。

しかし、株価が上昇を始めるとS&P500以上の勢いで株価上昇しています。

購入タイミング次第では大きなリターンを期待できそうです。

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IWMの分配金利回りと増配率の推移

IWMの分配金と増配率

分配金と増配率の推移一覧

 

長期期間で見れば増配をしています。

しかし、毎年安定して増配することは期待しない方が良さそうですね。

配当(分配金)利回りの推移

 

利回りは良くて2%ぐらいと他のETFと比べても低い水準です。

増配もあまり期待できないので、配当金目当ての投資先としては不向きです。

IWMの平均増配率

 年数  平均増配率 
3年0.49%
5年2.44%
10年6.97%

10年の期間で見れば、6.97%となかなか増配しているよですが、ここ数年はイマイチのようです。

小型株で構成されていますので、配当金を安定して出せる企業が少ないので仕方ないですね。

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IWMのメリット・デメリット

メリット

株式市場の先読みとして参考になる

ラッセル2000の特性によって、S&P500などより先に株価が下落しやすいです。

IWMが下落を始めたら警戒した方がいいです。

上手く売買出来れば大きなリターンを期待できる

値動きがが激しいETFですので、売買タイミングを上手く出来れば大きなリターンを得れますが、とても難しいことですので、中・上級者向けのETFになります。

デメリット

長期投資するならS&P500の方がいい

IWMは値動きが激しいです。

しかも、分配金はVOOなどのS&P500連動型ETFの方が利回りも増配率もいいです。

長期投資で保有するならS&P500連動型ETFをオススメします。

下落幅が大きい

小型株は暴落時に最初に売られますので、株価が下落を始めると大きく下げることが多いです。

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IWMの運用方法

IWMの運用方法は下落相場に弱いことから、長期保有は控えた方がいいと思います。

株価上昇の勢いは強いので、株価上昇を始めた時に購入してある程度の利益は出たら売却と短期的な取引向きかと思います。

なかなか売買タイミングが難しいので投資歴が浅い人にはあまりオススメしないETFだと思います。

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まとめ

IWMについてまとめると

  • ラッセル2000に投資をしている。
  • 株式市場の炭鉱のカナリア的存在。
  • 値動きが激しい。

 

IWMは無理に購入するより、市場の動きを見る参考先としてIWMの値動きを監視する方がいいかも知れないと思う、今日この頃。

なかなか、癖の強いETFですのでメインの投資先には向かないですが、サブ枠として購入するの分にはいい銘柄だと思います。

 

でも、もう少し下落幅は小さいくなって欲しいでね(笑)

 

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以上で今回の記事を終わります。

今回の記事があなたのなにかに役に立てれば幸いです。

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