ダウ平均のカバードコール戦略『【DJIA】グローバルX Dow 30・カバード・コール ETF』について解説

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今回は、ダウ平均のカバードコール戦略ETFの『【DJIA】グローバルX Dow 30・カバード・コール ETF』について解説します。

 

DJIAがオススメの人

  • 配当金大好き。
  • 毎月分配型のETFを探している。
  • 配当金生活向きのETF。

運用方法が分かりにくいETFですが、配当金生活(またはFIRE)をしたいと思っている人に特にオススメのETFですので、最後まで読んで頂ければ嬉しいです。

【DJIA】グローバルX Dow 30・カバード・コール ETFの概要

グローバルX Dow 30・カバード・コール ETF(愛称:DJIA)

2022年2月22日から運用開始された真新しいETFです。

 

投資内容は、カバード・コール戦略で利益を生み出そうとするもので、 Dow 30指数として知られる、ダウ・ジョーンズ工業株価平均の構成銘柄の株式を購入し、同指数を対象としたコール・オプションを売却して出た利益を分配金として出しています。

投資先はDIAと同じダウ平均ですが、カバードコール戦略を用いることで高い配当利回りを狙うETFになっています。

聞きなれない専門用語が並んでますので、簡単に解説していきます。

 

簡単にカバード・コールコール・オプションについて説明すると、

カバードコールとは?

  • 原資産を保有しながらコールオプションで売る投資方法。

コールオプションとは?

  • 指定された日に、先に決めていた権利行使価格で株を買える権利。

 

原資産が権利行使価格以上に上昇した場合は超えた部分の値上がり益を放棄することになります。

値上がり益の一部を放棄する代わりにオプション(手数料)で稼ぐというスタイルになります。

これをカバードコール戦略といいます。

 

…分かりにくいですね(笑)

『ちょっと特殊な取引きの売却益を分配金として出している。』と思えばいいかなと思います(>_<)

 

新生銀行のホームページに詳しく説明されたページがありますのでよければ、そちらをご覧ください⇩⇩

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※2022年4月のデータ参照。

DJIAの基本情報

名称グローバルX Dow 30・カバード・コール ETF
運用会社グローバルX
構成銘柄数30銘柄
分配金利回り約9.46%
決算日毎月
経費率0.60%

 

構成銘柄数は少ないですが、ダウ平均に選ばれし優良企業30社ですので特に心配はありません。

配当利回りは運用開始から1年経過していないので参考までに見てください。

信託報酬0.60%と他のカバードコール戦略ETFと同じで維持費が高くなっているのは長期運用において問題点になっています。

 

購入はSBI証券、楽天証券、マネックス証券で購入可能です。

 

その他のカバードコール戦略ETF

【QRMI】グローバルX NASDAQ 100・リスク管理・インカム ETF

【XRMI】グローバルX S&P 500・リスク管理・インカム ETF』

【QYLD】グローバルX NASDAQ100・カバード・コール ETF

【XYLD】グローバルX S&P500・カバード・コール ETF

【QYLG】グローバルX NASDAQ100・カバード・コール50 ETF

【XYLG】グローバルX S&P 500・カバード・コール 50 ETF

【JEPI】JPモルガン・米国株式・プレミアム・インカムETF

 

DJIAの構成銘柄上位10銘

ティッカーシンボル 銘柄名 構成割合 
UNHユナイテッドヘルス・グループ10.38%
GSゴールドマン・サックス・グループ6.45%
HDホームデポ5.99%
MSFTマイクロソフト5.42%
AMGNアムジュン4.93%
MCDマクドナルド4.93%
CATキャタピラー4.47%
Vビザ4.18%
HONハネウェル・インターナショナル3.78%
AXPアメリカン・エキスプレス3.59%

 

構成銘柄はダウ平均に選ばれている企業だけあり大手企業でポートフォリオを形成されています。

銘柄数30銘柄と少ないETFですが、各部門から選ばれた企業への投資をしていますのでセクターの偏りは心配ありません。

 

DJIAの構成セクター比率

  

セクターへの投資比率はハイテクセクターが一番多いですが、その他セクターへもきちんと分散投資されています。

投資銘柄が少ないとは言え、経済大国アメリカの精鋭30社で構成されている指数ですので過度な心配はないと思います。

 

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DJIAの株価の推移

DJIAとS&P500とDIA 株価の比較チャート

同じダウ平均に投資をしているDIAとS&P500の株価を比較したチャートです⇩⇩

  • 青:DJIA
  • オレンジ:S&P500
  • 水色:DIA

 

DJIAは運用期間が短すぎるのであまり参考にならないですね(笑)

一応、2022年の下落相場では下落率が低くさでS&P500よりいい成績になっていますが…。

他のカバードコール戦略ETFは値上げ益は期待できないので、多分DJIAも値上げ益は期待しない方がいいと思います。

 

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DJIAの分配金と増配率の推移

DJIAの分配金と増配率の推移

 月日  分配金額 
3月0.2231ドル
4月0.2010ドル

 

DJIAはまだ2回しか分配金が出ていないので参考にしにくいですね。

 

現在の分配金の平均額0.21205ドルで12ヶ月分の分配金額年間2.5446ドルと仮定して、DJIAの株価24.99ドルで利回り計算すると約10.18%ほど利回りがあることになります。

XYLDやQYLDと同じぐらいの利回りは期待できそうな実績になっています。

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DJIAのメリット・デメリット

DJIAのメリット

毎月分配型で高配当

DJIAなどグローバルX社のカバードコール戦略ETFの最大の魅力です。

配当金生活したいなら検討してもいいのではないかと思います。

投資先は信用できる

投資先はダウ平均ですので、投資先の信用度がかなり高いです。

QYLDのデメリット

投資内容が分かりにくい。

上記で説明した通り、投資内容が分かりにくくリスクがどのくらいあるのかわかりにくいです。

『分からない物に投資をしてはいけない。』は投資の基本ですからね。

投資内容が分かりにくいなら、購入は控えた方がいいと思います。

経費率が高い

信託報酬0.6%と割高な経費率になっています。

日本ならそんなに高い水準ではないのですが、米国ETFだと同じ高配当ETFは0.06%ぐらいと維持費が10分の1になりますので、かなり高い部類に入ってきます。

運用年数が短いから未知数

DJIAは上記で説明した通り運用年数がまだ半年すら経っていません。

実は値上がりするETFか?それとも他のカバードコール戦略ETFと同じか?

未知数な点が多いのは長期投資ではデメリットだと思います。

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DJIAの運用方法

DJIA…現段階では評価しにくいETFです。

個人的にはXYLDとQYLDみたいな値動きと利回りぐらいになると思いますが、まだまだ判断材料が少なすぎます。

 

株価は買いやすい価格ですので、配当金再投資でお試しに買って見るのはいいと思いますが、ポートフォリオのコアとして運用は控えた方がいいと思います。

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まとめ

DJIAについてまとめると

  • DIAと同じダウ平均に投資をしている。
  • 運用方法が分かりにくい。
  • 運用年数が短すぎるて判断しにくい。
  • 多分、QYLDとXYLDみたいな値動きをすると思う(予想)
  • 維持費が高い。

 

カバードコール戦略ETF…ドンドン増えていきますね!!

次はどの指数でカバードコール戦略を用いたETFが誕生するのやら。

DJIAは今後どうなるのか楽しみですね。

 

まだまだ、運用年数が短いのでDJIAに興味のある人は定期的にチェックして見てください。

 

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以上で今回の記事を終わります。

今回の記事があなたのなにかに役に立てれば幸いです。

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