今回は、話題のレバレッジ ナスダックことレバナスのETF『【QLD】プロシェアーズ・ウルトラ・QQQ』について解説します。
運用成績は凄いですが、レバレッジ商品なので、普通の株よりも超ハイリスクですので気をつけてください。
株の調子がいいときは、レバレッジ商品がよく話題に上がりますが、よく投資内容を理解してから投資をするようにしてください。
QLDの概要
【QLD】正式名称: プロシェアーズ・ウルトラ・QQQ
投資内容は、ナスダック100指数の日次変動率の2倍に連動する投資成果を目指して運用されています。
最近、SNSなどで最強と言われているレバレッジ ナスダックのETF版になります。
※2021年8月のデータ参照。
QLDの基本情報
名称 | プロシェアーズ・ウルトラ・QQQ |
運用会社 | ProShares社 |
構成銘柄数 | 127銘柄 |
分配金利回り | たまにある |
決算日 | 3.6.9.12月 |
経費率 | 0.95% |
信託報酬は0.95%以上とかなり高い維持費が必要になります。
レバレッジ商品のデメリットですね。
投資信託のiFreeレバレッジ NASDAQ100は信託報酬0.99%ですので、投資信託よりは経費率は安くなります。
配当金に関しては期待するだけ無駄ですので、配当利回りは確認する必要はありません。
QLDの購入はSBI証券や楽天証券やマネックス証券で購入はできません。
2021年8月の段階では、日本でQLDを購入できるのはサクソバンク証券だけになります。
QLDの構成銘柄上位10銘柄
名前 | 資産の割合 |
---|---|
アップル | 8.92% |
マイクロソフト | 7.97% |
アマゾン・ドット・コム | 6.77% |
フェイスブック | 3.25% |
テスラ | 3.16% |
エヌビディア | 2.96% |
グーグル | 2.87% |
ペイパル・ホールディングス | 2.03% |
アドビ・システムズ | 1.66% |
コムキャスト | 1.55% |
構成銘柄は、ナスダック100指数ですので、GAFAM銘柄 + テスラなどのハイテク銘柄中心に投資をしています。
投資先に関しては特に問題はありません。
QLDの構成セクター比率
セクター構成割合一覧表
投資先はナスダック指数連動型ですので、セクター構成は半分近くはハイテク銘柄中心に投資をしています。
その他のセクターにも少しずつですが投資はしています。
QLDとS&P500とQQQ 株価の比較チャート
- 青:QLD
- オレンジ:S&P500
- 水色:QQQ
コロナショック以降の株高の影響でQLDは高騰しています。
レバレッジ無しのS&P500とQQQでは小幅値動きに見えますね。
この運用成績を見て、最近はFIREやセミリタイアを目指す人が資産を短期で増やすために購入する人が増えています。
ただ、市場が大暴落したときの株価下落が酷すぎるので安易に資産を増やすために手を出すのは絶対にオススメしません。
よく、リスクを理解してから購入するようにしてください。
分配金の推移
年数 | 分配金額 |
---|---|
2011 | 0 |
2012 | 0.01ドル |
2013 | 0.01ドル |
2014 | 0.02ドル |
2015 | 0.01ドル |
2016 | 0.02ドル |
2017 | 0 |
2018 | 0.01ドル |
2019 | 0.04ドル |
2020 | 0 |
QLDは一応、分配金があるときがありますが超少額です。
レバレッジETFには分配金は期待しない方がいいです。
QLDのメリット・デメリット
メリット
大きな値上がり益が期待できる。
メリットは値上がり益が凄いの一言に限ります。
デメリット
分配金がない。
値上がり益のみ期待するETFですので、分配金は期待できません。
維持費が高い。
信託報酬0.95%と日本の投資信託でも高いと思う水準になっています。
ハイリスク過ぎる。
通常より2倍の利益あると言うことは、通常より2倍の損失を出す可能性があります。
もし購入を検討するなら、本当によく考えてから購入してください。
QLDの運用方法
QLDは短期トレードで活用することをオススメします。
いくらリターンが大きいからと言って、長期投資をするのはオススメしません。
もしも、早期リタイア直前になって市場が大暴落をしたら悲惨なことになります。
くれぐらも人生を賭けた全力投資はしないようにしてください。
まとめ
QLDについてまとめると
- ナスダック指数100にレバレッジ2倍をかけたETF。
- 運用成績はS&P500やQQQよりもはるかに上の成績。
- レバレッジ商品だから、ハイリスクハイリターンなので注意が必要。
- 分配金?たまにある気がする。
- 信託報酬0.95%と維持費が高い。
投資資金が少ないときは、ある程度のリスクを承知で集中投資も必要だと思います。
しかし、資産が大きく増える可能性があるということは、資産を大きく減らすこともあると言うことでもあります。
”レバナス”と流行っているからと言うだけの理由だけでQLDのようなレバレッジETFへの投資はしない方がいいです。
将来、痛い目ですまないかも知れませんよ。
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以上で今回の記事を終わります。
今回の記事があなたのなにかに役に立てれば幸いです。
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