不況でもある一定の需要は安定的に見込めることで、暴落時でも株価下落に強い”公益事業セクター”
ポートフォリオの下落対策にオススメのセクターです。
今回は、公益事業ETFに投資するならどれがいいのか【VPU】、【XLU】、【JXI】の公益事業セクターETFの比較をします。
今後の投資先の参考になりますので、最後まで読んで頂ければ嬉しいです。
【VDE】VS.【XLE】VS.【IXC】比較
検証内容
検証内容は
- 基本情報の内容
- チャート比較
- 増配率
この項目で比較していきます。
※2021年6月までのデータ参照。
基本情報の比較
基本情報で比較すると
- 信託報酬はVPUが一番安く、JXIが一番高い。
- 配当利回りはJXIが一番高い。
- ETFの規模はXLU >VPU >JXI 。
信託報酬はVPUが一番安いですが、XLUとそこまで大きな違いはありません。
JXIはグローバルな投資をしているだけあって信託報酬は高いです。
配当利回りは、3銘柄ともに3%以上ありますが、JXIが利回りが高くなっています。
比較対象のETFの詳しい解説記事一覧
米国 エネルギーETFの比較チャート
【VDE】、【XLE】、【IXC】比較したチャートです⇩⇩
株価上昇率の順位は
- 1位、JXI
- 2位、VPU
- 3位、XLU
株価上昇率は、JXIが一番いいようですが、そこまで大きな違いはありません。
XLUが他の2つのETFに比べると、一番成績が悪いときが多い感じがします。
問題があるとしたら、3銘柄ともコロナショック前の株価の推移に未だに回復していない点は投資対象として減点ですね。
・トータルリターン(配当金込み)の運用成績を比較チャートです⇩⇩
配当金込みだと順位は
- 1位、JXI
- 2位、XLU
- 3位、VPU
本当に僅差ですが、トータルリターンでもJXIが一番成績が良く、下落幅も少ないです。
増配率の比較
直近10年間の増配率と減配回
直近10年の増配率の順位
- 1位、XLE
- 2位、VPU
- 3位、JXI
増配率はXLUが一番よく、しかも減配がありません。
JXIの配当金の推移は下落しており、しかも減配回数は6回とダントツで配当金に関しての成績は悪いです。
結論
運用成績を重視で考えるならJXIオススメ!!
コストと配当金を考えるなら、XLUがオススメ!!
暴落対策を考えているけど、国債・債券への投資ではなく、株で暴落対策をしたいと思っているなら、株価重視の運用ならJXIで、配当金重視の投資ならXLUへの投資が良さそうです。
公益事業セクターは安定感はありますが、その代わりに運用成績はパットしないイメージがあります。
暴落対策を考えると、どうしても株価の値動きが小さい物になるのは仕方ないですけどね。
今後、金融緩和や長期金利などが原因で荒れ相場になってきそうで、ポートフォリオの下落が怖いと言う人は、暴落前にしっかりと対策をしてください。
以上で今回の記事を終わります。
今回の記事があなたのなにかに役に立てれば幸いです。
オススメ書籍
関連記事
2020年度 米国高配当ETF【VYM】VS,【HDV】VS,【SPYD】の成績を比べて見た