2020年のコロナショックで評判が落ちていた米国高配当ETFですが、今年の調子はどうでしょうか?
今回は、大人気米国高配当ETF、VYM、HDV、SPYDの2021年度の第1四半期の成績比較しました。
今後の投資先の参考にして頂ければ嬉しいです。
VYM、HDV、SPYDの第一四半期の成績比較
基礎情報
シンボル | VYM | HDV | SPYD |
---|---|---|---|
主な投資対象 | 米国配当株 | 米国配当株 | S&P500高配当指数 |
経費率 | 0.06% | 0.08% | 0.07% |
配当金利回り | 3% | 3.7% | 4.8% |
解説記事
SPYD(SPDR ポートフォリオS&P 500 高配当株式ETF)
株価(トータルリターン)の比較チャート
2021年の年明けからのトータルリターンを比較すると
- 1位、SPYD
- 2位、VYM
- 3位、HDV
2020年のコロナショックでもっとも影響を受けて下落していたSPYDですが、今年の株価上昇相場では見事に復活して他の2つの高配当ETFよりいい成績を上げています。
VYMとHDVですが、SPYDとはトータルリターンで差をつけれていますが、十分にいい成績を上げています。
分配金の増配率
対年同期の分配金の比較
VYM
- 2020年3月:0.55ドル
- 2021年3月:0.66ドル⇒20%アップ
HDV
- 2020年3月:0.91ドル
- 2021年3月:0.88ドル⇒約-3.3%ダウン
SPYD
- 2020年3月:0.40ドル
- 2021年3月:0.64ドル⇒60%アップ
増配率は、SPYD>HDV>VYMの順番になります。
SPYDは完全復活したと言ってもいいですね!!
VYMは安定感抜群なので、今後も安心して保有できますね。
そして、まさかのHDVだけ減配…下落相場でしたら底堅い成績を上げていましたが、上昇相場では他の2つのETFより成績が弱いようですね。
まとめ
現在の成績を参考にして考えると
- SPYDは景気敏感で値動きが激しい。
- VYMは安定感抜群。
- HDVは暴落に強い分、上昇相場値上がりが低い。
同じ高配当ETFでも成績を比べて見ると、それぞれの個性が見えてきますね。
去年のコロナショックでは高配当ETFは残念な結果でしたが、今年は元気なようで何よりです。
今後もこの調子でいい成績をだして欲しいなと思います。
以上で今回の記事を終わります。
今回の記事があなたのなにかに役に立てれば幸いです。
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