配当金投資するなら投資先として候補に上がる、高配当ETF【VYM】、連続増配【VIG】、超高配当ETF【QYLD】。
この3つのETFの内で、どのETFが将来的に配当金を受け取れるのだろうか…と、考える人も多いと思います。
私もそう考える内の1人です(笑)
今回は、高配当ETF【VYM】、連続増配ETF【VIG】、超高配当ETF【QYLD】に100万円投資したら40年後にはどのETFがもっとも受取配当金額が多いのかシミュレーションして見ました。
この記事は配当金生活、配当金投資の参考になる記事ですので、最後まで読んで頂ければ嬉しいです。
【VYM】、【VIG】、【QYLD】、100万円投資したら40年後にはどのETFがもっとも受取配当金額が高いかシミュレーションして見た
ETFの紹介とシミュレーション内容
シンボル | VYM | VIG | QYLD |
---|---|---|---|
名称 | バンガード 米国高配当株式 ETF | バンガード 米国増配株式 ETF | グローバルX NASDAQ100 ・カバード・コール ETF |
経費率 | 0.06% | 0.06% | 0.60% |
決算回数 | 4回 | 4回 | 12回 |
分配金利回り | 2.92% | 1.81% | 12.00% |
ETFの解説記事一覧
【QYLD】グローバルX NASDAQ100・カバード・コール ETF
シミュレーション内容
・VYM、VIG、QYLDの過去の増配率で計算して配当利回りを計算しています。
・QYLDは増配率が不安定なETFのですので増配率は0%で計算します。
・VYMとVIGは過去10年間の平均増配率で計算します。
- VYM:8.77%
- VIG:9.02%
・投資元本は100万円で再投資無しの場合で計算しています。
・税金に関しても計算に入れていません。
※注意事項
40年間の受取配当金額を計算していますが過去のデータを参考に計算したものです。
このシミュレーション通りになることはありませんし、計算方法によっては数字が変わってきます。
あくまでも参考までに見てください。
画像は見にくいと思いますが拡大して見てください。
受取配当金額のシミュレーション
シミュレーション、10年目
10年では、受取配当金額も配当利回りもQYLDが優勢になっています。
しかし、VYMは配当利回り6%以上と成長していますので、QYLDを抜くのも時間の問題かと思います。
VIGは増配率は高いですが、元の配当利回りが低いこともあり10年でやっと高配当ETFレベルの利回りになっています。
さて、20年後はどうなるか?
シミュレーション、20年目
18年目にしてQYLDの配当利回りはVYMに抜かれました。
VIGも配当利回りは9%越えとQYLDをそろそろ抜く勢いで成長しています。
20年で利回りでは追い抜かれ出したQYLDですが、受取配当金額はVYMと比べて100万円近く差があり、VIGとは150万円ぐらい差をつけています。
さて、QYLDの天下はいつまで続くか?
シミュレーション、30年目
30年目でついにVYMの利回りと合計の受取配当金額がQYLDを追い抜きました。
VIGも23年目でQYLDの利回りを抜きましたが、30年ではQYLDと受取配当金で120万円ぐらいの差をつけています。
こうやって計算した場合、QYLDって凄いETFだなって思います。
さて、最後の40年目はどんなことになるか。
シミュレーション、40年目
37年目でついにVIGがQYLDを合計の受取配当金額がQYLDを抜きました。
VYMはダントツの成績になりました。
老後資金2000万円問題は年間66万円ぐらい不足した結果なると言われていますので、このシミュレーション通りにもしもVYMが成長してたら20歳のときにVYMを100万円分購入したら老後資金問題解決になります…そんな世の中は甘くないですけどね(笑)
このシミュレーションはQYLDは増配無しで計算していますが、VYM、VIGで利回りを抜くだけでも数十年の月日が必要だっとことから、利回り10%以上の凄さがよくわかりますね。
まとめ
結論:40年後はVYMの圧倒的に勝ち!!
20歳~40歳代でFIREなど早期退職を考えずに老後資金のことを考えるならVYMだけでいいですね。
VIGは配当金よりも株価上昇を期待した方がいいETFですので悪い投資先ではありません。
ただ、器用貧乏な面はありますけどね(笑)
将来性ではQYLDは弱いですが、直近20年ぐらいはQYLDが優秀です。
短期ならQYLD、長期ならVYM…配当金投資をするならこの2つを組み合わせて見るのも良さそうですね。
今回のシミュレーションは私が簡単に計算しただけのものです。
税金、配当金再投資をしたり、株価を考慮したり、今後の増配率の変化で結果は大きく変わります。
あなたの今後の投資方針の参考に程度に見て頂ければと思います。
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以上で今回の記事を終わります。
今回の記事があなたのなにかに役に立てれば幸いです。
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