今回は、マイナーだけど優良な米国高配当ETF『【FDL】ファーストトラスト モーニングスター 配当リーダーズ指数ファンド』について解説します。
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【FDL】ファーストトラスト モーニングスター 配当リーダーズ指数ファンドの概要
【FDL】ファーストトラスト モーニングスター 配当リーダーズ指数ファンド
投資内容は、モーニングスター・ディビィデンド・リーダーズ・インデックス(MDLTR)の価格および利回りと同等の投資成果を目指して運用されています。
安定配当を継続するという方針に基づき、過去から一貫して配当支払いがあり、将来も継続して配当支払いの可能性のある配当利回り上位100銘柄で構成されています。
簡単に言うと、安定して配当金を出せる銘柄に投資をしているETFになります。
※2024年8月のデータ参照。
【FDL】ファーストトラスト モーニングスター 配当リーダーズ指数ファンドの基本情報
名称 | ファーストトラスト モーニングスター 配当リーダーズ指数ファンド |
運用会社 | ファーストトラスト |
構成銘柄数 | 100銘柄 |
分配金利回り | 4.13% |
決算日 | 3.6.9.12 |
経費率 | 0.45% |
投資先は100銘柄と多いです。
利回り4%台と高い利回りがります。
FDLとよく似ている【HDV】の経費率0.08%と比較するとFDLはとても高い手数料になります。
FDLはHDVよりも規模が小さなETFですので、仕方ないですね。
配当月は年間4回で、3,6,9,12月が配当月になります。
FDLの構成銘柄上位10銘トップ
ティッカーシンボル | 銘柄名 | 構成割合 |
---|---|---|
ABBV | アッヴィ | 8.70% |
VZ | ベライゾン・ コミュニケーションズ | 7.74% |
CVX | シェブロン | 7.69% |
PFE | ファイザー | 7.69% |
PM | フィリップ・モリス ・インターナショナル | 6.31% |
MO | アルトリア・グループ | 5.14% |
IBM | IBM | 4.76% |
GILD | ギリアド・サイエンシズ | 3.06% |
UPS | ユナイテッド・パーセル ・サービス | 2.98% |
USB | USバンコープ | 2.35% |
米国株で配当金投資をしている人なら、一度は見聞きしたことがある銘柄ばかりですね。
上位10銘柄で見るとヘルスケアセクターが多そうですね。
FDLの構成セクター比率
構成セクターは、ヘルスケアが一番多く、次に金融が多くなっていますが、セクター分散はきちんとされています。
ハイテクセクターが少ないので、株価上場は物足りないものになるかも知れません。
FDLの株価の推移
FDLとS&P500とVYM 株価の比較チャート
株価上昇に関しては、S&P500には全く勝てません。
同じ高配当ETFのVYMと比較しても、劣る株価上昇率になります。
株価がイマイチでも、一応は株価は緩やかですが右肩上がりで成長しているので、投資対象としては見れるETFになります。
FDLのトータルリターン
直近5年のトータルリターンでもS&P500には勝てません。
株価の値動きは、VYMよりも大きいようで、暴落にもあまり強くないようです。
利回りはいいのに、株価がイマイチなのは難点ですね。
FDLの分配金利回りと増配率の推移
FDLの分配金と増配率
分配金と増配率の推移一覧
直近10年で見ると、分配金額は2倍ぐらいまで増えています。
株価はイマイチですが、分配金は順調に増配傾向にあり、高配当ETFとしては優秀なようです。
配当(分配金)利回りの推移
分配利回りは、コロナショックの大暴落時には利回り6%台になっています。
2020年だと日本ではFDLは買えませんでしたけどね(笑)
利回りは低くても3%中頃あり、増配傾向にあると…配当金投資をする分にはいいETFだと思います。
FDLの平均増配率
年数 | 平均増配率 |
---|---|
3年 | 10.64% |
5年 | 9.48% |
10年 | 9.32% |
10年で平均増加率9%台と素晴らしい増配をしています。
株価上昇はイマイチですが、配当金は優秀なETFですので、リタイア後にドル収入が欲しいと思う人にはオススメのETFだと思います。
FDLのメリット・デメリット
メリット
高い利回り
FDLの利回りは、低くても3%中頃と高い利回りが期待できるETFです。
増配が期待できる
運用開始してからずっと高い増配率で増配しています。
デメリット
株価成長率はS&P500の方がいい
配当金より株価を重視したいなら、S&P500やQQQの方が投資先に向いています。
まとめ
FDLについてまとめると
- 米国の優良な高配当ETF。
- 経費率は0.45%と微妙に高い。
- 株価はイマイチ。
- 利回りと増配率は優秀。
FDL、株価上昇はイマイチでも高い利回りと増配率が期待できるETFですので、コツコツ買い足していくには丁度いいETFだと思います。
リタイアしている人、リタイア間近な人にはVIGやVYMよりも利回りが高いので、個人的にはFDLをオススメします。
人を選ぶETFだと思いますが、悪いETFではありませんので、米国株での配当金投資に興味があるならFDLへの投資をご検討ください。
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以上で今回の記事を終わります。
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