今回は、高配当ETFが大好き人に大人気の【SPYD】と【QYLD】のどっちの運用成績がいいのかを比較して見ました。
銘柄の比較内容は
- 株価のチャート
- 配当金の推移
- トータルリターン
この3つの項目で比較していきます。
米国高配当ETFに興味がある人にオススメの銘柄で、今後の投資先として参考になりますので、最後まで読んで頂ければ嬉しいです。
【SPYD】VS.【QYLD】 の比較
SPYDとQYLDの基本情報
名称 | SPYD | QYLD |
---|---|---|
名称 | SPDR ポートフォリオS&P 500 高配当株式ETF | グローバルX NASDAQ100 ・カバード・コール ETF |
運用会社 | ステートストリート | グローバルX |
構成銘柄数 | 80銘柄 | 103銘柄 |
分配金利回り | 5.1% | 11.3% |
配当月 | 3,6,9,12月 | 毎月 |
経費率 | 0.07% | 0.60% |
QYLDの信託報酬はSPYDと比較すると8倍以上の差があります。
基本情報の時点で大きな差がありますね。
しかし、株価を気にせず”配当金”のみならば毎月が配当月で配当利回り11%のQYLDの方が配当生活向けではあります。
銘柄紹介の記事
分配金好きにオススメの米国高配当ETF『SPYD(SPDR ポートフォリオS&P 500 高配当株式ETF)』の解説
毎月分配型で配当金利回り10%以上の『【QYLD】グローバルX NASDAQ100・カバード・コール ETF』について解説
株価の比較チャート
- 青:SPYD
- オレンジ:QYLD
SPYDは2020年はオワコン扱いされていただけあり、コロナショック時の大暴落は酷いですが、その後は金融緩和の恩恵を受けて株高により株価復活しています。
QYLDは株価は安定していますが、コロナショック前の株価の水準までいまだに回復していません。
株価は値動きが激しいですが、SPYDの方が値上がり益は期待できますね。
株価の値動きはSPYDの勝ち!!
配当金の増配率
年数 | SPYD | QYLD |
---|---|---|
2016 | 1.51 | 2.04 |
2017 | 1.74 | 1.89 |
2018 | 1.62 | 2.65 |
2019 | 1.75 | 2.32 |
2020 | 1.63 | 2.54 |
2016年~2020年の間の増配率
- SPYD:約7.94%
- QYLD:約24.50%
SPYDとQYLDは2つとも歴史の浅いETFですので、あまり配当金のデータはありませんが、2つとも2016年~2020年なら増配しています。
2つとも安定感はありませんが、現段階ではQYLDの方が多く増配しています。
ただ、QYLDは運用方法の都合上これ以上の増配が期待できるか怪しいので、もう少し様子を見たいですね。
2020年はSPYDは大減配していますが、2021年は順調に減配した分以上には増えているので、今後に期待したいところです。
配当金に関してはQYLDの勝利!!
トータルリターン
SPYDの方が基本的にはトータルリターンがいい時が多いですが、最近の相場下落でSPYDが株価下落した結果、僅差でQYLDが勝っています。
下落幅もQYLDの方が小さく安定感がありますね。
瞬間的な運用成績はSPYDの方がいいけど、安定感はQYLDの方がいいと…判断が難しいですね。
どっちがいいかと言われると、長期運用を前提にするなら安定感は大事なので、今回はQYLDの方にしておこうと思います。
トータルリターンはQYLDの勝ち!!
まとめ
【SPYD】VS.【QYLD】の比較した結果
3戦2勝と運用に安定感があり配当利回りも高い、QYLDの勝ち!!
今回の比較ではQYLDの勝ちにしましたがSPYDとQYLDの信託報酬の差は長期間で考えると大きな差が出てくる可能性があり、絶対にQYLD方がいいと言うわけではありません。
SPYDは株価の値幅が大きいですが、購入タイミングが上手くいけばQYLDよりSPYDの方が大きな利益を出すことができます。
購入タイミングを上手いこと取引きできる人はSPYDの方がいいかも知れません。
しかし、株を上手いことタイミングで購入するのは難しいのでQYLDの方が運用が楽だと思います。
アクティブに運用するならSPYD!!
ディフェンシブに運用するならQYLD!!
今回の記事を参考にあなたのお好みの方を購入検討して見てください。
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以上で今回の記事を終わります。
今回の記事があなたのなにかに役に立てれば幸いです。
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