今回は、金融セクターに特化のETF『【VFH】バンガード・米国金融セクターETF』について解説をしていきます。
金融セクターと言えば不況対策の政策で、低金利になり利益が減っている事業ですが、これから需要が無くなることは無い事業で知っておいても損はないと思いますので、今回の記事を最後まで読んで頂ければ嬉しいです。
VFHの概要
バンガード・米国金融セクターETF(愛称:VFH)と言います。
投資先は米国の金融セクターの大型株、中型株、小型株に投資する、MSCI USインベスタブル・マーケット・金融25/50インデックスに連動したパフォーマンスをする目的に投資されています。
金融セクターなので暴落時に弱いのが難点になってきます。
※2021年1月のデータ参照。
基本情報
名称 | バンガード・米国金融セクターETF |
運用会社 | バンガード |
構成銘柄数 | 412銘柄 |
分配金利回り | 約2.14% |
決算日 | 3,6,9,12月 |
経費率 | 0.10 |
投資銘柄数が400銘柄以上と多いですね。
配当利回りは約2%、信託報酬は0.1%と良すぎることもなく、悪くもない数字になっています。
構成銘柄上位10銘
名称 | ファンドの割合 |
---|---|
JPモルガン・チェース・アンド・カンパニー:JPM | 9.64 |
バークシャー・ハサウェイ:BRK/B | 8.09 |
バンク・オブ・アメリカ:BAC | 5.88 |
シティグループ:C | 3.20 |
ウェルズ・ファーゴ:WFC | 2.94 |
ブラックロック:BLK | 2.74 |
モルガン・スタンレー:MS | 2.31 |
ゴールドマン・サックス・グループ:GS | 2.15 |
アメリカン・エキスプレス:AXP | 2.06 |
チャールズ・シュワブ:SCHW | 2.02 |
組入れ銘柄上位10銘柄は、有名企業が多いですね。
バークシャー・ハサウェイやブラックロックなど資産運用をしている企業も組み入れられています。
構成セクター比率
セクター比率一覧
金融セクターETFですので、金融関連企業しか投資されていません。
色んなセクターに分散投資をしたいなら、他のセクター別ETFの購入をオススメします。
VFHとS&P500 株価の比較チャート
- 青:VFH
- オレンジ:S&P500
金融関連ですので、株価の調子がいい時はS&P500よりいい成績ですが、やはり暴落に弱いです。
暴落後は、株価回復をしていますがS&P500には追いついていません。
分配金と増配率の推移
分配金と増配率の推移一覧
10年間で187.5%増配しています。
私の給料もこのくらい昇給して欲しいです(切実)
コロナショック前の10年間は調子が良かったのですが、2020年は3%ですが減配しています。
今後もコロナ不況が続きそうですので、これから購入するなら様子を見たいところだと思います、
メリット・デメリット
メリット
景気がいいときは成績がよい
景気がいいときは、S&P500よりも良い成績です。
増配が期待できる
今後は少し様子を見た方がいい気もしますが、今までの成績で判断すると長期運用で保有するなら増配は期待できると思います。
デメリット
金融危機に弱い
金融セクターに投資をしているので、金融危機に弱いのは仕方ないですね。
セクターが偏っている
金融セクターに偏っているので分散投資を検討しているなら、他の投資先を探しておく必要があります。
運用方法
景気敏感のセクターに投資をしていますので、落時に購入すると他のセクター以上に値上がり益を期待できます。
次の暴落時が来たときに購入するのもありだと思います。
まとめ
VFHについてまとめると
- 金融セクター特化型ETF。
- 信託報酬、配当利回りはそこそこ。
- ここ10年間の増配率はよかった。
- 金融危機に凄く弱い。
景気敏感のETFですので、今後景気回復の傾向が見れれば株価上昇しそうですね。
リスク許容度が低い人にはあまりオススメしませんが、暴落時なら購入するのもいいETFだと思います。
後は、配当利回りがもっと高ければいいのになと思いました(笑)
次の暴落が来た時には、購入の検討をして見てはどうですか?
以上で今回の記事を終わります。
今回の記事があなたのなにかに役に立てれば幸いです。
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