今回は、最強のハイテク レバレッジETF『【TECL】Direxion デイリー テクノロジー株 ブル3倍 ETF』について解説します。
運用成績は凄いですが、レバレッジ商品なので、普通の株よりも超ハイリスクですので気をつけてください。
株の調子がいいときは、レバレッジ商品がよく話題に上がりますが、よく投資内容を理解してから投資をするようにしてください。
TECLの概要
【TECL】正式名称:Direxion デイリー テクノロジー株 ブル3倍 ETF
投資内容は、テクノロジー・セレクト・セクター指数の運用実績の3倍(300%)の投資成果を目指して運用されています。
コロナショック以降、市場の株価上昇の立役者のテクノロジー銘柄にレバレッジを効かしたETFですので、運用成績が物凄いことになっているETFです。
※2021年6月のデータ参照。
基本情報
名称 | Direxion デイリー テクノロジー株 ブル3倍 ETF |
運用会社 | Direction社 |
構成銘柄数 | 73銘柄 |
分配金利回り | 0.40% |
決算日 | 12月 |
経費率 | 1.01% |
レバレッジ商品なので仕方ないかもしれませんが、信託報酬は1%以上とかなり高い維持費が必要になります。
TECLはキャピタルゲイン(売却益)を期待するETFです。
配当金を期待するだけ無駄ですので、配当利回りは確認する必要はあまりありません。
TECLの購入はSBI証券や楽天証券から購入できます。
構成銘柄上位10銘
銘柄名 | 構成割合 |
---|---|
アップル | 16.28% |
マイクロソフト | 15.49% |
ビザ | 3.17% |
エヌビディア | 3.16% |
マスターカード | 2.61% |
PayPalホールディングス | 2.50% |
アドビ・システムズ | 1.97% |
インテル | 1.93% |
シスコ・システムズ | 1.84% |
セールスフォース・ドットコム | 1.71% |
構成銘柄は、アップルとマイクロソフトで3割以上の割合で投資をしています。
その他の銘柄も聞き覚えがある銘柄が多いですね。
構成セクター比率
構成セクター比率一覧表
投資先のセクター構成は、9割近くテクノロジー関連銘柄で構成されています。
後は、金融関連と工業関連の銘柄が少々混じっているようです。
TECLとS&P500とQQQ 株価の比較チャート
- 青:TECL
- オレンジ:S&P500
- 水色:QQQ
TECLの前では、S&P500もQQQも債券のような小幅値動きに見えますね。
しかし、コロナショック時の暴落は絶望的です。
株価暴落後から、現在は大きく株価上昇していますが、その後も株価が大きく下落しているときがあり、メンタルが強い人でないとTECLを保有するのは難しそうですね。
分配金の推移
年数 | 分配金 |
---|---|
2012 | $0.00 |
2013 | $0.00 |
2014 | $0.00 |
2015 | $0.00 |
2016 | $0.00 |
2017 | $0.01 |
2018 | $0.04 |
2019 | $0.06 |
2020 | $0.21 |
一応、分配金に関して一覧表としてまとめました。
2017年以降は一応分配金が出ていますが、今後もきちんと出るかは不明です。
分配金はオマケだと思った方が賢明ですね。
メリット・デメリット
メリット
大きな値上がり益が期待できる。
メリットは値上がり益が凄いの一言に限ります。
デメリット
分配金がほとんどない。
値上がり益のみ期待するETFですので、分配金は期待できません。
維持費が高い。
信託報酬1.01%と日本の投資信託でも高いと思う水準になっています。
ハイリスク過ぎる。
通常より3倍の利益あると言うことは、通常より3倍の損失を出す可能性があります。
もし購入を検討するなら、本当によく考えてから購入してください。
運用方法
TECLはハイリスク・ハイリターンなETFですので、長期での運用はしない方がいいと思います。
購入するとしても株価暴落時に購入しないと、痛い目を見ることになります。
もしポートフォリオに組入れたいなら、1~2割程度の割合に収めるのがいいと思います。
まとめ
TECLについてまとめると
- テクノロジー関連銘柄にレバレッジ3倍をかけたETF。
- 運用成績はS&P500やQQQよりもはるかに上の成績。
- レバレッジ商品だから、ハイリスクハイリターンなので注意が必要。
- 分配金は期待しない。
- 信託報酬1.01%と維持費が高い。
もし、過去に戻れるとしたら私はきっとTECLに全力で投資しすると思います。
そして、億万長者へ...。
まぁ不可能ですけどね(笑)
ハイテクセクターは、今後の需要を考えると成長の期待が出来るセクターですので、気になっている人は多いと思います。
しかし、レバレッジETFは取り扱いが難しいETFですので、よく考えてから購入するようにしてください。
投資は容量用法を守って堅実に投資をしてください。
1日1回 応援ポチッして頂けると毎日更新する励みになります⇩⇩
にほんブログ村
以上で今回の記事を終わります。
今回の記事があなたのなにかに役に立てれば幸いです。
オススメ書籍
関連記事
10年で株価が約15倍以上!?脅威の成績『【CURE】Direxion デイリー ヘルスケア株 ブル3倍 ETF 』について解説
暴落に強い『楽天・米国レバレッジバランス・ファンド【愛称:USA360】』について解説
ヘッジファンドの帝王、レイ・ダリオのポートフォリオ『オール・シーズンズ戦略』を紹介