今回は、インフラへの投資『【IGF】iシェアーズ グローバル・インフラ ETF』についての解説します。
インフラは色んな国が環境問題解決のために本格的に投資を始めている分野です。
今後の投資先として参考になりますので、最後まで読んで頂ければ嬉しいです。
IGFの概要
【IGF】正式名称:iシェアーズ グローバル・インフラ ETF
投資内容は、インフラセクターの先進国株式で構成される指数と同等の投資成果を上げることを目指しています。
クワッドなどで色んな国がインフラへの投資を重視していくと発表されたりと注目されている業界です。
※2021年9月のデータ参照。
基本情報
名称 | iシェアーズ グローバル・インフラ ETF |
運用会社 | ブラックロック |
構成銘柄数 | 73銘柄 |
分配金利回り | 2.71% |
決算日 | 6.12月 |
経費率 | 0.43% |
信託報酬0.43%と高いですが、投資先が複数の国に分散投資しているので経費率がある程度高いのは仕方ないかと思います。
配当利回り2.71%とそこそこあり、年二回の配当月になります。
投資銘柄は73銘柄に投資をしており、あまり投資先が多いETFではないようです。
構成銘柄上位10銘
ティッカーシンボル | 銘柄名 | 構成割合 |
---|---|---|
NEE | ネクステラ・エナジー | 5.65% |
DUK | デューク・エナジー | 3.31% |
SO | サザン | 2.87% |
D | ドミニオン・リソーシズ | 2.59% |
KMI | キンダー・モルガン | 2.46% |
WMB | ウィリアムズ | 2.28% |
EXC | エクセロン | 1.97% |
OKE | ワンオーク | 1.83% |
AEP | アメリカン・エレクトリック・パワー | 1.82% |
SRE | センプラ・エナジー | 1.64% |
上位銘柄は米国の企業ばかりですね。
NEEやDUKなど連続増配などで知られる銘柄が上位銘柄に組入れられています。
構成セクター比率
インフラに投資をしているETFですのでセクターは公共事業やエネルギー関連の銘柄で構成されているようです。
国別構成比率
国別の投資先は、1位は米国、2位カナダとなっています。
日本へも投資はされているようですが、投資割合から見てオマケ程度の投資先になっています。
IGFの株価の推移
IGFとS&P500 株価の比較チャート
- 青:IGF
- オレンジ:S&P500
IGFとS&P500と株価を比較すると圧倒的に負けています。
しかも、株価はコロナショック前の水準まで回復していません。
株価上昇は今の所は期待できないETFのようです。
IGFのトータルリターン
トータルリターンでもS&P500との差は埋まらないようです。
投資セクターが公益事業が多いので、市場暴落に強いのかと思ったら、下落幅もS&P500と負けているようで、本当に残念です。
分配金と増配率の推移
分配金と増配率の推移一覧
構成銘柄上位10銘柄に連続増配銘柄が多かったので増配を期待していたのですが…。
利回りがそこそこあるだけに、とても残念に思います。
メリット・デメリット
メリット
簡単に世界のインフラ銘柄に投資ができる。
個人で複数の国に投資をするのは大変ですが、IGFを購入するだけで複数の国のインフラ銘柄に投資ができるのは、IGFの魅力だと思います。
デメリット
成長性が乏しい
株価も配当金も右肩上がりで成長していません。
投資対象として見るには難しい内容になっています。
セクターが偏っている。
テーマ型ETFなので、偏った投資をしています。
経費率が高い。
信託報酬0.43%とお高い維持費になっています。
まとめ
IGFについてまとめると
- 世界のインフラ銘柄に投資したETF。
- 株価、配当金ともに成長性が乏しい。
- 信託報酬0.43%と維持費が高い。
昨今、地球環境問題のためにインフラ部門への投資を強化すると話があったのでインフラETFには期待していたので残念です。
インフラ銘柄に投資をしたいなら構成銘柄上位10銘柄から連続増配銘柄を選んで個別に投資をした方がよさそうに見えます。
これから、需要が増えそうですのでもう少し様子を見るのもアリかも知れませんが、現段階での投資は控えた方がいいと思います。
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以上で今回の記事を終わります。
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