今回は世界のエネルギー関連銘柄に投資をしている『【IXC】iシェアーズ グローバル・エネルギー ETF』について解説します。
エコが求められる時代になっていますが、まだまだ需要が多いセクターです。
今後の投資先として参考になりますので、最後まで読んで頂ければ嬉しいです。
IXCの概要
【IXC】正式名称:iシェアーズ グローバル・エネルギー ETFと言います。
投資内容は、エネルギーセクターのグローバル株式で構成される指数と同等の投資成果をあげることを目指して運用されています。
世界のエネルギー関連銘柄に関単に投資が出来るETFです。
※2021年4月のデータ参照。
基本情報
名称 | iシェアーズ グローバル・エネルギー ETF |
運用会社 | ブラックロック |
構成銘柄数 | 55銘柄 |
分配金利回り | 約4% |
決算日 | 6.12月 |
経費率 | 0.46% |
世界のエネルギー関連銘柄に投資をしているのに構成銘柄は55銘柄と少なく、信託報酬0.46%と高いです。
配当利回りは4%と高い配当利回りになっています。
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構成銘柄上位10銘
名前 | 資産の割合 |
---|---|
エクソンモービル株式会社 | 13.31% |
シェブロン株式会社 | 11.14% |
合計 SE | 6.80% |
ロイヤル・ダッチ・シェル PLC クラスA | 4.80% |
BP PLC | 4.75% |
ロイヤル ダッチ シェル PLC B | 4.16% |
コノコフィリップス | 4.08% |
エンブリッジ株式会社 | 3.98% |
TCエナジー株式会社 | 2.29% |
シュルンベルガー株式会社 | 2.25% |
構成銘柄上位は米国株が多いですね。
投資割合も偏っているようです。
構成セクター比率
セクター比率一覧
エネルギーセクターETFなだけあって、ほぼエネルギー関連に投資をしています。
国別構成比率
国別構成比率一覧表
投資先の国は、半分は米国に投資をしています。
後は、カナダとイギリスが多いようで、日本にはほとんど投資をされていないようです。
IXCとVT 株価の比較チャート
- 青:IXC
- オレンジ:VT
株価は、最近のエコ推進で逆行しているセクターですので株価の成績は良くありません。
コロナショックでの下落からは、今だに復活していない残念な結果になっています。
分配金と増配率の推移
分配金と増配率の推移一覧
2019年にドカッと増配して、次の年には元の分配金に戻っていますね。
それ以外は安定的な分配金を出しているようですが、増配は期待できそうにないのが残念です。
メリット・デメリット
メリット
簡単に世界のエネルギーセクターに投資ができる。
個人で色んな世界の銘柄に投資をするのは難しいです。
IXCを購入するだけで、世界のエネルギー関連銘柄に投資ができるのはメリットだと言えます。
高配当が期待できる。
増配は期待できませんが、分配金額は安定しています。
デメリット
株価成長は期待できない。
一昔前なら、とても重要があるセクターですが、地球環境問題で化石燃料を使わないようにする動きがあるので、今後の成長性はあまり期待できないと思います。
セクターが偏っている。
セクター特化型ETFなので、偏った投資をしています。
経費率が高い。
信託報酬0.46%とお高い維持費になっています。
運用方法
運用は株価の成長は期待できないので、キャピタルゲイン狙いの人にはオススメできません。
配当利回りは高いので、配当金投資をしている人でエネルギーセクターに興味がある人にはオススメです。
まとめ
IXCについてまとめると
- 世界のエネルギーセクターに投資しているETF。
- 構成銘柄は55銘柄と投資内容の割に少ない。
- 配当利回り4%と高配当ETF。
- 信託報酬0.46%高い。
- 投資先の国は半分以上は米国。
- 株価成長率は残念。
投資先のメインの国を米国として、更に他国に投資をして見たいと思っているなら、IXCへの投資を検討して見てください。
以上で今回の記事を終わります。
今回の記事があなたのなにかに役に立てれば幸いです。
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