今回は、値上がり&超高配当ETF『【JEPQ】JPモルガン・ナスダック・エクイティ・プレミアム・インカムETF』について解説します。
今後の投資先として参考にして頂ければ嬉しいです。
【JEPQ】JPモルガン・ナスダック・エクイティ・プレミアム・インカムETFとは?
【JEPQ】JPモルガン・ナスダック・エクイティ・プレミアム・インカムETF
運用開始は2022年5月3日からと真新しいETFです。
投資内容は
- オプションの売却と米国の大型株の成長株への投資の組み合わせを通じて収益を生み出し、関連するオプションプレミアムと株式配当から毎月の収入源を提供しようとする。
- ナスダック100指数に関連するリターンのかなりの部分をボラティリティの低い方法で提供することを目指している。
- リスク調整後の期待リターンを最大化しながらポートフォリオの配分を促進するように設計された独自のデータサイエンス主導の投資アプローチを通じて、長い株式ポートフォリオを構築
投資内容を簡単にまとめると
- 8割はナスダック指数を中心に大型株から銘柄を選定してキャピタルゲイン狙い(キャピタルゲイン狙いなので無配の銘柄も組み入れ対象)。
- 2割はELNへの投資をしてインカムゲインを確保する。
- 下落幅が小さくなるように銘柄を選定。
JEPQはJEPIと同じ投資内容がとてもややこしいです。
”ELN”に投資をして配当金を確保したりしているようですが…『ELNってなに?』って感じですよね。
ELN(エクイティ・リンク・ノート)は仕組債の一種で、ナスダック指数とそのオプション取引を対象とする債権です。
QYLDのカバードコール戦略に似ている内容になります。
仕組債についてはコチラの日本証券業協会の解説記事を参考にしてください⇩⇩
※2022年9月のデータ参照。
【JEPQ】JPモルガン・ナスダック・エクイティ・プレミアム・インカムETFの基本情報
名称 | JPモルガン・ナスダック ・エクイティ・プレミアム・インカムETF |
運用会社 | JPモルガン |
構成銘柄数 | 83銘柄 |
分配金利回り | 10.38% |
決算日 | 毎月 |
経費率 | 0.35% |
投資先は83銘柄に投資をしています。
JEPIと同じ信託報酬は0.35%と高いですが、カバード・コール戦略をしている【QYLD】などが経費率が0.60%と考えるとまだ安い気がします。
配当月は毎月に配当月ある予定で、JEPIと同じ超高配当ETFになると期待できるETFです。
購入は、SBI証券、マネックス証券と大手証券会社から購入可能です。
JEPQの構成銘柄上位10銘トップ
ティッカーシンボル | 銘柄名 | 構成割合 |
---|---|---|
AAPL | アップル | 10.77% |
MSFT | マイクロソフト | 8.48% |
GOOG | アルファベット | 6.18% |
AMZN | アマゾン・ドットコム | 5.76% |
TSLA | テスラ | 4.01% |
META | メタ・プラットフォーム | 2.36% |
NVDA | エヌビディア | 1.87% |
MGMXX | JPモルガン米国政府マネー ・マーケット・ファンド | 1.71% |
CSCO | シスコシステムズ | 1.59% |
AMD | アドバンスト ・マイクロ・デバイセズ | 1.44% |
投資銘柄は個別銘柄はインカムゲイン狙いではなく、キャピタルゲイン狙いでの運用ですので無配の銘柄なども組入れられています。
投資割合は、GAFAMとテスラに集中投資をしています。
JEPQの構成セクター比率
投資先はナスダック指数ですので、投資割合はハイテク銘柄で半分以上になります。
JEPIよりもアクティブ運用しているETFだと思えばいいと思います。
【JEPQ】JPモルガン・ナスダック・エクイティ・プレミアム・インカムETFの株価の推移
JEPQとS&P500とQYLD 株価の比較チャート
- 青:JEPQ
- オレンジ:S&P500
- 水色:QQQ
JEPQは運用開始されて新しいETFですので参考までに。
QQQよりも下落幅は小さいように見えますが、運用期間が短すぎて判断しにくいと思います。
今後に期待したいですね。
JEPQの分配金利回り
JEPQの分配金と増配率
月 | 配当金 |
---|---|
5月 | $0.3764 |
6月 | $0.3397 |
7月 | $0.4071 |
8月 | $0.5463 |
運用年数が短いので増配などのデータが少ないので参考までに。
4回の分配金の平均は約0.417ドルと配当利回りは10%ぐらいにはなります。
ただ、1年分の分配金が出ていないのでなんとも言えないのが難点です。
JEPQのメリット・デメリット
メリット
株価成長率が期待できる
JEPIと違いJEPQは値動きが激しいナスダック指数に投資をしていますので、株式市場が調子がよければ大きなリターンが期待できると思います。
超高配当+毎月分配で配当金生活向け
今のペースで配当金を出してくれるならJEPQは配当金生活向けのETFとして運用できると思います。
デメリット
運用方法がわかりにくい
「ELN」って用語を始めて聞いた人は少なくないと思います。
仕組みも難しい内容です。
投資において”理解できない物には投資をしない”のは基本ですので、”ELN”についてよくわからないなら、JEPQへの投資は控えた方がいいです。
運用期間が短い
JEPQは運用期間がまだ半年も経過していません。
ハッキリと言って評価が難しいETFです。
JEPIと同じように運用できるならいいのですが…今後に注目していETFです。
JEPQの運用方法を考察
JEPQは運用期間が短すぎですので様子見でいいかと思います。
データが少なすぎて判断しにくいです。
もし、興味があるなら配当金の再投資をして見るのも面白いとは思いますが、メインとしての投資先としては辞めた方がいいです。
未知数過ぎてリスクが高すぎるので危険だと思います。
まとめ
JEPQ、今年は配当金が大増配しているJEPIの兄弟ETFですので期待しているのですが…どなることやら。
個人的には面白そうなETFですので、配当金の再投資で投資をするのもありかなって思います。
JEPIのように底堅い値動きをして、超高配当を毎月提供してくれるETFになってくれることを心よりお祈り申し上げます。
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以上で今回の記事を終わります。
今回の記事があなたのなにかに役に立てれば幸いです。
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