カバードコール戦略ETFが流行る前に有名だった毎月分配型で高配当の優先株式ETF。
有名だとPFFが古参で知名度が高いと思います。
この優先株式ETFですが、よく似た投資内容で種類が多く、投資を検討している人の困り種になっていると思います。
今回は、毎月分配型で高配当な米国優先株式ETT、PFF、PFFD、PFFV、SPFFの運用成績を比較して見ました。
配当金大好きな人にオススメな記事なっていますので、最後まで読んで頂ければ嬉しいです。
【毎月分配型&高配当】米国優先株式ETT、PFF、PFFD、PFFV、SPFFの運用成績を比較
優先株式とは?
優先株式とは、普通株式よりも配当や清算において優先される株式のことで、普通株式と違って、議決権がないか、あっても制限されています。
また、一般市場で売買されないことが多く、流動性が低いので一般投資家では購入が難しい物になります。
簡単に言うと、株主が議決権を捨てる代わりに普通株式よりも多くの配当金が受ける…との認識だけでいいと思います。
PFF、PFFD、PFFV、SPFFの概要
PFFとPFFDの概要
シンボル | PFF | PFFD |
---|---|---|
名称 | iシェアーズ 優先株式&インカム証券 ETF | グローバルX 米国優先証券 ETF |
主な投資対象 | 米国優先株・ハイブリッド証券 | 米国優先株 |
運用会社 | ブラックロック | グローバルX |
経費率 | 0.46% | 0.23% |
決算回数 | 12回 | 12回 |
決算日 | 毎月 | 毎月 |
基準株価 | $31.18(2023/04/27) | $19.85(2023/04/27) |
分配金利回り | 6.50% | 6.41% |
PFFVとSPFFの概要
シンボル | PFFV | SPFF |
---|---|---|
名称 | グローバルX 米国変動金利優先証券 ETF | グローバルX スーパーインカム優先証券 ETF |
主な投資対象 | 米国優先株 | 米国優先株 |
運用会社 | グローバルX | グローバルX |
経費率 | 0.25% | 0.48% |
決算回数 | 12回 | 12回 |
決算日 | 毎月 | 毎月 |
基準株価 | $22.68(2023/04/27) | $9.26(2023/04/27) |
分配金利回り | 6.55% | 7.22% |
どれもお手頃価格で毎月分配金を受け取れる高配当ETFになります。
SPFFは優先株式の配当利回りが高い銘柄に投資をしていますので、他のETFよりも利回りが高くなっています。
PFFDは2017年、PFFVは2020年から運用されている比較的に新しいETFになりますので、比較できる運用成績のデータが少ないですが、下記にて運用成績を比較します。
詳しく解説した記事↓↓
ご参考に見てください。
株価の比較
PFFVに合わせて2018年からの2023年4月までの株価チャートの比較になります。
どれもこれも株価は右肩下がりと残念な状況です。
SPFFは特に値動きが酷く、一時期の株価上昇からPFFVが一番よさそうに見えます。
優先株式ETFには株価の値上がり益は期待しない方がいいですね。
分配金の比較
運用年数が短いPFFVだけが分配金は上昇していますが、運用年数が短いので要注意。
後は右肩下がりばかりのETFで、SPFFは特に酷い有様になっています。
いくら高配当とは言え、減配続きは勘弁して欲しいですね。
まとめ
優先株式ETFを買うなら、信託報酬、株価、分配金履歴からPFFVがマシかな?
優先株式ETF…配当金は魅力だけど株価と分配金が右肩下がりは資産拡大に不向きなETFですね。
ただ、リタイア後にある程度の安定した収入源が欲しいと思うなら優先株式ETFを購入することを検討の余地ありだと思います。
優先株式ETFは癖があるETFですので、自分の投資スタイルに合わせて無理しない範囲で投資をしてください。
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以上で今回の記事を終わります。
今回の記事があなたのなにかに役に立てれば幸いです。
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