大人気米国高配当&増配ETF【VYM】、【SPYD】、【VIG】の12月度の前年同月比の配当金の結果
- VYM:約+16%アップ!!
- SPYD:約-78.6%
- VIG:約+16.7%
はぁ?SPYDさんマジっすか!?
今回は、2021年度12月のVYM、SPYD、VIGの分配金が発表された結果と今年の運用成績をまとめとSPYDの大減配理由を考えて見ました。
2021年のHDVの分配金状況の記事⇩⇩
VYMとSPYDとVIGの運用成績
VYMとSPYDとVIGの概要
VYMとSPYDとVIGの簡単な情報
シンボル | VYM | SPYD | VIG |
---|---|---|---|
名称 | バンガード 米国高配当株式 ETF | SPDR ポートフォリオ S&P 500 高配当株式ETF | バンガード 米国増配株式 ETF |
投資対象 | 米国配当株 | 米国配当株 | 米国連続増配株 |
運用会社 | バンガード | ステートストリート | バンガード |
経費率 | 0.06% | 0.07% | 0.06% |
配当利回り | 2.96% | 4.94% | 1.50% |
決算日 | 3,6,9,12月 | 3,6,9,12月 | 3,6,9,12月 |
配当利回りは楽天証券を参考にしています。
VIGは配当利回りは低いですが、長期保有をして今までのように増配をしてくれれば将来的には高配当ETFに進化してくれる可能性があります。
今回の減配でSPYDはBloombergのサイトでは利回り1.23%になっていますが、12月の分配金が4回続いた場合の利回りですので、実施の2021年度のSPYDの利回りは3.7%前後になります。
VYM、VIG、SPYDを詳しくまとめた記事
大人気、米国高配当ETF『VYM(バンガード 米国高配当株式 ETF)』の解説
分配金好きにオススメの米国高配当ETF『SPYD(SPDR ポートフォリオS&P 500 高配当株式ETF)』の解説
年初来の運用成績のチャート
・VYMとSPYDとVIGの比較チャート
- 青:VIM
- 黄色:SPYD
- 水色:VIG
初年来からの株価の推移は、SPYD≫VYM≫VIGの順番になっています。
VYMとSPYDは6月の中旬までは順調に値上がりしていたのですが…後半はパッとしない結果になりましたね。
VIGは手堅く右肩上がりで株価を伸ばしてた結果、VYMとSPYDに追いついてきました。
配当金の状況
前年同月比 | VYM | VIG | SPYD |
---|---|---|---|
3月 | 去年:0.55ドル 今年:0.66ドル | 去年:0.47ドル 今年:0.51ドル | 去年:0.40ドル 今年:0.64ドル |
6月 | 去年:0.84ドル 今年:0.75ドル | 去年:0.60ドル 今年:0.68ドル | 去年:0.37ドル 今年:0.40ドル |
9月 | 去年:0.71ドル 今年:0.75ドル | 去年:0.56ドル 今年:0.70ドル | 去年:0.26ドル 今年:0.39ドル |
12月 | 去年:0.81ドル 今年:0.94ドル | 去年:0.66ドル 今年:0.77ドル | 去年:0.61ドル 今年:0.13ドル |
合計 | 去年:2.91ドル 今年:3.10ドル | 去年:2.30ドル 今年:2.66ドル | 去年:1.63ドル 今年:1.56ドル |
年間で見ると
- VYM:約6.53%増配
- SPYD:約-6.02%減配
- VIG:約15.65%増配
VYMとVIGは安定感抜群ですね。
今年は絶好調だと思われたSPYDがまさかの2年連続減配になりました。
Twitterのコメントを見ていると、『バイバイ、SPYD』、『SPYD売却します。』と、言う意見が多いですね。
私は去年のSPYDがオワコン扱いされていたときはSPYDを擁護しましたが、今回はしません。
流石に成績の不安定感がありすぎますね。
年間を通して見れば大きな減配ではありませんが、今後も今回のような突然の大減配をするかも知れませんので保有に関しては慎重に考え直した方がいいかも知れませんね。
SPYDの大減配について考察
なぜ、SPYDが急に大減配したかについて考えて見ました。
本当の理由ではなく、私個人がSPYDの減配理由を考えた内容ですので参考までに見てください。
SPYDの運用方法が要因説
SPYDが大減配した理由としての一つは運用方針だと思います。
SPYDは『株価が値上がりして利回りが低くなった銘柄は、構成銘柄から外す』と言う運用をしています。
この方針のために、株価が好調に成長している銘柄はSPYDから除外されます。
最近の株高により、高配当だった銘柄が次々と構成銘柄が外されたのが要因だと思います。
去年と構成セクターの違い説
SPYDは去年と今年の上位5セクターを比較した表です⇩⇩
2020年12月 | 2021年12月 |
---|---|
金融:26.31% | 金融:17.88% |
不動産:17.84% | 公益事業:17.87% |
エネルギー:12.00% | 不動産:16.21% |
公益事業:10.03% | エネルギー:11.76% |
情報技術:9.35% | 生活必需品:8.66% |
配当利回りが高い銘柄が多い金融セクターが9%以上減っています。
代わりに公益事業が大きく増えていたりと、配当利回りが高い銘柄が多いセクターへの投資が減ってきているのが、要因ではないかと思います。
とは言え、去年と比較して減配し過ぎだろって思いますし、2021年9月と比較した場合は大きく構成セクターは変わりませんので、他にも減配した要因があると思います。
まとめ
やっぱり、配当金投資は長期で見るならVYMがいいのかなって思う、今日この頃。
VYMとVIGは安定の増配だったので、SPYDも増配してるだろうと思いましたが…。
最初にSPYDの分配金を見た時は記載ミスかなって思いましたが、残念なことに現実でした。
今年はSPYDには期待していたのに…とても裏切られた気分です。
私はSPYDには安定感を求めていませんでしたが、今回の減配は思っていた以上の成績の荒ぶりなので保有について考え直そうと思います。
高配当ETFの買い時をまとめた記事
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以上で今回の記事を終わります。
今回の記事があなたのなにかに役に立てれば幸いです。
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