今回は、高利回りの社債『【HYG】iシェアーズ iBoxx米ドル建てハイイールド社債ETF』について解説します。
今後の投資先の参考になりますので、最後まで読んで頂ければ嬉しいです。
HYGの概要
iシェアーズ iBoxx米ドル建てハイイールド社債ETF(ティッカーシンボル:HYG)
米ドル建ての高利回り社債で構成される指数と同等水準の投資成果を目指しています。
HYGはBNDやAGGに格付けランクが高い信用度が高い企業でなく、格付けランクが低い信用度が低い企業の社債(別名:ハイイールド社債)に投資をしています。
投資先として安全性が低いので高利回りが期待できるETFです。
リスク面では債券以上の株式以下のリスクの投資先になります。
※2021年10月のデータ参照。
基本情報
名称 | iシェアーズ iBoxx米ドル建てハイイールド社債ETF |
運用会社 | ブラックロック |
構成銘柄数 | 1328銘柄 |
分配金利回り | 約4.35% |
決算日 | 0.48% |
経費率 | 毎月分配型 |
投資先は1,300以上と多くの銘柄に分散投資をしていますので、リスクが高いハイイールド社債でも下手に分散投資した投資信託よりは安全性があります。
でも、BNDやAGGよりも信託報酬は遥かに高く経費率0.48%となります。
普段は分配金利回りは5%以上あるのですが、低金利での減配と株価上昇などで利回りが低くなっています。
格付別データ
項目 | 保有比率 |
---|---|
BBB | 0.82% |
BB | 55.84% |
B | 32.22% |
CCC | 10.70% |
CC | 0.18% |
格付け無し | 0.18% |
キャッシュ、デリバティブ等 | 0.05% |
格付けとは、企業の信用力を表したものです。
一番多い投資先はBBと微妙な信用度の企業が多いです。
続いてBが多いので、あまりにも酷い企業への投資はあまりしていないようです。
構成セクター比率
投資先は多種多様なセクターに分散投資をしています。
投資割合は景気敏感セクターへの投資が多いようです。
HYGの株価の推移
HYGとS&P500 株価の比較チャート
- 青:HYG
- オレンジ:S&P500
株価は値動きは株式100%のS&P500にはやはり勝てません。
一応、コロナショック時の暴落幅はS&P500よりは小さいようです。
HYGのトータルリターン
トータルリターンで見れば少しずつですが、HYGは右肩上がりで成長しているようです。
値動き幅も株よりは小さきので、下手に投資をするくらいならHYGへ投資をした方が安全で運用成績が良さそうですね。
分配金(配当金)と増配率の推移
分配金と増配率の推移一
余は低金利時代。
配当金額は悲惨な減配が続いています。
HYGの投資先が社債だから、資産の分散先として投資を検討の余地ありですが、株式でしたら絶対に投資先候補にならない内容になっています。
メリット・デメリット
メリット
配当月が毎月
HYGは減配続きですが、利回り4.35%と高配当ETFで配当月は毎月です。
配当生活(またはFIRE)に興味がある人にはオススメです。
資産の分散先
金融資産を株式以外の保有を検討しているなら、ハイイールド社債への投資をしているHYGへの投資は検討の余地ありだと思います。
デメリット
低金利で分配金の増配が期待できない
いつ、利上げを始めるのか分からないので減配はまだ続くかも知れません。
あまり成長を期待できない
株価上昇はあまり期待できません。
まとめ
HYGについてまとめると
- 毎月分配型 + 高配当ETF。
- 格付けが低いハイイールド社債に投資をしているETF。
- リスクは国債以上、株式未満。
HYGは将来大きな成長を期待はできませんが、BNDやAGGより大きなリターンを狙いたく、株式100%はリスクが大きいので控えたいと思っている人にはオススメのETFです。
金融資産の分散を検討中でしたらHYGへの投資を検討して見てください。
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