今回は、『MAXIS全世界株式(オール・カントリー)上場投信(2559)』について解説していきます。
これから投資をしようと思う人、投資をしている人の見直しとして記事を読んで頂ければ嬉しいです。
MAXIS全世界株式(オール・カントリー)上場投信(2559)の概要
MAXIS全世界株式(オール・カントリー)上場投信(2559)
運用開始は2020年と新しいETFです。
全世界の株式投資をしている、通称:オルカンとして投資家の中では有名なETFになります。
投資内容は、円換算した対象指数(MSCI オール・カントリー・ワールド・インデックス)に連動する投資成果を目指して運用しています。
簡単に言うと日本版VT見たいな感じですが、VTには世界中の中小型株も含みますが、オルカンは世界中の大型株のみで構成されています。
VTとオルカンのどっちがいいかと言いますと…正直どっちでもいいです(マジ)
投資をするならお好みの方をご購入ください。
オルカンの購入はSBI証券、楽天証券、マネックス証券で購入することが出来ます。
※2023年2月のデータ参照。
MAXIS全世界株式(オール・カントリー)上場投信(2559)の基本情報
名称 | MAXIS全世界株式(オール・カントリー) 上場投信(2559) |
運用会社 | 三菱UFJ国際投信 |
構成銘柄数 | 2,830銘柄 |
分配金利回り | 1.58% |
決算日 | 6,12月の各8日 |
経費率 | 0.0858% |
日本株ETFなのに信託報酬0.08%の格安と本家のVTとほぼ同じ経費率になります。
配当利回りはVTが2%台なのに対して、1.58%と少し低く、決算月は2回とVTと比べると分配金の面はVTの方が良さそうですね。
オルカンの構成銘柄上位10銘柄
引用元:三菱UFJ国際投信
全世界株式と言っても、経済大国の米国の銘柄が主体となります。
投資比率も構成銘柄数が多いこともあり、少数の銘柄に偏った投資をしているわけではないです。
オルカンの構成セクター比率
引用元:三菱UFJ国際投信
投資先のセクターはバッチリと色んな業種に投資をしていますので、いちいち分散投資のことを考える必要性はありません。
オルカンの国別構成割合
引用元:三菱UFJ国際投信
世界中に投資しているとは言え、6割合近くが米国が投資対象です。
日本は2位ですが、対して多い割合ではないのでいずれどこかの国に抜かれるかも知れませんね。
MAXIS全世界株式(オール・カントリー)上場投信(2559)の株価の推移
オルカンとVTの株価の比較チャート
- 青:オルカン
- オレンジ:VT
オルカンは普段は同じ全世界株式のVTと同じような値動きをするETFなのですが、急激なドル高の影響で大きく株価の値動きに違いが出ています。
最近のドル高の異常さがよくわかる内容のチャートになっています。
ドル高のときはいいですが、逆に急激な円高になるとオルカンの方が運用成績が悪くなるので要注意です。
MAXIS全世界株式(オール・カントリー)上場投信(2559)の分配金利回りと増配率の推移
分配金と増配率の推移
年数 | 配当金額 | 増配率 |
---|---|---|
2020 | 103円 | 0% |
2021 | 156円 | 51.45% |
2022 | 222円 | 42.30% |
運用開始されて日が浅いので参考までに見てください。
凄まじい増配率ですが、異常なドル高の影響もあるので、これからもこの勢いで増配するとは期待しない方がいいです。
しかし、VTは長期間で増配しているETFと思うとオルカンもある程度の増配は期待できるETFになります。
MAXIS全世界株式(オール・カントリー)上場投信(2559)のメリット・デメリット
メリット
株価の値上がり・増配率
株価・増配と右肩上がりで成長しいるETFです。
右肩上がりな投資先、手数料安い、分散投資はバッチリと長期投資の王道と言えるETFとも言えます。
維持費が安く、分散投資ができる
投資対象が世界各国に経費率0.0858%の格安で投資できます。
個人では難しいことが、このETF1本で出来るのだから凄い事だと思います。
デメリット
配当利回りが低い
配当金がメインの金融商品ではありませんので、高配当ETFなどに比べると配当利回りは低い水準になります。
短期では大きな利益は出にくい
インデックス投資向けの投資商品は長期投資ならリターンは期待できますが、短期ではあまり大きなリターンは期待できません。
短期で稼ぎたい人向けのETFではありません。
MAXIS全世界株式(オール・カントリー)上場投信(2559)の運用方法
オルカンは単純に毎月積立投資をすればいいと思います。
投資信託の方でもいいのですが、ETFなら配当金再投資で違う銘柄を購入したりと自由度が上がるので長期投資を楽しみたい方にはETFの方をおすすめします。
2024年から始まる新NISAで運用する分なら配当金が税金に搾取されることもないので、新NISAのコアとしての投資先としても検討していいと思います。
↑↑以前に書いた、VTの無難な運用方法についての記事です。
よければこちらも読んで頂ければ嬉しいです。
まとめ
オルカン…投資先に困るならコレを買っておけと言えるほど優秀なETFです。
確かに今はS&P500には勝てていませんが、将来はどうなるかわかりません。
将来はオルカンがS&P500に勝っているかも知れません。
今後、長期投資をしていくと予定の人はMAXIS全世界株式(オール・カントリー)上場投信(2559)への投資を検討して見てください。
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以上で今回の記事を終わります。
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