今回は、暴落対策によくオススメされる国債ETFの1つ『【IEF】iシェアーズ 米国国債 7-10年 ETF』について解説していきます。
国債にも多数種類がありますので、投資をするならせっかくなので、知ってもらいたく今回の記事にしました。
長期運用に役立つETFですので、最後まで読んで頂ければ嬉しいです。
IEFの概要
iシェアーズ 米国国債 7-10年 ETF(愛称:IEF)と言います。
投資先は、残存期間7年超10年以下(中期国債)の米国財務省証券で構成される指数と同じ成績を目指して運用されています。
昨今の経済対策で低金利時代で国債に投資は敬遠されがちですが、現在、リタイアをしているorリタイア間近と資金運用でリスクを取りたくない人向けの金融商品になっています。
海外ETFではなく、銘柄コード【1482】と【1656】で日本ETFとしても購入可能です。
※2021年3月のデータ参照。
基本情報
名称 | iシェアーズ 米国国債 7-10年 ETF |
運用会社 | ブラックロック |
構成銘柄数 | 13銘柄 |
分配金利回り | 約1.1% |
決算日 | 毎月 |
経費率 | 0.15% |
国債だけの運用と考えると、信託報酬0.15%はちょっと高い気がしますね。
配当金は、毎月分配型ですので毎月安定収入があるのはいいのですが利回り1.1%と少ないのが残念です。
IEFとS&P500とAGG 株価の比較チャート
IEFとS&P500と同じブラックロック社の債券ETFのAGGと株価を比較したました⇩⇩
- 青:IEF
- オレンジ:S&P500
- 水色:AGG
国債でS&P500に勝てないのは仕方ないですね。
AGGとあまり変わらない成績になっています。
注目する点は、コロナショック時の下落がほとんどないところです。
暴落耐性があるのはしっかりと分かりますね。
分配金と増配率の推移
分配金と増配率の推移一覧
低金利時代ですから、分配金は残念な減配が続いている状態です。
早く景気が良くなって欲しいですね( ゚Д゚)
メリット・デメリット
メリット
株価の安定性は抜群
上記のチャートを見て頂ければわかると思いますが、株価はとても安定した緩やかな値動きをしています。
安定した運用をしたい人にはオススメです。
デメリット
低金利のため減配
投資を検討する場合の1番の問題点です。
ホントに景気がよくなって欲しいですね。
大きなリターンが狙えない
国債は大きく値動きをしないのが特徴ですので仕方ないですが、資産を大きく増やしたい人にはあまりオススメできないETFです。
運用方法
運用方法はIEFは、やはり資産を”安全に運用”したいと思っている人向けのETFですので、株50%:国債50%の割合で運用するカウチポテト ポートフォリオで運用することをオススメします。
株100%の運用には負けますが、安定感抜群の資産運用ができます。
まとめ
IEFについてまとめると
- 米国国債 7-10年(中期国債)に投資してるETF。
- 株価はあまり大きく値動きをしないので安定感がある。
- 低金利時代のため分配金は減配傾向。
安全に資産運用するなら、債券・国債はオススメですが低金利が続いてるのが問題点です。
ただ、現金で保有しているよりはずっと有意義な資産運用になりますので、株のリスクを許容できないなら、IEFのような国債ETFで資産運用をするのも検討していいと思います。
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以上で今回の記事を終わります。
今回の記事があなたのなにかに役に立てれば幸いです。
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