今回は、配当利回りもよく、毎月分配型、株並みの利益を狙える債券ETF『【BLV】バンガード・米国長期債券ETF』について解説していきます。
BIVはBNDと同じ債券ETFで毎月分配型ですが、10年以上の債券に投資しているので、短期債券よりはリスクが大きいですが、その分だけ利益も大きく得られる債券ETFです。
BNDやAGGの債券ETFでは物足り人にオススメのETFです。
今後の投資先として参考になりますので、最後まで読んで頂ければ嬉しいです。
BLVの概要
バンガード・米国長期債券ETF(愛称:BLV)といいます。
投資内容は、ブルームバーグ・バークレイズ・キャピタル長期国債/クレジット指数に連動する運用成績を目指して運用されているETFです。
BLVは、米国債、投資適格社債、国際債券のうち、償還期間が10年を超え発行残高が中規模以上の銘柄で構成されています。
つまり、国債と債券を合わせたETFになっており、10年以上の長期国債・債券を扱っています。
※2021年3月のデータ参照。
基本情報
名称 | バンガード・米国長期債券ETF |
運用会社 | バンガード |
構成銘柄数 | 2684銘柄 |
分配金利回り | 約3.64% |
決算日 | 毎月 |
経費率 | 0.05% |
投資先は2684銘柄とかなり多く、信託報酬は0.05%とかなり安いです。
しかも、債券ETFなのに配当利回りが3.64%と高配当になっていて、配当月は毎月ですので安定した配当生活をしたい人にオススメの内容になっています。
格付別データ
項目 | 保有比率 |
---|---|
AAA | 1.8% |
AA | 6.3% |
A | 22.2% |
BBB | 30.2% |
米国政府 | 39.5% |
投資先は4割近くが米国政府で、次にBBB格が多いです。
BNDやAGGの保有する債券はAAA格が多いですがBLVは少し信用力が低いですが、国債の保有やBBB格以下を保有していないことから、特に問題のないです。
構成セクター比率
セクター比率一覧
セクター構成は米国と産業企業が多いようです。
投資先が国と優良企業で2600以上に投資しているので、1つ企業が倒産しても心配ないので、株に投資をするのが怖い人にオススメできます。
BLVとS&P500とBND 株価の比較チャート
S&P500指数とBLVと同じ運用会社+債券ETFのBNDと株価の比較チャートです⇩⇩
- 青:BLV
- オレンジ:S&P500
- 水色:BND
コロナショックの暴落のときの下落の小ささは、BND>BLV>S&P500の順番になります。
株価の値動きは、BNDよりも大きく値動きをしています。
最近の株価上昇で債券は値下がりしているので、かなり株価下落をしています。
分配金と増配率の推移
分配金と増配率の推移一覧
分配金は低金利時代なので減配傾向にありますが、2020年だけドカッと増配しています。
2020年は売却益の特別配当があったようなので、増配しているようですので普段は無いもと思った方がいいですね。
※このことから、2020年だけは配当利回り6%以上あったのは特別だったので上記の『基本情報の分配金利回り』は3.6%にしています。
メリット・デメリット
メリット
毎月分配型+高配当。
BLVは毎月分配型のETFで配当金利回りも3.6%あるので、将来の配当金生活をしたい人にオススメです。
暴落耐性が株より強い。
債券にしては値動きが大きいですが、それでも株よりは暴落時の下落は少ないです。
デメリット
短期債券より安定感がない。
長期国債・債券は短期国債・債券よりもリスクのある金融商品になりますので、値動きが大きくなります。
ただ、今までの成績は長期国債・債券の方がいいので人によってはメリットと思う点ではあります。
世は低金利時代。
現在進行形で経済不況で、金融対策で低金利ですので今後も減配する確率が高いです。
運用方法
BLVの運用方法は上記でも記載しましたが
- リタイア後に配当金生活を検討している人。
- 投資をしたいが株への投資は怖いと思っている人。
- 暴落対策に債権に投資を検討してBND、AGGでは物足りないと思ってる人。
この3点に覚えがある人に特にオススメです。
まとめ
BLVについてまとめると
- 長期国債・債券の組み合わせのETF。
- 短期債券より値動きが大きい。
- 毎月分配型で配当金利回り3.6%と配当金生活向け。
- 低金利時代なので減配の恐れあり。
BIVは下手に株に投資するよりは、安心してそこそこの成績を上げれる可能性があるETFです。
投資先の倒産をほとんど心配しなくていいで安心感がありますね。
しかし、BNDやAGGのように安定感がないので過信しすぎてもダメです。
現在、暴落対策+配当金生活を検討しているなら一度、BIVへの投資を検討して見てください。
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以上で今回の記事を終わります。
今回の記事があなたのなにかに役に立てれば幸いです。
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