投資家の間で度々議論される
「VOO(S&P500)とVTI(全米株式)どっちがいいか?」
あなたはどっちがいいと思いますか?
私はどっちでもいいと思っています(笑)
今回は、VT(全世界株式)派の私が、VOO(S&P500)とVTI(全米株式)はどっちに投資するべきかで悩むことが、どれだけ時間の無駄なことについて記事にまとめて見ました。
VOOとVTIにどっちに投資をしようか迷っている人の参考になりますので、最後まで読んで頂ければ嬉しいです。
VOOとVTI どっち?
比較内容は
- 基本情報の内容
- チャート比較
- 配当金の推移
この項目で比較していきます。
※2021年7月までのデータ参照。
基本情報の比較
シンボル | VOO | VTI |
---|---|---|
名称 | バンガード・S&P500ETF | バンガード・トータル・ストック・マーケットETF |
構成銘柄数 | 507銘柄 | 3,791銘柄 |
連動指数 | S&P500指数 | CRSP USトータル・マーケット・インデックス |
運用会社 | バンガード | バンガード |
経費率 | 0.03% | 0.03% |
決算日 | 3,6,9,12月 | 3,6,9,12月 |
配当金利回り | 1.35% | 1.3% |
VOOとVTIどちらも、信託報酬は同じ0.03%と格安で、楽天証券やSBI証券、マネックス証券なら買付手数料無料と他のETFに比べて購入しやすくなっています。
分配金利回りもほとんど同じです。
唯一の違いは構成銘柄数で、VOOはS&P500に組入れられた大手企業のみで構成されています。
対してVTIは米国株式市場に上場している銘柄の9割以上に投資してますので、構成銘柄数はVTIの方が圧倒的に多いです。
VTIの方が構成銘柄数が多いから分散投資が出来ているように見えますが、ハッキリ言って投資先は500以上もあれば十分すぎる分散投資ができますので、決してVTIの方がいいと言う訳にはなりません。
大手企業だけに投資をしたいならVOO。
大手企業だけでなく中小企業にも投資をしたいならVTI。
これぐらいしか違いはありません。
ご自身の好みに合わせて購入してください。
VOOとVTIの解説記事
株式投資の鉄板、VOO(バンガード・S&P500ETF)の解説と運用方法紹介
長期投資の王道『【VTI】バンガード・トータル・ストック・マーケットETF』にいて解説
構成銘柄上位10銘柄
・VOOの構成銘柄上位10銘柄
名前 | 資産の割合 |
---|---|
アップル株式会社 | 5.53% |
マイクロソフト株式会社 | 5.29% |
Amazon.com 株式会社 | 3.88% |
株式会社フェイスブックA | 2.22% |
アルファベット株式会社 A | 1.99% |
アルファベット株式会社 クラスC | 1.95% |
バークシャー ハサウェイ クラス B | 1.54% |
JPモルガン・チェース・アンド・カンパニー | 1.41% |
テスラ株式会社 | 1.35% |
ジョンソン・エンド・ジョンソン | 1.25% |
・VTIの構成銘柄上位10銘柄
名前 | 資産の割合 |
---|---|
アップル株式会社 | 4.39% |
マイクロソフト株式会社 | 4.39% |
Amazon.com 株式会社 | 3.21% |
株式会社フェイスブックA | 1.84% |
アルファベット株式会社 A | 1.65% |
アルファベット株式会社 クラスC | 1.57% |
バークシャー ハサウェイ クラス B | 1.20% |
JPモルガン・チェース・アンド・カンパニー | 1.17% |
テスラ株式会社 | 1.12% |
ジョンソン・エンド・ジョンソン | 1.04% |
違いわかりますか?
答えは、「投資割合が違う。」です。
私は最初に見たときVOOとVTIの構成銘柄の違いがわかりませんでした(笑)
VTIの方が多くの銘柄に投資していますので、上位10銘柄への投資割合が減っています。
個人的に誤差の範囲の割合だと思います。
VOOとVTIは構成銘柄上位10銘柄は同じですので、どっちに投資してもそんなに変わらないと思います。
株価チャートの比較
・株価のチャート
- オレンジ:VTI
- 青:VOO
誤算の範囲でVTIの方が株価上昇しています。
1日にあれば十分に結果は変わる範囲ですね。
2021年はVTIの方が株価が上なときがあると言いのは、中小企業が頑張っていたってことでしょうね。
逆に中小企業より大手企業だけの方が株価上昇しているときもありますので、長期投資なら無視していい内容だと思います。
・トータルリターン(配当金込み)
トータルリターンもVTIが誤差の範囲で勝っているようです。
値動き幅は同じですので、本当に気にするレベルの差ではないと思います。
配当金の推移の比較
2011年~2020年までの分配金状況
シンボル | VOO | VTI |
---|---|---|
増配年数 | 0年 | 0年 |
増配率 | 123.62% | 125.20% |
増配回数 | 9回 | 9回 |
減配回数 | 1回 | 1回 |
ここ10年間で、VOOとVTIは2020年に一緒に減配しました。
コロナショックのせいなので仕方ないですね。
増配率は気持ち程度はVTIの方がいいですが、1年もあればひっくり返るレベルの違いです。
気にしたら、何も買えなくなるレベル程度しか違いがありません。
まとめ
VOOとVTIどっちに投資しても問題ないについてまとめると
- 信託報酬、買付手数料無料で維持費は同じ。
- 構成銘柄上位10銘柄は気持ち程度、投資割合が違う。
- 株価のチャートは誤差の範囲。
- 分配金利についても誤差の範囲。
- 唯一の違いは大手企業のみに投資か、大手企業と中小企業両方に投資をしているかが違い。
VOOとVTIは投資先が多いか?少ないか?ぐらいしか大きな違いはありません。
なので、どちらに投資するかで迷うことで時間を無駄にするのが一番の損失です!!
悩むなら、両方買えばいいんですよ。
予算の都合で片一方だけしか買えないなら、コインの裏表で決めてもいいんですよ。
だって、本当に運用成績は誤差の範囲でしか違わないんだもん!!
VOOとVTIのどっちに投資をするかで悩むぐらいなら、他の投資先を探すか、経済の勉強をした方がずっと有意義なことです。
他の投資先ならきちんと考えた方がいいですが、『VOO(S&P500)とVTI(全米株式)については将来どっちが伸びるか?』なんて考えて行動せずにいるより、両方買って様子を見てみるぐらいで試しに投資をした方が勉強になります。
VOOとVTIの購入しないで、VT(全世界株式)って手もありますよ(笑)
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以上で今回の記事を終わります。
今回の記事があなたのなにかに役に立てれば幸いです。
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