今年は絶好調の米国高配当ETF。
今回は、大人気米国高配当ETF、VYM、HDV、SPYD、VIGの2021年度6月までの運用実績の比較しました。
今後の投資先の参考にして頂ければ嬉しいです。
2021年度3月まで運用実績比較
VYM、HDV、SPYD、VIGの成績比較
基礎情報
シンボル | VYM | HDV | SPYD | VIG |
---|---|---|---|---|
主な投資対象 | 米国配当株 | 米国配当株 | S&P500高配当指数 | 米国連続増配株 |
経費率 | 0.06% | 0.08% | 0.07% | 0.06% |
配当金利回り | 3% | 3.7% | 4.8% | 1.54% |
解説記事
SPYD(SPDR ポートフォリオS&P 500 高配当株式ETF)
株価とトータルリターンの比較チャート
株価の比較
2021年度6月までの運用実績を比較すると
- 1位、SPYD
- 2位、VYM
- 3位、HDV
- 4位、VIG
1位はダントツでSPYDが1位になります。
そして、2位にVYMで3、4位は僅差でHDVとVIGになっています。
VIGは3月の株価下落が響いて運用実績は他より落ちる内容になっています。
トータルリターン(配当金込み)
2021年の年明けからのトータルリターンを比較すると
- 1位、SPYD
- 2位、VYM
- 3位、HDV
- 4位、VIG
トータルリターンでも順位は変わりません。
SPYDは去年からは想像ができないほど、今年の運用実績は絶好調ですね。
VYMは安定の成長性を見せています。
逆に暴落に強い、ディフェンス型のETFであるHDVとVIGは株価上昇はしていますが、成長の伸びは控え目ようです。
分配金の増配率
対年同期の分配金の比較
VYM
- 2020年3月:0.55ドル
- 2021年3月:0.66ドル⇒20%アップ
- 2020年6月:0.84ドル
- 2021年6月:0.75ドル⇒10.71%ダウン
合計:+0.02ドル、1.43%増配
HDV
- 2020年3月:0.91ドル
- 2021年3月:0.88ドル⇒3.3%ダウン
- 2020年6月:0.88ドル
- 2021年6月:0.81ドル⇒7.95%ダウン
合計:-0.1ドル、-5.58%減配
SPYD
- 2020年3月:0.40ドル
- 2021年3月:0.64ドル⇒60%アップ
- 2020年6月:0.37ドル
- 2021年6月:0.40ドル⇒8.1%アップ
合計:+0.27ドル、35.06%増配
VIG
- 2020年3月:0.47ドル
- 2021年3月:0.51ドル⇒8.51%アップ
- 2020年6月:0.60ドル
- 2021年6月:0.68ドル⇒13.33%アップ
合計:+0.12ドル、11.21%増配
増配率は、SPYD>VIG>VYM>HDVの順番になります。
去年の減配を取り戻すようにSPYDは増配をしています。
VIGは名前通りに安定して増配をしています。
VYMは6月分は減配でしたが、トータルの配当金で見るとまだ増配しています。
HDVは現在にいたるまで減配しています。
残り半年あるので、頑張って増配して欲しいですね。
まとめ
SPYDは現段階では運用成績は一番いいですが、値動きが激しい銘柄ですので、油断しない方が良さそうですね。
VYMはいつも通り安定感抜群ですね。
どれか1本から選べと言われたらVYMを進める人が多いのも納得できます。
今回の比較して運用成績はパッとしない、HDVとVIGですが株価の値動きはSPYDに比べて穏やかですので、安全に資産運用したいと考えている人にはオススメできるETFです。
6月までの運用実績を見ると高配当ETFは去年全力投資しておけばよかったと思う内容ですね(笑)
以上で今回の記事を終わります。
今回の記事があなたのなにかに役に立てれば幸いです。
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