今回は、私が大好きな超高配当銘柄の古参の【ARCC】と最近話題の新参者の【QYLD】のどっちの運用成績がいいのかを比較して見ました。
銘柄の比較内容は
- 株価のチャート
- 配当金の推移
- トータルリターン
この3つの項目で比較していきます。
超高配当銘柄に興味がある人にオススメの銘柄で、今後の投資先として参考になりますので、最後まで読んで頂ければ嬉しいです。
【ARCC】VS.【QYLD】 の比較
ARCCとQYLDの基本情報
ARCC基本情報
ARCCは個別銘柄ですので信託報酬などの維持費は必要ありません。
ARCCはBDC銘柄の中でもトップクラスの大型企業です。
BDC銘柄とは?
BDC銘柄は、リスクの高さから銀行からの融資を受けることが出来ない企業に融資をしている企業のことを言います。
また、90%以上の会計上の利益を配当することで、法人税の免除を受けることができ、REITやインフラファンドなどに近い仕組みです。
BDCはリスクの高い企業へ融資をすることでより高いリターンを獲得することが可能です。
この法人税免状の制度おかげで配当利回り6~12%ぐらいの超高配当を出すことできる銘柄のことを言います。
QYLDの基本情報
名称 | グローバルX NASDAQ100・カバード・コール ETF |
運用会社 | グローバルX |
構成銘柄数 | 103銘柄 |
分配金利回り | 約12% |
決算日 | 毎月 |
経費率 | 0.60% |
QYLDの投資先はナスダック100指数とQQQと同じです。
投資内容は、カバード・コールの売りで利益を生み出そうとするもので、ナスダック100指数の株式を購入し、対応する同一指数のコール・オプションを売却して出た利益を分配金として出しています。
設定日は2013年12月からと新しいETFで、最近SNSなどで高配当で毎月分配と評判でチラホラと名前を見かけるようになったETFです。
銘柄紹介の記事
最強の米国超高配当銘柄『ARCC(エイリス・キャピタル)』の紹介
毎月分配型で配当金利回り10%以上の『【QYLD】グローバルX NASDAQ100・カバード・コール ETF』について解説
株価の比較チャート
- 青:ARCC
- オレンジ:QYLD
株価はコロナショック時の暴落が酷いですが、その後はコロナショック以前の株価より高くなっているARCCの方が良さそう(?)に見えます。
QYLDはコロナショックでも下落幅が小さいですが、コロナショック以前までの株価に回復していません。
株価の値動きはARCCの勝ち!!
配当金の推移
年数 | ARCC | QYLD |
---|---|---|
2016 | 1.52 | 2.04 |
2017 | 1.52 | 1.89 |
2018 | 1.54 | 2.65 |
2019 | 1.68 | 2.32 |
2020 | 1.58 | 2.54 |
現在の配当利回り
- ARCC:8.2%
- QYLD:11.77%
配当利回りはQYLDの方が高いです。
しかし、コロナショック時はARCCは配当利回り20%以上あったので瞬間的な配当利回りはARCCの方が上です。
2つとも増配は期待できない銘柄ですが、QYLDの方が今のところは増配しているのと、利回りの安定感と高さから考えるとQYLDの方が良さそうですね。
配当金に関してはQYLDの勝利!!
トータルリターン
- 青:ARCC
- 赤:QYLD
トータルリターンは値動きが激しいですが、ARCCの方がリターンはいい見たいです。
QYLDは安定感はあるのですが、未だに株価がコロナショック前に回復していないのが敗因だと思います。
2つともキャピタルゲインを狙う銘柄ではありませんが、株価がずっと右肩下がりだとただのタコ足配当になるだけですので、評価損益が大きくマイナスにならない程度には気にする必要があります。
その点、ARCCは今までの何度も大暴落からの株価復活を何度もしてきた銘柄ですので、長期運用で考えるならARCCの方がトータルリターンは大きくなるのは納得だと思います。
ただ、購入タイミングをミスすると痛い目を見ますけどね(笑)
トータルリターンはARCCの勝ち!!
まとめ
【ARCC】VS.【QYLD】の比較した結果
3戦2勝と信託報酬が必要がない、ARCCの勝ち!!
今回の比較ではARCCの勝ちにしましたがARCCは取扱いが難しい銘柄ですので、安定感重視するならQYLDの方がいいと思います。
相場の状況によって購入先を変えた方がいいと思います。
どちらかを買うかは、あなたの運用方針次第になると思います。
参考までに私の考えを言いますと、
- ARCCは○○ショックなどで株価大暴落したときに購入する銘柄(ARCCの株価下落率は50%以上)
- QYLDは市場が株高の時期、または株価がヨコヨコの時に購入する銘柄
2021年8月現在で言うとARCCの配当利回りは普段に比べて低いので(それでも利回り8%以上アリ)買い時ではないと思います。
逆にQYLDは、株価がヨコヨコですのでいつ買っても問題なさそなのと、現在はQYLDの方が利回りが高いので購入検討して見ることをおすすめします。
ARCCの株価は20ドル前後、QYLDの株価は22ドル前後と購入しやすい価格ですので、この2つの銘柄に興味があるなら、配当金が余っていたり、株の購入資金が少し余っている時に試しに購入して見てください。
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以上で今回の記事を終わります。
今回の記事があなたのなにかに役に立てれば幸いです。
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