今回は、米国株でインデックス投資をすると言ったら、鉄板のS&P500指数に連動して投資が出来る、『VOO(バンガード・S&P500ETF)』の解説をしていきます。
この記事を読んでもらえたら、VOOの内容を理解できるので最後まで読んで頂ければ嬉しいです。
VOOの概要
バンガード・S&P500ETF、愛称:VOO
米国市場の大手企業の連動指数S&P500に連動して運用しているETFです。
米国大手企業の集合体のETFだと思ってください。
購入は、SBI証券、楽天証券、マネックス証券で買付手数料無料で購入可能です。
※2022年1月のデータを参考にしてます。
VOOの基本情報
名称 | バンガード・S&P500ETF |
運用会社 | バンガード社 |
構成銘柄数 | 500銘柄 |
分配金利回り | 1.23% |
決算日 | 3,6,9,12月 |
経費率 | 0.03% |
分散・経費率が安くてそして、なんやかんやで昨今調子がいいETFです。
株価上昇により、利回りは低いですが長期で見ると増配してるETFなのであまり気にしなくていいと思います。
VOOの構成銘柄上位10銘柄
ティッカーシンボル | 銘柄名 | 構成割合 |
---|---|---|
AAPL | アップル | 6.67% |
MSFT | マイクロソフト | 6.39% |
AMZN | アマゾン・ドット・コム | 3.93% |
TSLA | テスラ | 2.39% |
GOOGL | グーグル | 2.20% |
NVDA | エヌビディア | 2.09% |
GOOG | グーグル | 2.06% |
FB | フェイスブック | 1.99% |
BRK-B | バークシャー・ハサウェイ | 1.32% |
JPM | JPモルガン・チェース・アンド・カンパニー | 1.29% |
大手企業の集まりのETFなだけあり、世界有数の企業が組入れ銘柄になっています。
昨今は、ハイテク産業の勢いが強いので上位構成銘柄はハイテクセクターの銘柄が多いです。
VOOの構成セクター比率
セクター構成は市場が株高なご時世ですので、ハイテクなどの景気敏感セクターが多めになっていますが、他のセクターへの投資もきちんとしていますので、特に分散投資の面では心配する必要はないです。
VOOの株価の推移
VOOとVT 株価チャート比較
- 青:VOO
- オレンジ:VT
VOOとよく比較されるVT( 全世界株式 )と比較してもVOOの方が運用成績がいいです。
維持費安く、株価は右肩上がりとVOOが長期投資先として選ばれるのは当然と言えば当然ですね。
VOOのトータルリターン
トータルリターンでもVT以上の運用成績を上げています。
コロナショック時の下落幅は大きいですが、長期投資をするなら気にすることではありません。
寧ろ、ガンガン株を買いにいくぐらいの気持ちでVOOを保有していった方が良さそうですね。
VOOの分配金利回りと増配率の推移
VOOの分配金と増配率の推移
分配金と増配率の推移一覧
株価の値上がりだけでなく、増配率も素晴らしい成績ですね!!
連続増配当ETF【VIG】の存在意義が疑われますね(笑)
配当金利回りは1.2%ぐらいと今は低いですが長期で考えると、インデックス投資のついでに再配当投資もできそうです。
配当(分配金)利回りの推移
配当利回りは高くても2.5%とそんなに高くはありません。
普段は、1%中頃の利回りのようですが、株高のおかげで利回りは低くなっています。
VOOの平均増配率
年数 | 平均増配率 |
---|---|
3年 | 4.70% |
5年 | 5.61% |
10年 | 8.65% |
増配率は近年は減速気味のようですね。
とは言え、十分な増配をしていますのであまり気にしなくていいと思います。
メリット・デメリット
メリット
株価の値上がり
上記のチャートを見て貰えばわかると思いますが、素晴らしい株価値上がり率があります。
これだけ値上がりを続ける指数は米国株だけですので、長期運用でVOOを購入するのは当たり前の行為だと思います。
配当金の増配率
コチラも上記で記載しましたが、素晴らしい増配銘柄です。
値上がりに増配と将来が楽しみな銘柄です。
経費が安い
年間信託報酬が0.03%と最安値で、更にVOOは楽天証券やSBI証券、マネックス証券などで購入した場合は購入手数料無料です。
長期運用で手数料と経費を安くする必須項目を完璧にクリアしています。
デメリット
分配金が少ない
配当金目当ての投資先ではないので仕方ないのですが、分配金利回りがよくて2%前後は少ないです。
配当金大好きな私から言うとデメリットと言えます。
運用方法
簡単にVOOの運用法を紹介します。
積立投資
1番推奨されている投資方法になります。
ひたすら愚直にドルコスト平均法を活用してVOOを購入するだけです。
何も考えずに同じことをするだけですので簡単です。
配当金再投資先
分配金は個人的には浪費に使ってもOKですが、配当金再投資の例を上げるので参考にしてください。
VOOを更に購入
VOOを1つで充分に分散投資されますので、更にVOOを買い足すのもいいと思います。
債券購入
リスクヘッジとして、BNDのような米国債券ETFを購入すると暴落対策が出来ます。
出来るだけ、リスクを軽減して投資をしたい人にオススメです。
一括投資
⇧の書籍で紹介されていた投資方法を参考にして言うと、将来値上がりも増配するなら、まとまった資金で一括投資をすればいいと言う考えです。
確かに将来値上がりすると思って投資をするのだから、ドルコスト平均法で運用するよりまとめて一括投資で購入する方が利益がでますので、この考え方は正しいと思います。
しかし下落した時は悲惨なことになります。
自分の考え方に合った投資方法で運用してください。
出口戦略
将来欲しい金額を貯めたときに投資してきたVOOを切り崩しをする必要があります。
参考に言いますと、
1年間の生活費×25年=ゴールの資産額
この資産を4%ルールで切り崩していけば理論上は問題ないと言われています。
4%ルールの解説記事⇒長期投資の出口戦略、4%ルールとは?
とは言え投資の世界には絶対はありませんので、4%ルールを参考に将来設計をしてください。
まとめ
VOOについてまとめ
- 株価&配当金は右肩上がりで成長している。
- 大手証券会社なら買付手数料無料。
- 経費率0.03%と業界最安値。
- 利回りは低め。
みんながオススメするだけあって良い投資先ですので、もしもVOOに投資するならば、きちん出口戦略を考えて投資しましょう。
VOOは確かに良い投資先と思いますが、人の意見を真に受け過ぎずにきちんと自分で投資先を調べて自分に合った投資先かを確認してから投資するようにしてください。
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以上で今回の記事を終わります。
今回の記事があなたのなにかに役に立てれば幸いです。
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