今回は、コロナショック時によく話題に上がった”金”への投資に興味がある人にオススメのゴールドETF【GLD】について解説していきます。
この記事は
- 金への投資に興味がある人
- 金融危機のときの暴落対策を考えている人
- 金を買いたいけど買い方が分からない人
この条件に当てはまる人に特にオススメの記事なりますので最後まで読んで頂ければ嬉しいです。
GLDの概要
SPDR ゴールド・シェア(愛称:GLD)と言います。
GLDは金価格に連動するETFで、シンプルな内容になっています。
買い方は、楽天証券・SBI証券など購入可能で、ドルで購入したくないなら『SPDRゴールド・シェア(1326)』として日本のETFとしても販売さています。
今回は米国ETFとして紹介します。
”有事の際の金”と言われるだけあって、世界的政治問題、経済危機のときに値上がりする傾向があります。
※2021年3月のデータ参照。
基本情報
名称 | SPDR ゴールド・シェア |
運用会社 | ステートストリート |
構成銘柄数 | なし |
分配金利回り | なし |
決算日 | なし |
経費率 | 0.4% |
金に投資をしているので、構成銘柄もなく、分配金もありません。
私のように配当金大好きな人には向いていない金融商品になっています。
経費率は0.4%と米国ETFで言えば、高い手数料になっています。
GLDとS&P500 株価の比較チャート
- 青:GLD
- オレンジ:S&P500
金は株・債券とは逆の動きをすると言われるだけあって、株価が上昇しているときは値下げして、コロナショック時のような世界規模の大問題が起きたときは値上がりしています。
メリット・デメリット
メリット
政治・経済の問題が起きたときに強い
金は有事の際の安全資産と言われるだけあって、戦争や金融危機が起きるとお金持ちの人が必死になって金を求めて、その結果で値上がりするのでポートフォリオの暴落対策になります。
デメリット
分配金がない
ゴールドETFの特性で分配金がでません。
保有しているだけでは他のETFのように分配金としてお金を生まないので、金のETFに投資をしない人もいます。
株の方が値上がり益がある
暴落対策にはなりますが、歴史的に値上がりを考えると株の方が大きく成長をしています。
なので、大きく資産を増やしたい人にはあまり向いていません。
運用方法
運用方法ですが、GDLは出来るだけ安全に資産運用がしたい人向けの投資先なります。
しかし、あまり多くの割合で投資すると利益が無くなるので、ポートフォリオの1~3割までの割合で投資をするのがいいと思います。
短期で売買するなら、コロナショックのような世界規模の問題が起きたときに購入して、問題が落ち着いてきて値下がりしそうなら売るのもアリだと思います。
まとめ
【GLD】についてまとめると
- 金に投資したETF
- 有事の際に大きく値上がりする金融資産
- 分配金は無し
私は信託報酬0.4%と配当金が出ないのが自分の運用方針に合わないので購入していませんが、暴落対策を検討中の人にはGLDをオススメします。
GLDは大きな利益は生みませんが、暴落時でも”安心”があるETFですので一度購入を検討するのもいいと思います。
以上で今回の記事を終わります。
今回の記事があなたのなにかに役に立てれば幸いです。
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