今回は、S&P500より好成績と有名な【QQQ】よりも、更に運用成績がいい『【XLK】テクノロジー・セレクト・セクター SPDR ファンド』について解説します。
今の時代、パソコン用品などは、ほぼ生活必需品となってる時代ですので、これから将来の成長に期待できるETFです。
今後の投資先として参考にして頂ければ嬉しいです。
XLKの概要
【XLK】正式名称:テクノロジー・セレクト・セクター SPDR ファンドと言います。
投資内容はテクノロジー・セレクト・セクター指数に連動する投資結果を目指して運用されています。
投資先は、S&P500に組入れ銘柄の、マイクロコンピュータ部品、通信機器、総合コンピュータ集積回路などの大手企業に投資をしています。
※2021年4月のデータ参照。
基本情報
名称 | テクノロジー・セレクト・セクター SPDR ファンド |
運用会社 | ステートストリート |
構成銘柄数 | 75銘柄 |
分配金利回り | 約1% |
決算日 | 3.6.9.12 |
経費率 | 0.13% |
投資銘柄は75銘柄に投資されて、信託報酬0.13%とちょっとだけ高い水準になっていますが、QQQの信託報酬0.2%と比較すると経費率は安くなっています。
配当利回りは約1%と低い利回りになっています。
その他のハイテクセクターETFの解説記事
米国ハイテクETFならどれがいい?【QQQ】、【VGT】、【XLK】、【IXN】を比較して見た
構成銘柄上位10銘トップ
名前 | 資産の割合 |
---|---|
アップル株式会社 | 20.58% |
マイクロソフト株式会社 | 20.30% |
ビザ株式会社クラスA | 4.16% |
株式会社エバイディア | 3.92% |
株式会社マスターカード | 3.60% |
PayPalホールディングス株式会社 | 3.52% |
インテル株式会社 | 2.88% |
株式会社アドビ | 2.55% |
株式会社 Salesforce.com | 2.29% |
株式会社ブロードコム | 2.20% |
投資の割合はアップルとマイクロソフトで4割以上になって偏りが大きいですね。
その他の銘柄もインテルやピザなどの聞き覚えがある大手企業が多いです。
構成セクター比率
セクター比率一覧表
セクターETFなので投資セクターはかなり偏った投資をしています。
金融銘柄が混じっていますので、下落耐性は弱そうに見えますね。
XLYとS&P500とQQQ 株価の比較チャート
- 青:XLK
- 水色:QQQ
- オレンジ:S&P500
S&P500があまり値上がりしていないように見えますね(笑)
運用成績も大抵の場合でQQQより運用成績が上のようです。
2021年の2月終わり頃から、ハイテクセクターが下落しているといいますが、長期的に見ると微々たる下落ですね。
分配金と増配率の推移
分配金と増配率の推移一覧
直近10年で分配金は3倍以上になっています。
配当利回りは約1%と低いですが、長期保有で持ち続ける分には配当金も期待が出来ます。
メリット・デメリット
メリット
高いキャピタルゲインと増配が期待できる。
QQQ以上の運用成績と直近10年で3倍以上の増配率と素晴らしい成績です。
今後は需要が拡大する業種ですので、今後の成長にも期待したいですね。
デメリット
下落に弱い。
投資先が金融銘柄やハイテク銘柄と景気敏感な面があるので、暴落に弱い傾向があります。
セクターが偏っている
セクター特化型ETFですので、仕方ないですね。
運用方法
高い成長率+増配と今後の需要を考えると、ポートフォリオのメインとして投資をしてもいいかなと思います。
しかし、セクター比率が偏っているのでたの他のセクターETFと組み合わせて運用するのが良さそうです。
まとめ
XLKについてまとめると
- ハイテク特化のETF。
- 株価の成長性はQQQ以上を期待できる。
- 配当利回りは低いが増配は期待できる。
- 暴落に弱いので購入タイミングは慎重にした方がいい。
コロナショック以降はなんやかんやで、ハイテク銘柄は株価上昇していますね。
連続増配も期待できるので、もう少しだけ配当利回りが高かったらいいのになって思います。
今後はどこまで成長していくのか見ものですね(^_-)-☆
以上で今回の記事を終わります。
今回の記事があなたのなにかに役に立てれば幸いです。
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