今回は、コロナショックの大暴落時に下落に耐えて、その後すくすくと成長していっている投資信託『楽天・米国レバレッジバランス・ファンド(USA360)』を紹介します。
USA360は、株式+債券に投資をしていて、株式ではなく”債券”の方にレバレッジをかけている、珍しい投資信託になっています。
現在、投資先にお困りの方に、新たな投資先として参考にして頂ければ嬉しいです。
楽天・米国レバレッジバランス・ファンド『愛称:USA360』とは?
楽天・米国レバレッジバランス・ファンド『愛称:USA360』
投資対象はVTI(楽天全米株式インデックスファンド)と米国国債先物取引(5年国債先物、10年国債先物)に1:3で投資している投資信託です。
普通の投資信託違い、3.6倍のレバレッジをかけているのが最大の特徴になります。
このファンドでは3.6倍のレバレッジをかけ1の資金でも3.6の投資を行う事が出来ますので、大きなリターンを期待できますが、当然リスクも高くなります。
どのようにレバレッジをかけているか解説すると、米国株式:米国債券に1:3の比率で投資しています。
投資対象に3.6倍のレバレッジをかけて米国株式 90% : 米国債券 270%の配分比率となり360%の運用をしています。
レバレッジをかけているとは言え、債券多めのポートフォリオになり暴落時に強く、レバレッジをかけているので成長も期待できると言うのが売りの投資信託になります。
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※2024年8月のデータを参考
楽天・米国レバレッジバランス・ファンド【愛称:USA360】の概要
運用会社 | 楽天投信投資顧問 |
設定日 | 2019年11月5日 |
運用形態 | アクティブファンド |
購入手数料 | ノーロード |
信託報酬 | 0.4945% |
NISA | 非対応 |
運用開始して5年ぐらいと比較的に新しいファンドになります。
経費率0.4945%とUSA360が誕生した頃なら、レバレッジ商品でも比較的に安い手数料でしたが、今となっては高い経費率になります。
USA360の最大の問題として、レバレッジ商品ですので、新NISAの投資対象にならないので特定口座での運用が必須となります。
USA360と全米株式の比較チャート
一時期は、全米株式よりもUSA360の方が運用成績がよい時期もありましたが、国債価格の下落されたことにより、国債にレバレッジをかけて投資をしているUSA360の株価は下落していました。
レバレッジをかけた国債が足を引っ張り、通常の全米株式との運用成績は3倍近くの差をつけれています。
レバレッジをかけて、高い信託報酬を払って運用成績が悪い…現実は厳しいですね。
メリット・デメリット
メリット
株価の運用成績はここ数年はイマイチですが、USA360は国債に投資をしていることもあり、株式100%に比べると、下落相場でのの暴落耐性は強いです。
株式相場の状況によっては、全米株式よりも運用実績がよかったこともあるので、これからUSA360の時代が再びくるかもしれません…信じるか、信じないかはあなた次第ですよ(笑)
デメリット
USA360の最大のデメリットは、新NISA対応外です。
運用成績は全米株式よりも低く、信託報酬も高く、新NISA非対応…時代に置いて行かれた感があるファンドだと思います。
まとめ
USA360、運用開始された当時は運用成績はよかったのですが…。
すでに売却をしていますが、私も昔はUSA360に投資をしている時期がありました。
投資し始めた投資が全米株式よりも運用成績がよかったのですが、その後は債券価格の下落によりマイナス評価に。
そして、国債にレバレッジをかけているのと信託報酬が高いことから、なかなか評価額が回復することなく長いことマイナス評価になっていました。
運用開始されたときは、ホントに運用成績がよかったんですよ。
長期保有をしようと思うなら、癖のあるファンドよりも王道のオルカンやS&P500をおすすめします。
しかし、これから、国債価格が上昇すると思うなら、USA360に投資を検討しても良いかとは思います。
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以上で今回の記事を終わります。
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