今回は、不況でも安定して運用できる『【XLU】公益事業セレクト・セクター SPDR ファンド』についての解説していきます。
暴落対策ための投資先を探している人にオススメのETFなので、最後まで読んで頂ければ嬉しいです。
XLUの概要
公益事業セレクト・セクター SPDR ファンド(愛称:XLU)と言います。
投資先は、ユーティリティ・セレクト・セクター指数に連動するように投資をしています。
主な内容はS&P500に組入れられている、通信サービス、電力供給、天然ガス販売の企業に投資をしています。
※2021年3月のデータ参照。
基本情報
名称 | 公益事業セレクト・セクター SPDR ファンド |
運用会社 | ステートストリート |
構成銘柄数 | 29銘柄 |
分配金利回り | 約3.2% |
決算日 | 3.6.9.12 |
経費率 | 0.13% |
構成銘柄は投資先が大手だけなので少ないです。
信託報酬は0.13%と配当金利回りは3.2%と少し安い維持費の高配当ETFになっています。
構成銘柄上位10銘
名称 | ファンドの割合 |
---|---|
ネクステラ・エナジー:NEE | 17.17 |
デューク・エナジー:DUK | 7.79 |
サザン:SO | 7.32 |
ドミニオン・エナジー:D | 6.95 |
エクセロン:EXC | 4.81 |
アメリカン・エレクトリック・パワー:AEP | 4.66 |
センプラ・エナジー:SRE | 4.30 |
エクセル・エナジー:XEL | 3.78 |
PSEG:PEG | 3.38 |
エバーソース・エナジー:ES | 3.26 |
投資先がS&P500に組入れ銘柄なだけあり大手企業が多いですね。
組み入れ割合は、ネクステラ・ネナジーが多めになっていますね。
後、連続増配で有名な企業が上位を占めています。
構成セクター比率
セクターは公益事業のみで構成されています。
XLUとS&P500 株価の比較チャート
- 青:XLU
- オレンジ:S&P500
株価はあまり値動きは大きくないようです。
コロナショック時の下落からはまだ回復していないのは残念な結果になっています。
分配金と増配率の推移
分配金と増配率の推移一覧
分配金は少しずつですが、減配することなく増配しています。
株価の値上がりはイマイチですが分配金目当てでの投資には良さそうですね。
メリット・デメリット
メリット
暴落対策になる
値動きは暴落時でもS&P500に比べると値下がりが小さく、S&P500が下落しているときは逆に値上がりしている時もあるので、暴落対策にポートフォリオに組み入れてもよさそうです。
分配金に期待できる
分配金は少しずつですが、増配していて配当金利回り3.2%もあるので、配当金投資に向いているETFです。
デメリット
成長率がイマイチ
株価は安定していますが。その代わりに値上がり率はイマイチです。
セクターが偏っている
セクター別ETFなので仕方ないですね。
運用方法
運用方法としては、暴落耐性が強いETFですので長期運用のポートフォリオに組み入れるのはオススメします。
しかし、値上り率はあまり期待できないので大きく利益を出したいのなら、ポートフォリオの割合を1,2割程度に抑えておいた方がいいいと思います。
まとめ
【XLU】公益事業セレクト・セクター SPDR ファンドについてまとめると
- XLUは公益事業特化型ETF。
- 値動きは安定しているが、あまり値上がり益は期待できない。
- 分配金は順調に増配している。
XLUは安定感があるので、暴落対策に債券の代わりにXLUを購入してもいいかも知れませんね。
公益事業は、経済不況の時でも需要がる安定したセクターですので、今後も安定した運用に期待がもてます。
贅沢を言えば、増配率がもっと高ければいいのになと思います(笑)
以上で今回の記事を終わります。
今回の記事があなたのなにかに役に立てれば幸いです。
オススメ書籍
関連記事
実は高配当ETF『【XLE】エネルギー・セレクト・セクター SPDR ファンド』についての解説
暴落に強いセクターETF『【XLP】生活必需品セレクト・セクター SPDR ファンド 』