今回は、世界規模で需要が急拡大中の半導体ETF『【SMH】ヴァンエック ベクトル半導体ETF』について解説します。
半導体は電子機器などの製造には欠かせない存在で、今後も更に市場が成長が期待できる投資先です。
運用成績はS&P500どころか、QQQよりも運用成績がいいETFです。
今後の投資先として参考になりますので、最後まで読んで頂ければ嬉しいです。
SMHの概要
【SMH】正式名称:ヴァンエック ベクトル半導体ETF
投資内容は、MVIS米国上場半導体25インデックスに連動する投資成果を目指して運用されています。
米国をメインにその他の国の半導体銘柄に投資をしているETFです。
※2021年8月のデータ参照。
基本情報
名称 | ヴァンエック ベクトル半導体ETF |
運用会社 | ヴァンエック社 |
構成銘柄数 | 25銘柄 |
分配金利回り | 0.60% |
決算日 | 12月 |
経費率 | 0.35% |
投資銘柄は25銘柄と少なく、米国以外の国にも投資をしていることもあり信託報酬0.35%と高くなっています。
配当金は年に一度で利回りも0.60%と低いですが、SMHはインカムゲインではなくキャピタルゲイン狙いのETFですのであまり気にしなくていいと思います。
半導体ETFは他にも【SOXX】と言うETFもありますが、SBI証券や楽天証券などで取扱いをしていませんので、半導体ETFが欲しいなら【SMH】になります。
半導体レバレッジETF
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SMHの構成銘柄上位10銘
名前 | 資産の割合 |
---|---|
台湾半導体製造株式会社 ADR | 14.10% |
株式会社エバイディア | 10.00% |
アズム ホールディング NV ADR | 5.74% |
クアルコム株式会社 | 5.08% |
アドバンスト・マイクロ・ディバイズ株式会社 | 4.99% |
インテル株式会社 | 4.90% |
テキサス・インスツルメンツ株式会社 | 4.87% |
株式会社ブロードコム | 4.85% |
株式会社ミクロンテクノロジー | 4.59% |
アプライド マテリアルズ株式会社 | 4.50% |
聞きなれない銘柄が多いですが、インテルやクアルコムなど有名な企業も構成銘柄に組入れられています。
上位10銘柄で投資割合の6割以上になりますが、元の投資銘柄数が少ないので1つの銘柄に偏った投資の仕方をしているわけではありません。
SMHの構成セクター比率
半導体銘柄のみで構成されていますので、セクターはハイテクセクターだけです。
SMHの国別構成比率
投資先の国は米国が7割以上となっています。
その他は、中国・台湾・オランダ・フランスの半導体銘柄に投資をしています。
SMHとS&P500とQQQ 株価の比較チャート
- 青:SMH
- オレンジ:S&P500
- 水色:QQQ
S&P500やQQQよりもコロナショック以降の株価上昇率は上回る運用成績を上げています。
これからの需要も考えると更に成長が期待できますので、どこまで株価上昇するのかが楽しみですね。
分配金と増配率の推移
分配金と増配率の推移一覧
分配金は一応は、長期で見れば右肩上がりで成長はしています。
ただ、安定感はまったくありませんし、利回りは0.6%と低いので分配金はオマケだと思った方がいいですね。
メリット・デメリット
メリット
株価上昇率が凄い。
SMHでもっとも評価する点です。
株価上昇率はGAFAM銘柄で株価急上昇したQQQよりも上回る運用成績を上げていますし、半導体はこれから更に需要が伸びますので将来性もあります。
デメリット
分散投資には向いていない。
SMHは言うならテーマ型ETFですので、投資先には偏っています。
経費率が高い。
信託報酬0.35%と投資内容を考えると仕方ないかもしれませんが、維持費が高くなっています。
運用方法
SMHは配当金を求めるETFではなく、キャピタルゲイン狙いのETFです。
運用成績は抜群でも投資先が偏ってしまうのは、リスクが高いので避けたいところです。
VOOなどのインデックス投資のETFを組み合わせての運用をした方が安全でいいと思います。
まとめ
SMHについてまとめると
- 半導体銘柄に投資をしたテーマ型ETF。
- 株価の値動きはQQQより上。
- 分配金はあまり期待できない。
- 信託報酬0.35%と維持費が高い。
最近は半導体不足で自動車や電子機器などの製造ができないことから、世界各国で半導体製造に力を入れています。
これから、ハイテク化がすすむ世界では半導体は今よりもずっと必要な物になってくると予想されています。
インカムゲインよりキャピタルゲイン派の人は一度、SMHへの投資をおすすめします。
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以上で今回の記事を終わります。
今回の記事があなたのなにかに役に立てれば幸いです。
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