今回は、金融危機のときこそ『【FAZ】Direxionデイリー金融株ベア3倍ETF』について解説します。
株の調子がいいときは、レバレッジ商品がよく話題に上がりますが、よく投資内容を理解してから投資をするようにしてください。
【FAZ】Direxionデイリー金融株ベア3倍ETFの概要
【FAZ】Direxionデイリー金融株ベア3倍ETF
投資内容は、ラッセル1000金融サービスインデックスのインバースの300%のパフォーマンス(手数料および経費控除前)に連動する投資成果を目指して運用されています。
金融セクターの株価が下がれば利益がでるETFになります。
FAZの真逆の値動きをするETFでF【FAS】ってのがあります。
どちらもハイリスクなETFなので取扱いにはくれぐれも注意してください。
※2023年3月のデータ参照
【FAZ】Direxionデイリー金融株ベア3倍ETFの基本情報
名称 | Direxionデイリー金融株ベア3倍ETF |
運用会社 | Direction社 |
構成銘柄数 | 142銘柄 |
分配金利回り | 0% |
決算日 | 3.6.9.12 |
経費率 | 0.95% |
レバレッジ商品ですので信託報酬は0.95%とかなり高い維持費が必要になります。
分配金は一応あるときはありますが、基本的に期待しないでください。
FAZの購入はSBI証券や楽天証券、マネックス証券で購入できます。
FASの構成銘柄上位10銘柄
FAZは金融セクターに投資をしていますので、米国の大手金融機関に投資をしています。
金融セクターのベア型なので、金融危機で大暴落すると大きなリターンが得られますね。
FASの構成セクター比率
投資先は、ほぼ金融セクターに投資をしています。
後は住宅ローン関連にも投資をしています。
【FAZ】Direxionデイリー金融株ベア3倍ETF 株価と分配金
FAZとS&P500 株価の比較チャート
- 青:FAZ
- オレンジ:S&P500
FAZはベア型…つまり株価が下落したときに値上がりするETFなので、S&P500とは正反対の値動きをしています。
定期的に見事な値上がりをしていますが、その後は酷い下落をしています。
もし、FAZを購入するなら短期での取引をオススメします。
分配金の推移
年月 | 分配金額 |
---|---|
2018 | 0ドル |
2019 | 0.4514ドル |
2020 | 0.0030ドル |
2021 | 0ドル |
2022 | 0.0009ドル |
レバレッジETFでは珍しく分配金がありますが、安定感は皆無です。
分配金は貰えたらラッキーぐらいと考えておいてください。
WEBLのメリット・デメリット
メリット
大きな値上がり益が期待できる。
タイミングをミスすると酷い損害がでますが、タイミングよく売買できれば短期で大きな利益を得ることができます。
デメリット
維持費が高い。
信託報酬0.95%と日本の投資信託でも高いと思う水準になっています。
ハイリスク過ぎる。
通常より3倍の利益あると言うことは、通常より3倍の損失を出す可能性があります。
しかも、FAZは景気敏感な金融セクターに投資したレバレッジETFです。
金融危機が来たときは資産が無くなると思ってください。
FAZの運用方法
FAZは○○ショックなどで株価が大きく下落するときのみ、購入するべきETFです。
絶対に長期保有しないでください。
そして、安易に投資をすると酷い目にあうかも知れませんので、購入するなら自己責任でよく考えてから投資をするようにしてください。
※暴落率が大きすぎるので全力での投資は推奨しません。
まとめ
FAZについてまとめると
- 金融関連銘柄にレバレッジ3倍をかけたベア型のETF。
- 金融危機のときは大きな利益が期待できる。
- レバレッジ商品だから、ハイリスクハイリターンなので注意が必要。
- 信託報酬0.95%と維持費が高い。
投資で安易に儲けようとすると破産する恐れがありますが、短期で儲けようと思うと大きなリスクを背負う必要があります。
レバレッジETFの短期でのリターンは魅力的ですが、取扱いがとても難しいです。
投資は容量用法を守って堅実に投資をしてください。
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以上で今回の記事を終わります。
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