今回は、先進国高配当ETF『【FGD】ファースト・トラスト・ダウ・ジョーンズ・グローバル・セレクト・ディビデント・インデックス・ファンド』について解説します。
先進国の高配当銘柄に投資している、なかなか面白いETFですので今後の投資先として参考にして頂ければ嬉しいです。
【FGD】ファースト・トラスト・ダウ・ジョーンズ・グローバル・セレクト・ディビデント・インデックス・ファンドの概要
【FGD】ファースト・トラスト・ダウ・ジョーンズ・グローバル・セレクト・ディビデント・インデックス・ファンド
名前長すぎですね(笑)
投資内容は先進国25ヵ国の高配当銘柄に投資をしています。
先進国の5年以上の配当金の支払い実績がある銘柄から選定されています。
複数の国に分散投資したい人にオススメのETFになっています。
※2022年3月のデータ参照。
FGDの基本情報
名称 | ファースト・トラスト・ダウ・ジョーンズ・ グローバル・セレクト・ディビデント・インデックス・ファンド |
運用会社 | ファースト トラスト |
構成銘柄数 | 97銘柄 |
分配金利回り | 5.50% |
決算日 | 3.6.9.12 |
経費率 | 0.57% |
構成銘柄は97銘柄に投資されいます。
信託報酬は0.57%と少し高い気がしますが、複数の国に投資をしているので多少高くなるのも仕方ないと思います。
配当利回り5.5%以上と高配当なETFになります。
FGDの購入はSBI証券や楽天証券、マネックス証券で購入可能です。
FGDの構成銘柄上位10銘
名前 | 資産の割合 |
---|---|
ラブラドール鉄鉱石ロイヤリティ株式会社 | 2.06% |
メリッツ証券株式会社 | 1.83% |
テレフォニカSA | 1.74% |
エナガス SA | 1.72% |
フォルテスキュー・メタルズ・グループ | 1.67% |
ナビエント株式会社 | 1.52% |
韓国産業銀行 | 1.51% |
ブリティッシュ・アメリカン・タバコPLC | 1.49% |
プラス500株式会社 | 1.44% |
マフレSA | 1.43% |
全然聞き覚えがない銘柄ばかりです(笑)
ブリティッシュ・アメリカぐらいは流石に分かりますが、他国の企業でよくわかりません(笑)
FGDの構成セクター比率
構成セクター比率一覧
構成セクターは5割近くは金融セクターと金融危機のときには大暴落間違い無しの構成になっています(笑)
その他にも投資はされていますが、金融セクターが多すぎるので分散投資の面は微妙になってきます。
FGDの国別構成比率
国別構成割合一覧表
複数の国に投資をしているETFには珍しく、米国への投資が2番目になっており1番にカナダになっています。
日本には6%ぐらいとそこそこ投資をしているようですね。
FGDの株価の推移
FGDとS&P500株価の比較チャート
- 青:FGD
- オレンジ:S&P500
FGDではS&P500にはまったく歯が立たないようです。
コロナショック時の大暴落は構成セクターから予想通りの大暴落をしています。
定期的に購入するには向いていないETFですね。
FGDのトータルリターン
トータルリターンでもS&P500には勝てませんし、下落率も大きいと残念な成績になっています。
ただ、運用成績はコロナショック時の大暴落から株価復活しており、右肩上がりで成長はしているので投資対象として見てもよさそうですね。
FDGの分配金利回りと増配率の推移
分配金(配当金)と増配率の推移
分配金(配当金)と増配率の推移一覧
10年単位で見ると増配はしていますが、基本的に減ったり増えたりの繰り返しで少しずつ増配をしています。
一応は長期で見れば増配も期待していいのかな?と思いたいです。
配当(分配金)利回りの推移
コロナショック時は配当利回り10%越えのだったようです。
2020年はFGDは増配していますので、底値で購入できたなら、株価と配当金でかなりのリターンが出てたようです。
その他のときは利回り4%~6%ぐらいのようです。
FGDの平均増配率
年数 | 平均増配率 |
---|---|
3年 | 1.48% |
5年 | 5.72% |
10年 | 1.73% |
ここ数年は増配率が減っているようですが、一応は少しずつは配当金は増えているようです。
もう少しだけでいいので、安定して増配してくれればいい配当金投資先になりそうなので知っておいていいかも知れませんね。
メリット・デメリット
メリット
高配当と多少は増配を期待できる
利回り5%ぐらいと長期では増配してETFです。
それと利回り5%台のETFで、多少ですが増配しているETFは珍しいので貴重なETFかも知れません。
先進国に分散投資
先進国の高配当銘柄に投資できますので、個人ではなかなか投資できない内容になっています。
デメリット
○○ショックに弱い
上記でも述べてきましたが、金融セクターに偏った投資をしているので大暴落にとても弱いです。
経費率が高い
信託報酬0.57%は他の高配当ETFのSPYD、HDV、VYMに比べると10倍近くの維持費になります。
もう少し安くして欲しいですね。
運用方法
FGDは暴落に弱いため、大暴落があったときに購入するETFだと思います。
普段から少しずつ購入してもいいと思いますが、コロナショック時の暴落率を見るとあまりオススメできません。
評価
FGDについてまとめ
- 投資先は先進国の高配当銘柄。
- 配当利回り5以上。
- 金融セクターに偏った投資をしているので大暴落に弱い。
- 株価の値上がりは微妙。
個人的には好きな内容のETFですが、投資するかと言われたら微妙ですね(笑)
市場暴落時に購入できたら大きなリターンが期待できるETFですが…暴落時なら他の銘柄に投資をする気がします。
増配率がもう少し高ければ購入を検討してもいいと思うので、今後の増配に期待したいなと思います。
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以上で今回の記事を終わります。
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