今回は、毎月配当金もらえて運用成績も悪くない『【DLN】ウィズダムツリー 米国大型株配当ファンド』について解説します。
DLNはSBI証券とマネックス証券なら買付手数料無料で買えるETFですので、他のETFより購入しやすいETFです。
今後の投資先として参考になりますので、最後まで読んで頂ければ嬉しいです。
DLNの概要
【DLN】正式名称:ウィズダムツリー 米国大型株配当ファンド
投資内容はウィズダムツリー大型株配当指数に連動する投資成果を目指して運用されています。
投資先は、米国市場において配当を支払う時価総額の大きい企業に投資をしています。
※2021年8月のデータ参照。
基本情報
名称 | ウィズダムツリー米国株高配当ファンド |
運用会社 | ウィズダムツリー |
構成銘柄数 | 約300銘柄 |
分配金利回り | 2.2% |
決算日 | 毎月 |
経費率 | 0.28% |
構成銘柄数は約300銘柄の米国大手企業で構成されています。
分配金利回りは2.2%とそこそこで、毎月が配当日ですので配当金生活やFIREに興味がある人におすすめです。
信託報酬0.28%と他の大手の高配当ETFより維持費は高いですが、SBI証券とマネックス証券なら買付手数料無料です。
構成銘柄上位10銘
名前 | 資産の割合 |
---|---|
マイクロソフト株式会社 | 6.00% |
アップル株式会社 | 4.41% |
ジョンソン・エンド・ジョンソン | 3.18% |
ベライゾン・コミュニケーションズ株式会社 | 2.55% |
JPモルガン・チェース・アンド・カンパニー | 2.46% |
株式会社AT&T | 2.38% |
フィリップ・モリス・インターナショナル株式会社 | 2.34% |
プロクター・アンド・ギャンブル社 | 2.17% |
ザ・ホーム・デポ株式会社 | 2.13% |
アルトリアグループ株式会社 | 1.90% |
大手企業の配当金を出している企業に投資をしているだけあって、有名な企業の名前がずらりと並んでいます。
また、無配の企業は含まれていませんので、Amazonなどの無配の大手企業は場外されているのがDLNの特徴となっています。
DLNの構成セクター比率
セクター比率一覧
テクノロジーや金融など景気敏感セクターが多い気がしますが、それでもセクターはバランスよく投資をしているようです。
DLNとVYMとS&P500 株価の比較チャート
- 青:DLN
- オレンジ:S&P500
- 水色:VYM
株価のチャートはS&P500には適いませんが、同じ高配当ETFで運用成績がいいと評判のVYMよりも株価上昇をしています。
コロナショック時の暴落はS&P500やVYMと同じぐらいのようです。
・配当金込みのトータルリターンの場合
トータルリターンでもS&P500には勝てず、VYMよりも少しいいようです。
VYMは年間の配当日は4回ですが、DLNは毎月が配当日です。
どちらを保有するかべきかは、お好みの方で良さそうです。
分配金と増配率の推移
分配金と増配率の推移一覧
直近10年で約2倍以上の増配をしています。
毎月分配型のETFで増配を期待できるETFは、なかなか珍しいので配当金生活をしたいと思っている人には、投資先として検討の余地ありだと思います。
・配当利回りの推移
配当利回りは、普段は2%前半でコロナショック時の暴落時でも4%と高配当ETFと言う割にはあまり利回りは高くありません。
DLNは配当利回りで銘柄を選ぶのではなく、配当金を出している大手企業から選んで投資をしていますので、成熟企業が多いのであまり利回りは低くなっているようです。
メリット・デメリット
メリット
毎月分配型。
毎月分配型のETFは安定的な収入源になりますので、配当金生活向きです。
ある程度の成長を期待できる。
株価上昇率はS&P500には劣りますが、長期で見れば株価は上昇していますし、増配もしています。
一部証券会社なら買付手数料無料。
SBI証券とマネックス証券でなら購入手数料無料です。
デメリット
利回りがそこまで高くない
将来的には配当金は期待できますが、直近利回りは2%台とあと一歩足りない利回りになっています。
信託報酬が高い。
DLNの信託報酬は、有名な高配当ETFに比べるとかなり割高です。
運用方法
増配率と暴落時にある一定金額をまとめ買いして、配当金投資として運用するのがいいと思います。
また、下落に弱いので、他のセクターか債券で暴落対策をしておいた方がいいと思います。
まとめ
DLNについてまとめると
- 毎月分配型+連続増配ETF。
- 暴落に弱い。
- 株価上昇はS&P500に勝てない。
- 経費率0.28%と他の高配当ETFより高い。
- SBI証券とマネックス証券なら買付手数料無料。
DLNは運用成績は悪くなく、SBI証券とマネックス証券なら買付手数料無料と優良ETFです。
しかし、信託報酬が少し高いのは悩みのタネですね。
今後、信託報酬の引き下げをしてくれたら、もっと流行りそうなETFだと思います。
以上で今回の記事を終わります。
今回の記事があなたのなにかに役に立てれば幸いです。
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