『【VAW】バンガード・米国素材セクターETF』について解説

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今回は、素材セクターETFであるに『【VAW】バンガード・米国素材セクターETF』について解説します。

VAWの構成銘柄は、原材料を製造企業が多くてあまり聞かない銘柄が多いので、投資の視野が広がると思いますので最後まで読んで頂ければ嬉しいです。

VAWの概要

バンガード・米国素材セクターETF(愛称:VAW)といいます。

投資先は米国の素材セクターの大型株、中型株、小型株を投資対象の、MSCI USインベスタブル・マーケット・素材25/50インデックスに連動したパフォーマンスを目指し投資をしています。

素材セクターの投資対象は金属・ガラス、鉄鋼、貴金属などの多種多様な製品の材料を製造していますので、世間的には認知度が低い企業が多いと思います。

 

※2021年2月のデータ参照。

基本情報

名称バンガード・米国素材セクターETF
運用会社バンガード
構成銘柄数115銘柄
分配金利回り約1.7%
決算日3,6,9,12月
経費率0.10%

  

信託報酬も配当利回りも、特にズバ抜けた物はありませんが悪いわけではないようです。

構成銘柄上位10銘

名称ファンドの割合
Linde PLC:LIN13.05
エアープロダクツ・アンド・ケミカルズ:APD5.69
シャーウィン・ウィリアムズ:SHW5.68
エコラボ:ECL5.24
デュポン・ド・ヌムール:DD4.92
ニューモント:NEM4.53
Dow Inc:DOW3.88
フリーポート・マクモラン:FCX3.56
PPGインダストリーズ:PPG3.21
ボール:BLL2.87

  

普段馴染みのない業種だけあって聞いたことがない企業が多いです。

正直、私はDoWぐらいしか聞いたことがないです(>_<)

構成セクター比率

セクター比率一覧

 

VAWはセクター別のETFですので、セクターは偏っているセクターになっています。

このVAWをポートフォリオに入れるなら、他のETFなどを組み合わせて運用する必要があります。

VAWとS&P500 株価の比較チャート

  • 青:VAW
  • オレンジ:S&P500

 

原材料の企業は、景気敏感な面があるので不景気に弱く暴落時はドカンと下落します。

コロナショック後から、株価回復していますがS&P500には株価で勝てていません。

S&P500の価格を押し上げているGAFAM銘柄が組み入れられているか、いないかの差は大きくようです。

VAWの分配金(配当金)と増配率の推移

分配金と増配率の推移一覧

  

10年間で約66%の増配をしています。

他のセクター別ETFに比べて高い増配率ではないですね。

増配に減配を繰り返していて、配当金に関しては安定感がありませんね。

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メリット・デメリット

メリット

普段購入しない銘柄に投資が出来る

原材料のメーカーってあまり投資していない人も多いと思いますので、興味のある方にいいと思います。

デメリット

成長性が乏しい

株価成長も配当金推移も最近の成績はあまりよくありません。

セクターが偏っている

セクター別のETFなので、投資先が偏っています。

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運用方法

現状の成績では、投資対象として見るのは厳しいかなと思います。

もし、原材料の企業に投資を考えているなら個別銘柄で購入した方がいいと思います。

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まとめ

VAWについてまとめると

  • 原材料製造企業が主な投資対象のETF。
  • 信託報酬と配当金利回りはそこそこ。
  • 景気敏感株。
  • 最近の成績は良くない。

 

VAWはコレと言って良い点が無く、暴落に弱いので現在の成績では投資するのは厳しそうですね。

ただ、原材料のメーカーは景気に影響されやすいですが、決して仕事が無くなることのない業種ですのでVAWの構成銘柄を参考に新しい投資先を探すのもいいと思います。

 

以上で今回の記事を終わります。

今回の記事があなたのなにかに役に立てれば幸いです。

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