「ウォートンの魔術師」と称されるジェレミー・シーゲル教授著書の配当金投資のバイブル書である『投資の未来』を読み影響されて配当金投資をしている人も多いと思います。
私もその一人です。
今回は、前回の記事で紹介した増配率が高い銘柄でポートフォリオ作成した場合の運用成績を過去のデータを参考に検証して見ました。
今後の資産形成の参考になる記事ですので最後まで読んで頂ければ嬉しいです。
増配率が高い銘柄でポートフォリオ作成
注意事項
- あくまでも過去のデータ参照ですので参考までに見てください。
- 2017年から2022年の株価大暴落からの株価高騰した荒れ相場のデータ参照。
- 銘柄ごとの投資割合は均等。
構成銘柄
前回は15銘柄紹介しましたが、今回参考資料作成のために利用した”Portfolio Visualizer”のサイトでポートフォリオ作成できるのが10銘柄までなので、15銘柄から10銘柄に絞ります。
組入れ銘柄はセクターごとに増配率が高い銘柄を選定して作成しました⇩⇩
構成銘柄は
- ネクステラ・エナジー(NEE)
- ブラックロック(BLK)
- クローガー(KR)
- ロッキード・マーチン(LMT)
- アッヴィ(ABBV)
- ユナイテッドヘルス・グループ(UNH)
- ホーム・デポ(HD)
- ロウズ(LOW)
- ビザ(V)
- マスターカード(MA)
コロナショック以降の米国株式を引率してきたGAFAM銘柄は含んでいませんが、業界ごとの大手企業ばかりになります。
実際にこのポートフォリオを作成しようと思うと、1株だけでも購入するのに何万円もする銘柄がありますので、均等に投資をするのは難しいのが難点になります。
※この記事ではこのポートフォリオを”増配ポートフォリオ”を表記します。
運用成績の検証
株価のチャート
株価の比較はS&P500指数連動型のETFであるVOOと株価を比較しています。
優良企業の厳選したポートフォリオなだけあり株価上昇率もVOOより高く、株価下落率も小さいと言う見事な好成績になっています。
業績がよくないと増配なんてできませんからね。
大手企業ですので資金面でも中小企業よりも強いので、○○ショックが来てもそう簡単には倒産しない点もメリットだと思います。
ちなみに配当利回り&直近5年の増配率は
配当利回り
- 増配ポートフォリオ:1.859%
- VOO:1.3615%
増配率
- 増配ポートフォリオ:15.324%
- VOO:6.08%
株価だけでもなく、配当金の面でもVOOを凌駕する結果になっています。
5年ぐらい前の自分に教えて上げたくなる運用成績ですね(笑)
トータルリターンの結果
トータルリターンでも勿論のこと、増配ポートフォリオはVOOに勝っています。
GAFAM銘柄が注目されがちですが、米国には他にもいい銘柄があると証明になりました。
ちなみに増配ポートフォリオを今の増配率を維持した場合の将来の利回りは
- 5年後:約3.79%
- 10年後:約7.73%
- 15年後:約15.77%
- 20年後:約32.18%
- 30年後:約133.92%
30年後は凄い利回りになりました(笑)
実際にはこのシュミュレーション結果通りにはいかないと思いますが”増配率の高い銘柄”の魅力がわかって頂ける内容だと思います。
もしも、この通りに増配してくれるなら老後の生活が豊かで楽しくなりそうですね♪
まとめ
配当金投資をするなら
- 直近で配当金が欲しいならQYLDなどの超高配当銘柄に投資。
- 10年以上の長期投資予定なら増配率が高い銘柄に投資。
今回作成したポートフォリオは流石は米国を代表する企業なだけあって好成績でしたね。
これからは株価上昇率は落ちると予想されていますので、株価だけでなく増配率も大事になってくると思います。
連続増配をしながら高い増配率を出せる企業は業績がいい証拠の1つだと思いますが、たまに無理に配当金を出して罠銘柄もありますので配当性向などのチェックを忘れないようにしてください。
1日1回 応援ポチッして頂けると毎日更新する励みになります⇩⇩
にほんブログ村
以上で今回の記事を終わります。
今回の記事があなたのなにかに役に立てれば幸いです。
オススメ書籍