今回は、世界の素材セクターに投資ができる『【MXI】 iシェアーズ グローバル素材 ETF』について解説にします。
景気敏感なセクターですが、景気がいいときは良い成績が期待できるETFです。
今後の投資先として参考になりますので、最後まで読んで頂ければ嬉しいです。
MXIの概要
【MXI】正式名称:iシェアーズ グローバル素材 ETF
投資内容は、素材セクターのグローバル株式で構成される指数と同等の投資成果をあげることを目指しています。
投資先は、米国を中心に世界の素材関連銘柄に投資をしています。
※2021年9月のデータ参照。
基本情報
名称 | iシェアーズ グローバル素材 ETF |
運用会社 | ブラックロック |
構成銘柄数 | 103銘柄 |
分配金利回り | 2.52% |
決算日 | 6.12月 |
経費率 | 0.43% |
信託報酬0.43%と高いですが、投資先が複数の国に分散投資しているので経費率がある程度高いのは仕方ないかと思います。
配当利回り2.52%とそこそこの利回りで、年二回の配当月があります。
投資銘柄は約100銘柄に投資をしています。
構成銘柄上位10銘
ティッカーシンボル | 銘柄名 | 構成割合 |
---|---|---|
LIN | リンデ | 6.10% |
SHW | シャーウィン・ウィリアムズ | 2.71% |
VALE | ヴァーレ | 2.49% |
APD | エアープロダクツ・アンド・ケミカルズ | 2.22% |
ECL | エコラボ | 2.09% |
FCX | フリーポート・マクモラン | 2.00% |
DOW | ダウ | 1.82% |
NEM | ニューモント・マイニング | 1.74% |
DD | デュポン・ド・ヌムール | 1.49% |
PPG | PPGインダストリーズ | 1.43% |
材料関連銘柄ですので、あまり聞きなれない銘柄ばかりですね。
有名なので言うとダウあたりですね。
構成セクター比率
セクターETFですので、投資セクターに関しては素材関連企業の工業系にほとんど投資をしているようです。
国別構成比率
グローバル投資をしているETFの構成割合は米国が多いイメージですが、MXIは米国の構成割合は4割ないと珍しい気がします。
米国に続いて、イギリス、日本、オーストラリアの順に多く投資をしています。
MXIとS&P500 株価の比較チャート
- 青:MXI
- オレンジ:S&P500
運用成績は悪くないのですが、S&P500には勝てません。
素材関連は景気に左右されやすいので、コロナショック時は大きく下落しています。
その後は株価回復していますが、最近ちょっと伸び悩んでいるようです。
分配金と増配率の推移
分配金と増配率の推移一覧
分配金は凄く安定感がないようです。
今の利回りは低いわけではありませんが、これだけ分配金額が不安定だとあまり期待しない方がいいですね。
メリット・デメリット
メリット
簡単に世界の素材銘柄に投資ができる。
個人で複数の国に投資をするのは大変ですが、MXIを購入するだけで複数の国の素材銘柄に投資ができるのは、MXIの魅力だと思います。
好景気時には強い
素材関連は景気敏感セクターですので、好景気時には大きなキャピタルゲイン(値上がり益)を期待できます。
デメリット
不況に弱い。
素材関連は不況時は、物が製造されなくなったりと需要が減るので不況に弱いセクターです。
セクターが偏っている。
セクター特化型ETFなので、偏った投資をしています。
経費率が高い。
信託報酬0.43%とお高い維持費になっています。
まとめ
MXIについてまとめると
- 世界の素材銘柄に投資したETF。
- 株価の値動きは激しい。
- 信託報酬0.43%と維持費が高い。
コロナショックで一時期は物流の動きが弱っていましたが、最近はまた物流が忙しくなっているようです。
これから、素材関連の銘柄は需要が増えてくると予想できますので、今後の活躍に期待したいですね。
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以上で今回の記事を終わります。
今回の記事があなたのなにかに役に立てれば幸いです。
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