下落相場で強かった米国高配当ETF。
今回は、大人気米国高配当ETF、VYM、HDV、SPYD、VIGの2022年度の3月まで運用実績の比較しました。
VYM、HDV、SPYD、VIGの成績比較
基礎情報
シンボル | VYM | HDV | SPYD | VIG |
---|---|---|---|---|
主な投資対象 | 米国配当株 | 米国配当株 | S&P500高配当指数 | 米国連続増配株 |
経費率 | 0.06% | 0.08% | 0.07% | 0.06% |
配当金利回り | 2.73% | 3.14% | 3.53% | 1.73% |
解説記事
SPYD(SPDR ポートフォリオS&P 500 高配当株式ETF)
株価とトータルリターンの比較チャート
株価の比較
2022年度3月までの運用実績を比較すると
- 1位、HDV
- 2位、SPYD
- 3位、VYM
- 4位、VIG
昨今の原油高により株価上昇しているエネルギーセクターが多いHDVが一番よい成績を上げています。
続いて、配当金より株価上昇の方が調子がいいSPYD。
3位のVYMはギリギリ株価がマイナスならなかったようです。
4位は1銘柄だけ株価マイナスと1人負けになっています、VIGになりました。
高配当ETFで減配気味のHDVとSPYDが株価調子がいいとは誰にも予想が出来なかったと思います。
トータルリターン(配当金込み)
2021年の年明けからのトータルリターンを比較すると
- 1位、HDV
- 2位、SPYD
- 3位、VYM
- 4位、VIG
トータルリターンでも順位は変わりません。
減配続きでオワコン扱いのHDVが運用成績は好調です。
VIGだけマイナスですが、VOOやVTIに比べると下落率は低くくはなっています。
分配金の増配率
対年同期の分配金の比較
前年同月比 | VYM | HDV | SPYD | VIG |
---|---|---|---|---|
3月 | 去年:$0.66 今年:$0.66 | 去年:$0.88 今年:$0.77 | 去年:$0.64 今年:$0.65 | 去年:$0.51 今年:$0.69 |
6月 | 去年:$0.75 今年:$ | 去年:$0.81 今年:$ | 去年:$0.40 今年:$ | 去年:$0.68 今年:$ |
9月 | 去年:$0.75 今年:$ | 去年:$0.76 今年:$ | 去年:$0.39 今年:$ | 去年:$0.70 今年:$ |
12月 | 去年:$0.94 今年:$ | 去年:$1.05 今年:$ | 去年:$0.13 今年:$ | 去年:$0.77 今年:$ |
合計 | 去年:$3.10 今年:$ | 去年:$3.57 今年:$ | 去年:$1.55 今年:$ | 去年:$2.66 今年:$ |
増配率 | 0% | -12.5% | 1.56% | 35.29% |
増配率は、VIG>SPYD>VYM>HDVの順番になります。
記載のスペースの都合上により分配金額を四捨五入していますので、VYMは増配していないように見えますが、一応は0.88%ほど微量の増配をしています。
VIGは株価は残念ですが、増配ETFとしての仕事はしっかりとしています。
株価下落しながらも増配…買い時かも知れませんね。
唯一の減配のHDVですが、株価は調子がいいので資産価値が減っているわけではないので急いで売る必要はないと思います。
まとめ
株価はHDVの勝ちで、増配はVIGの勝ちでした。
株式市場が下落する中で高配当ETFたちは株価は好調でした。
これは、私のように現在資産形成中で株を買い足したいと思っている人間からは、買うチャンスがなかったので残念です。
また、あまり増配していない上に株価上昇しているので配当利回りが低くなっているので個人的には今は高配当ETFは買いたいとは思いません。
資産としては優秀な結果ですが、配当金目当ての配当金投資としては微妙な感じがする結果になっています。
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