今回は、運用成績はS&P500にも負けない、世界の一般消費財に投資ができる『【RXI】iシェアーズ グローバル一般消費財 ETF』について解説します。
景気敏感なセクターですが、景気がいいときは良い成績が期待できるETFです。
今後の投資先として参考になりますので、最後まで読んで頂ければ嬉しいです。
RXIの概要
【RXI】正式名称:iシェアーズ グローバル一般消費財 ETF
投資内容は、一般消費財セクターのグローバル株式で構成される指数と同等の投資成果をあげることを目指しています。
投資先は、米国を中心に世界の自動車やアパレル、小売や製造業、サービス業の銘柄をメインに投資をしています。
※2021年6月のデータ参照。
基本情報
名称 | iシェアーズ グローバル一般消費財 ETF |
運用会社 | ブラックロック |
構成銘柄数 | 157銘柄 |
分配金利回り | 約0.60% |
決算日 | 6.12月 |
経費率 | 0.46% |
信託報酬0.46%と高く、配当利回りは0.6%と配当金には期待しない方がいいです。
投資銘柄は約160銘柄に投資をしています。
構成銘柄上位10銘
名前 | 資産の割合 |
---|---|
Amazon.com 株式会社 | 10.02% |
テスラ株式会社 | 7.29% |
ザ・ホーム・デポ株式会社 | 5.13% |
アリババ・グループ・ホールディング・リミテッド普通株式 | 3.89% |
LVMH モエ ヘネシー ルイ ヴィトン SE | 3.36% |
トヨタ自動車 | 3.32% |
マクドナルド・コーポレーション | 2.74% |
ナイキ株式会社 B | 2.72% |
ロウズ・カンパニーズ株式会社 | 2.24% |
メイトゥアン | 2.24% |
普段から見聞きする企業が多いですね。
日本の企業からがトヨタ自動車が組み入れられているようです。
構成セクター比率
セクター比率一覧
セクターETFですので、投資セクターに関しては一般消費財でほとんど構成されています。
国別構成比率
国別構成比率一覧表
国別構成割合は、半分以上は米国で構成されています。
日本はなんと上位2位に組み入れられています。
ちょっと嬉しいですね(笑)
RXIとS&P500 株価の比較チャート
- 青:RXI
- オレンジ:S&P500
運用成績はS&P500に負けない成績を上げています。
コロナショック時の下落は酷いですが、今後の経済回復を期待するならさらに株価上昇が期待できます。
分配金と増配率の推移
分配金と増配率の推移一覧
分配金は安定感がないようです。
利回りも低いので、分配金はオマケ程度に思っておきましょう。
メリット・デメリット
メリット
簡単に世界の一般消費財銘柄に投資ができる。
個人で複数の国に投資をするのは大変ですが、RXIを購入するだけで複数の国の一般消費財銘柄に投資ができるのは、RXIの魅力だと思います。
好景気時には強い
一般消費財は景気敏感セクターですので、好景気時には大きなキャピタルゲイン(値上がり益)を期待できます。
デメリット
不況に弱い。
一般消費財は不況時は、みんな物を買うのを控えますので、売上が減り業績悪化しますので、不況時は株価が大きく下落する傾向があります。
セクターが偏っている。
セクター特化型ETFなので、偏った投資をしています。
経費率が高い。
信託報酬0.46%とお高い維持費になっています。
運用方法
RXIは不況で株価が暴落した時に購入するれば大きなリターンが期待できますので、株価下落時に仕込みたいETFです。
逆に株価が高騰中は購入を控えたいとも思います。
まとめ
RXIについてまとめると
- 世界の一般消費財銘柄に投資したETF。
- 株価の値動きは激しい。
- 分配金には期待しない方がいい。
- 信託報酬0.46%と維持費が高い。
コロナショックによる打撃もやっと回復に向けて動き出していますので、これからの成長性には期待できますが、すでに株高状態と投資するかは悩む内容になっています。
投資のタイミングは難しいですね。
以上で今回の記事を終わります。
今回の記事があなたのなにかに役に立てれば幸いです。
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