今回は、高配当ETFの御三家【VYM】、【HDV】、【SPYD】と話題の超高配当ETF【XYLD】、【QYLD】の運用成績の比較をしました。
銘柄の比較内容は
- 株価のチャート
- トータルリターン
- 配当金の推移
- 増配率
この4つの項目で比較していきます。
配当金生活に興味のある人の投資先に参考になる記事ですので、最後まで読んで頂ければ嬉しいです。
※2021年11月までの運用成績で比較しています。
高配当ETF【VYM】.【HDV】.【SPYD】VS. 超高配当ETF【XYLD】.【QYLD】 の比較
【VYM】.【HDV】.【SPYD】.【XYLD】.【QYLD】 の基本情報
高配当ETF
名称 | VYM | HDV | SPYD |
---|---|---|---|
設定日 | 2006年11月 | 2011年3月 | 2015年10月 |
名称 | バンガード 米国高配当株式 ETF | iシェアーズ 米国高配当株ETF | SPDR ポートフォリオS&P500 高配当株式ETF |
運用会社 | バンガード | ブラックロック | ステートストリート |
構成銘柄数 | 410銘柄 | 75銘柄 | 79銘柄 |
分配金利回り | 2.68% | 3.42% | 4.90% |
配当月 | 3.6.9.12 | 3.6.9.12 | 3.6.9.12 |
経費率 | 0.06% | 0.08% | 0.07% |
超高配当ETF
名称 | XYLD | QYLD |
---|---|---|
設定日 | 2013年6月 | 2013年12月 |
名称 | グローバルX S&P 500 ・カバード・コール ETF | グローバルX NASDAQ100 ・カバード・コール ETF |
運用会社 | グローバルX | グローバルX |
構成銘柄数 | 507銘柄 | 103銘柄 |
分配金利回り | 9.01% | 11.38% |
配当月 | 毎月 | 毎月 |
経費率 | 0.60% | 0.60% |
高配当ETFと超高配当ETFの大きな違いは、信託報酬は圧倒的に高配当ETFが安く、配当利回りは超高配当ETFの方が数倍高い点が違います。
運用年数はVYMがもっとも古く、その他のETFの運用年数はそこまで大きな年数の違いはありません。
個人的にはXYLDとQYLDがSPYDより古いETFだったことが以外でした。
XYLDとQYLDは日本での取扱いが最近ですので、SPYDより新しいETFだと勘違いしていたようです。
ETFの紹介記事
【SPYD】(SPDR ポートフォリオS&P 500 高配当株式ETF)の解説
【XYLD】グローバルX S&P500・カバード・コール ETFの解説
【QYLD】グローバルX NASDAQ100・カバード・コール ETFの解説
【VYM】.【HDV】.【SPYD】.【XYLD】.【QYLD】の株価の比較
株価の比較チャート
Yahoo Finance 引用
- 1位:VYM
- 2位:HDV
- 3位:SPYD
- 4位:XYLD
- 5位:QYLD
直近5年での株価は、高配当ETFの3つの勝ちです。
超高配当ETFの2つの株価はコロナショック前の水準に回復していないと言う残念な状況です。
株価の値動きは高配当ETFのVYMの勝ち!!
トータルリターン
配当金込みのトータルリターンの場合でもVYMが一番高く、続いてはXYLDとQYLDになります。
下落幅も超高配当ETFの2つの方が小さいく、SPYDが一番残念な結果になりました。
株価の値上がり率はイマイチですが、利回り10%前後の配当金の力は伊達ではないようですね。
でも、最古参のVYMには勝てないようですけどね。
トータルリターンは高配当ETFのVYMの勝ち!!
配当利回りの推移と増配率
2015年から2020年までの年初来の配当利回り推移
配当利回りの推移一覧表
配当利回りでは流石に超高配当ETFの2つが強いですね。
SPYDの2015年の利回りの低さは運用開始された年で配当金が1年分の満額でなかったので、利回りは低いのは仕方ありません。
VYMは運用成績はいいですが、配当利回りだけで見ると物足りなさを感じますね。
配当金に関しては超高配当ETFのQYLDの勝利!!
平均増配率の比較
年数 | VYM | HDV | SPYD | XYLD | QYLD |
---|---|---|---|---|---|
3年 (2018年~2020年) | 約4.79% | 約7.48% | 約0.3% | 約8.08% | 約-2.09% |
5年 (2016年~2020年) | 約7.12% | 約7.23% | 約1.93% | 約25.78% | 約5.63% |
増配率はVYMとHDVが安定しているイメージで、後は安定感がありません。
XYLDは物凄く増配しているように見えますが、2020年に投資している指数の変更をしているようで、それまでの運用成績がイマイチだったようなので、物凄く増配しているように見えます。
安定した増配を求めるなら、VYMかHDVが良さそうですね(HDVは2021年度11月までは減配傾向ですが)。
増配に関しては高配当ETFのVYMとHDVの勝ち!!
まとめ
高配当ETF【VYM】.【HDV】.【SPYD】VS. 超高配当ETF【XYLD】.【QYLD】 の比較の結果
分配金だけ欲しいなら、QYLD!!
資産額増加&増配を求めるなら、VYM!!
今回、5つのETFの運用成績をまとめて思ったことは
下落に弱く、分配金が安定しないSPYD微妙じゃない?
って、思いました(笑)
私はSPYDを保有しているので少し残念な気分になりましたが、墓まで道連れ予定でSPYDは購入したので売りませんけどね。
現状の運用成績でオススメするなら、増配を期待できて将来性のあるVYMと将来性はあまり期待できないけど直近なら利回り10%前後の強い味方になってくれるQYLDの組合せがいいのではないかと思います。
でも残念なことに、評価益はあまり期待できませんけどね。
現在、高配当ETFをどれを購入しようか検討しているなら、今回の記事を参考にして頂ければと思います。
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以上で今回の記事を終わります。
今回の記事があなたのなにかに役に立てれば幸いです。
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