突然の日銀による利上げ宣言により先行きが不安になってきた、不動産業界。
その影響で不動産投資信託ことREITの株価下落により、配当利回りが上昇。
買いのタイミングを探している投資家も多いと思います。
REITを購入するのはいいですが、REITの特徴と種類についてきちんと覚えていますか?
今回は、REITの種類と特徴について解説します。
今後の投資に参考になる記事ですので最後まで読んで頂ければ嬉しいです。
REITの種類と特徴について解説
REITとは?
REIT、別名:不動産投資信託とは、不動産を中心に運用する投資信託で、株式のように売買できます。
また、日本のREITのことは「J-REIT」とも言われます。
投資家から預かった資金で、専門家が不動産などで運用し、賃料収入、不動産の売買で得られた売却益から費用を差し引いた利益を投資家に還元します。
現物資産ではありませんが、家賃収入が貰える投資信託になります。
REITは大きく分けて「単一用途特化型」と「複数用途型」の2種類がます。
更に細かく分けると単一用途特化型は、主に「オフィス型」、「ホテル型」、「住居型」、「物流施設型」、「商業施設型」、「ヘルスケア型」の6つ、複数用途型は「複合型」、「総合型」があります。
下記にてREITの種類の特徴について簡単に解説します。
REITの種類と特徴について
単一用途特化型
オフィス型
オフィス型REITは名前の通り、オフィスビルなどを運用するREITのことです。
景気に左右されやすく、オフィスの需要が高いときはいいですが、不景気でオフィスの需要がなくなると受取分配金額も減ります。
また、コロナショックによりテレワークを導入する企業が増え需要が減っており、厳しい面があります。
ホテル型
ホテル型REITも名前通り、リゾートホテルなどの運営をしているREITです。
ホテル業界なのですごく観光客の増減によって影響を受ける特徴があります。
こちらもコロナショックの影響で大打撃を受けているREITになります。
今後、円安の影響で海外からの旅行者が増えてくれれば大きな利益を期待できる業種になります。
住居型
住居型REITは、賃貸、マンションに住宅に投資をして家賃収入などを利益還元してくれるREITになります。
不動産投資として一番身近なREITだと思います。
不況でも賃貸は必要ですので不況にも強く、REITの中では安定感があります。
都心部に不動産投資をしているREITは長期での運用をおすすめできる内容になっています。
物流施設型
物流施設型REITは倉庫などの物流施設に投資しているREITです。
物流が動かないと利益がないので、景気に大きく影響されるREITでしたが、昨今のインターネットの普及により昔よりは景気の影響を受けにくくなっていると思います。
商業施設型
商業施設型REITはショッピングセンター、百貨店などの商業施設に投資をしているREITになります。
テナントの賃金などが主な収入源になりますので、景気敏感なREITになります。
ネット販売が主流になってきている昨今では、今後の伸びが心配になります。
ヘルスケア型
ヘルスケア型REITは、病院などの医療施設や老人ホームなどの高齢者向け医療施設に投資しているREITになります。
これからは超高齢化社会です。
老人ホームはとても需要があり、また、病院などの施設は景気に影響されにくいので安定感があるREITになります。
複数用途型
複合型
複合型REITは、1つのREITで上記の単一用途特化型に2種類のREITに投資をしています。
例えば、1つのREITで住宅型とヘルスケア型に同時に投資をしているREITのことを言います。
1つの業種だけだとリスクが高いので、分散投資を考えてるなら複合型のREITを選ぶのもいいと思います。
総合型
総合型REITは、1つのREITで上記の単一用途特化型に3種類のREITに投資をしています。
複合型REITよりも分散投資をしているREITだと思ってください。
多くの銘柄を購入すると管理が大変ですので、総合型REITの1銘柄に絞るのもいいかも知れませんね。
まとめ
REITの種類を考えるのが面倒くさいならREITのETFを購入がオススメ!!
REITの買い時は世間では配当利回り5~6%ぐらいで買い、配当利回り3~4%になると売る…これが定番だと思います。
REITは毎年の増配は期待できませんが、高配当が期待できるETFです。
来年から開始予定の新NISA枠として購入検討していいジャンルの投資先だと思いますので、高配当に興味がある人は”REIT”について調べて見てください。
1日1回 応援ポチッとして頂けると毎日更新する励みになります⇩⇩
にほんブログ村
以上で今回の記事を終わります。
今回の記事があなたのなにかに役に立てれば幸いです。
オススメ書籍