今回は、誰でも簡単にバリュー投資が出来る『【VTV】バンガード・米国バリューETF』について解説します。
今後の投資先として参考になりますので、最後まで読んで頂ければ嬉しいです。
VTVの概要
【VTV】正式名称:バンガード・米国バリューETF
投資内容はCRSP USラージキャップ・バリュー・インデックスに連動する投資成果を目指して、米国の大型株に投資をしています。
簡単に言うと、大型株のバリュー株に投資をするってことです。
※2022年1月のデータ参照。
VTVの基本情報
名称 | バンガード・米国バリューETF |
運用会社 | バンガード |
構成銘柄数 | 355銘柄 |
分配金利回り | 2.21% |
決算日 | 3,6,9,12月 |
経費率 | 0.04% |
構成銘柄は300以上と多く、信託報酬0.04%と格安ETFです。
分配金の利回りも2.21%とそこそこ高い水準になっています。
VTVの構成銘柄上位10銘
ティッカーシンボル | 名前 | 割合 |
---|---|---|
BRK-B | バークシャー ハサウェイ クラス B | 2.87% |
JPM | JPモルガン・チェース・アンド・カンパニー | 2.77% |
UNH | ユナイテッドヘルスグループ | 2.45% |
JNJ | ジョンソン&ジョンソン | 2.40% |
PG | プロクター・アンド・ギャンブル | 2.05% |
BAC | バンク・オブ・アメリカ | 1.97% |
PFE | ファイザー | 1.76% |
XOM | エクソン・モービル | 1.48% |
CMCSA | コムキャスト | 1.34% |
ABT | アボット・ラボラトリーズ | 1.30% |
米国株に投資をしていたら、よく名前を聞く銘柄ばかりです。
投資割合もあまり偏りなく、投資をしているようです。
VTVの構成セクター比率
セクター比率一覧
ちょっと金融関連が多いので、株価暴落には弱そうな印象があります。
セクターに関しては多少偏りもありますが、基本的には分散して投資をしています。
VTVの株価の推移
VTVとS&P500 株価の比較チャート
- 青:VTV
- オレンジ:S&P500
運用成績は悪くはないんですけどね…。
コロナショックの暴落はS&P500の同じぐらいですが、ちょっと物足りない感じのする内容になっています。
VTVのトータルリターン
トータルリターンでもS&P500より運用成績が劣っています。
これから、ハイテク銘柄が下落しきた場合はVTVの方は有利になる可能性があるので、もう少し様子を見たいですね
VTVの分配金利回りと増配率の推移
分配金と増配率の推移
分配金と増配率の推移一覧
分配金の増配に関しては、連続増配歴11年とETFではとても優秀な成績を上げています。
多少、株価の成績が悪かったとしても安心して保有できますね。
配当(分配金)利回りの推移
コロナショック時での暴落でも分配利回り4%とぐらいで、それ以外は2%中頃の利回りになります。
増配はしていますので、長期目線で見るなら配当金投資も可能になりそうなETFです。
VTVの平均増配率
年数 | 平均増配率 |
---|---|
3年 | 5.74% |
5年 | 6.79% |
10年 | 8.45% |
ここ数年は増配率は緩やかになってきていますが、5%以上の増配をしているなら何ら問題ありません。
このまま、連続増配年数の記録を伸ばして欲しいですね。
メリット・デメリット
メリット
割安株に簡単に投資が出来る。
自分で割安株を見つけるのは難しいですが、VTVを購入するだけで簡単にバリュー投資ができるのはVTVの魅力だと思います。
分配金に期待できる。
上記でも記載しましたが、コロナショックの年でも増配していてたりと優秀な連続増配ETFです。
維持費は安い。
投資銘柄数300以上で、セクターの分散投資も問題なに、信託報酬0.04%と割安な維持費です。
デメリット
ちょっと物足りない。
株価の値上がりは、S&P500の方が上ですし、分配金もそこそこの利回りで増配していますが、それなら高配当ETFのVYMでいいんじゃないかと思ってしまう内容です。
運用方法
S&P500などに比べるとイマイチな点もありますが、運用成績は悪くはありませんので、長期運用で保有してもいいと思います。
また、株価暴落や景気回復が見込めた時などS&P500よりも大きく値上がりすることがありますので、短期目線での投資先としてもいいと思います。
まとめ
VTVについてまとめると
- バリュー株に投資をしているETF。
- 構成銘柄300以上で、信託報酬0.0.4%と維持費が格安ETF。
- キャピタルゲインはS&P500の方がいい。
- コロナショックの時でも増配していたりと連続増配ETFとしては優秀。
キャピタルゲインかインカムゲインかのどちらでいいので、もう少し成績がよれば…と思うETFですね。
とは言え、維持費も安く成績も悪くないETFには変わりないとは思います。
バリュー投資に興味がある人は、VTVに組入れ銘柄を参考にしてバリュー投資を始めるのもいいかもしれませんね。
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以上で今回の記事を終わります。
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