ナスダック100指数連動ETF、QQQとQYLDの組合せについて検証して見た

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今回は、同じナスダック100指数連動ETFなのに、キャピタルゲイン特化の【QQQ】とインカムゲイン特化の【QYLD】の二つの相反するETFを組合せて見たらどうなるか検証して見ました。

 

結果としては、カタログスペックは良さそうに見える結果になりました(笑)

 

本記事がオススメな人

  • ナスダック100指数一筋の人

良さそうに見えるけど、どこか残念な結果になりましたので、投資のネタ程度に見て頂ければと思います。

QQQとQYLDの組合せについて検証

QQQとQYLDの構成比率は50:50の均等で構成した組合せで検証していきます。

 

※2021年5月のデータ参照

QQQとQYLDの基本情報

項目QQQQYLD
名称インベスコQQQトラスト
・シリーズ゙1ETF
グローバルX NASDAQ100
・カバード・コール ETF
運用会社インベスコグローバルX
構成銘柄数約100銘柄約100銘柄
分配金利回り約0.6%約12%
決算日3,6,9,12月毎月
経費率0.20%0.60%

 

投資先は同じなのですが、運用方法の違いからキャピタルゲイン狙いのETFとインカムゲイン狙いのETFになっています。

QQQの弱点の”配当利回りが低い”のは、QYLDでカバーできます。

そして、QYLDの株価値動きは小さく値上がりに期待できませんが、QQQは値上がりが期待できるETFとお互いの弱い部分をカバーし合えます。

 

こう考えると相性抜群に見えますね(笑)!!

 

QQQとQYLDの詳しい解説記事

GAFAMまとめ買い『【QQQ】インベスコQQQトラスト・シリーズ゙1ETF』解説

毎月分配型で配当金利回り10%以上の『【QYLD】グローバルX NASDAQ100・カバード・コール ETF』について解説

S&P500と株価の比較チャート

  • 青:QQQとQYLDの組合せ
  • 赤:S&P500

 

残念なことに株価はS&P500には少し及ばないようです。

QYLDが基本的に株価の値動きが小さいのが敗因だと思います。

コロナショック時の下落は意外なことに、下落幅はS&P500より小さいようです。

 

次にトータルリターン(配当金込み)の場合のチャートを比較していきます。

トータルリターン(配当金込み)で比較チャート

  • 青:QQQとQYLDの組合せ
  • 赤:S&P500

  

トータルリターンの場合は、QQQとQYLDの組合せの方がいい成績になっています。

下落幅もS&P500と比較して少し小さいようです。

配当利回り

配当利回りは単純計算すると

(QQQの利回り0.6%+QYLDの利回り12%)÷2=6.3%

 

QYLDは毎月分配型のETFですので、毎月配当金が貰えますが、QYLDは増配は期待できません。

しかし、QQQは利回りは低いですが、配当金は直近10年で約3.8倍ほど増配しています。

配当金の分野でもお互いの弱点をカバーし合える組合せのようです。

検証結果

QQQとQYLDを50:50の均等にしたポートフォリオの検証結果

  • S&P500と株価を比較すると、S&P500より劣る。
  • QYLDが値動きが小さいので下落幅が小さいなっている。
  • トータルリターン(配当金込み)だと、QQQとQYLDの方が優秀。
  • 配当利回りは単純計算で6.3%と高配当が期待できる組合せ。

 

結果をまとめると

1日分のなにか
1日分のなにか

キャピタルゲインもインカムゲインも両方優秀!!

 

S&P500に匹敵する運用成績と毎月高配当が安定的に手に入る組合せと思うとかなり相性抜群に見える組合せですね。

 

しかし、問題点も多い組合せですので下記にて解説していきます。

注意事項

維持費が高い。

QQQの信託報酬0.2%、QYLDの信託報酬0.60とVOOなどのS&P500連動型ETFなどに比べると割高になっています。

長期運用と考えると、良く考えた方がいいポイントです。

セクターが偏っている。

ナスダック100指数連動なので、セクターが偏って投資をしています。

他のセクターをたして運用しようと思うなら、最初からS&P500連動型のETFを購入した方が話が早くて、維持費も安くなります。

結局たどり着くのは、S&P500と言う残念な結果ですね。

QQQの1本の方がトータリターンが上。
  • 赤:QQQ
  • 青:QQQとQYLDの組合せ

 

資産額を大きく増やしたいなら、QQQの1本で運用した方がいいと言う残念な真実です。

 

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まとめ

QQQとQYLDの組合せは

  • トータルリターンはS&P500以上。
  • 毎月分配型で利回り6.3%。

部分的に見ればキャピタルゲインもインカムゲインも両方とも優秀で相性抜群ですが、資産を大きく増やそうと思うならQQQだけで運用した方はいいと言う残念な結果になりました。

 

投資先は目先の運用成績だけでなくて中身もきちんと確認しないといけない例その①の組合せになりました。

残念な結果になって要因は、QQQとQYLDのお互いの長所を合わせて、弱点を補うと同時に、長所が弱まったことが原因かと思います。

割といけると思ったんですけど(笑)

 

しかし、ある程度のキャピタルゲインとインカムゲインを両方狙いたいと思っている人には案外アリと思う内容にはなりました。

最終的には好みの問題になりますので、あなたの判断にまかせます。

 

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以上で今回の記事を終わります。

今回の記事があなたのなにかに役に立てれば幸いです。

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