昨今、日本では株式投資と言えば『米国株式市場』となってきています。
米国株に投資しているor興味があるあなたに質問です。
あなたは米国株のメリット・デメリットを把握していますか?
流行りに便乗しているだけで、米国株の日本株とは違いを把握していないで投資をしていると危険ですよ!!
今回は復習をかねて、米国株のメリット・デメリットの解説をしていきます。
少し前でしたら、米国株に投資をする人の方が少なかったのに…時代の流れですね(笑)
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米国株式市場
概要
主な取扱証券
米国株市場を取扱いしている証券会社はSBI証券、楽天証券、マネックス証券などが取扱いをしています。
少額から始めたいなら、『ワンタップ・バイ』と言う証券会社で1,000円から投資できる証券会社もあります。
米国株は日本株と違い、1株から取り引きが出来ます。
そのため少額から始めやすくいのも人気の理由だと思います。
米国株の取引き時間は2パターン
- 標準時間:23時30分~翌朝6時まで
- サマータイム:22時30分~翌朝5時まで
※日本時間で記載しています。
期間によって取引時間が違います。
また、当たり前な話ですが日本とは祝日が違うのでご利用の証券会社で確認するようにしてください。
ストップ安・高が無い
日本株は株価によって一日の最大値幅動きが決まっていますが、米国株にはそのような制度はありません。
つまり、高騰したら笑いが止まらず、下落したら笑うしかない状態になります(笑)
最近の変化
最近は良く米国株が取引きしやすくなっています。
- 最低手数料が無くなった。
- 一部ETFの購入手数料無料
- ETFの二重課税免除
- 取扱銘柄の増加
ここ数年だけで、かなり米国株の扱いが変わってきています。
特に最低手数料が無くなったのは大きいです。
どれだけ少ない金額を購入しても、5ドルほど手数料がかかり、銘柄によっては手数料の方が高いということがありました。
このことが、米国株への敷居上げていたのですが、最近この最低手数が無くなったので少額でも購入しやすくなったのが最近の米国株への投資を流行ってきている要因の一つだと思います。
メリット・デメリット
メリット
成長性
世界最大の経済大国と言われるだけあって、他の国とは違い歴史的に株価の値上がりしている国です。
株式投資に関しては他の国より発展しており、きちんとした法整備がされています。
また日本と違い、人口減少もなく今後の経済発展も期待できます。
株主ファースト
アメリカの企業は『株主ファースト』と会社は株主の持ち物として考えています。
日本企業のように株主を馬鹿にしているとしか思えない行動をとる企業が少なくいです。
一応、昔に比べると日本も改善されてきているらしいと言う意見を聞きます(本当かな?)。
連続増配
米国株は上記通りに株主を大切にしますので、たくさんの企業が連続で増配しており、中には半世紀以上も連続増配をしている企業もいます。
日本なら平気で減配しますが、アメリカで減配するようならトップは解雇されるレベルの対応が必要になるようで、そのために借金してでも連続増配を続ける企業もあるそうです。
日本もかなり見習って欲しいですね(マジで!!)
役員報酬は減らすことが無いのに、減配は簡単にしてくれるので米国株に投資をしていると日本株に魅力を感じられなくなります。
日本も昔に比べれば、少しはマシになってきて…ますよね?
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世界屈指の企業
appleやAmazonなどの世界的大企業に投資ができます。
将来のことを考えると、誰もが知っている企業に投資できるのは魅力だと思います。
投資信託(ETF)が優秀
アメリカの投資信託(ETF)は日本のように、手数料は高く、成績も悪く、そして名ばかり企業の詰め合わせではありません。
アメリカの投資信託(ETF)は手数料は安く、成績も良く、成績優秀な銘柄の詰め合わせで、日本の投資信託(ETF)とは真逆の存在ですので、個別銘柄を購入せずに高配当ETFやインデックス投資に投資する人も多いです(私もその内の一人です。)
デメリット
為替リスク
個人的に一番、米国株投資の面倒なところです。
例を上げると
- 1ドル100円を100ドル分購入⇒購入費用は1万円
- 1ドル105円を100ドル分購入⇒購入費用は1万500円
一緒の100ドル購入でも購入費用が500円も差が出でて、これの金額が大きくなるとかなりの差額が出ます。
ですが、逆に円高の時に購入すると同じドルでもたくさん購入できるメリットにもなります。
通貨だけのやり取りでけでも利益がでるので世の中には『FX』と言う存在があるのです。
手数料
米国株は株の購入手数料の他に、為替を円からドルに換える手数料も必要です。
この為替の手数料は出費は割と痛い出費になります。
なので、円高の時に円をドルに換えておくのも一つの手だと思います。
二重課税
配当金の税金が何と、アメリカと日本の両方に搾取されます。
このアメリカと日本の両国から課税されることを「二重課税」といいます。
日本20,315%(住民税5%、所得税15,315%)にアメリカ10%合わせて30,315%と鬼の数字がでます。
※売却益の場合は20,315%だけです。
酷い話ですよね(´;ω;`)
一般NISAを利用しても、アメリカの10%の税金は払う必要があります。
二重課税は確定申告で「外国税額控除」をすることで少しは返ってきますので、確定申告はきちんとするようにしてください。
余談ですが、米国株で配当金を手取りで利回り3%をもらうには、約4,3%の配当金利回りが必要になります。
まとめ
以上が米国株のメリット・デメリットの紹介です。
米国株は為替リスク、手数料、二重課税のデメリットは大きいですが、それを補うほどの成長性があり米国株を見ていると日本株に投資しているのが馬鹿に思えることがあります。
友人は米国株を始めてからは、日本株を辞めてアメリカに行ってしまい帰らぬ人に…(笑)
これからの世の中、資産を円だけで保有するのもリスクになってくるかもしれないので、ドルの金融資産を保有するのもいいと思います。
今回の記事があなたのなにかに役に立てれば幸いです。
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