米国ETFが投資信託としてよく出だした、今日この頃。
この度、超高配当ETFで有名なJEIPの投資信託バージョン『ＳＢＩ岡三－米国株カバードコール戦略／ＪＰＭ米国株式・プレミアム・インカムＥＴＦ』が誕生しました！！
新NISAに向けて、ドンドン新商品が誕生してますね。
今回は、JEIPの投資信託バージョン『ＳＢＩ岡三－米国株カバードコール戦略／ＪＰＭ米国株式・プレミアム・インカムＥＴＦ』について解説します。
今後の投資先の参考にしていただければ幸いです。
ＳＢＩ岡三－米国株カバードコール戦略／ＪＰＭ米国株式・プレミアム・インカムＥＴＦとは？
ＳＢＩ岡三－米国株カバードコール戦略／ＪＰＭ米国株式・プレミアム・インカムＥＴＦ
設定日は2023年7月5日からです。
投資内容はJPモルガン・米国株式・プレミアム・インカムETFへの投資を通じて、米国株式とS&P500種指数を対象とするコールオプションの売却を組み合わせたポートフォリオへ投資しています。
運用戦略は↓↓
引用元：ＳＢＩ岡三アセットマネジメント
投資内容はとても複雑で万人受けするETFではありませんが、暴落に強く、配当利回り10％前後で毎月分配型なことから、本家であるJEPIは一部の配当金愛好家から(私も含む)から支持されているETFが、投資信託バージョンとして誕生しました。
購入はSBI証券のみで購入可能です。
※2023年7月のデータ参照。
ＳＢＩ岡三－米国株カバードコール戦略／ＪＰＭ米国株式・プレミアム・インカムＥＴＦの基本情報
| 名称 | ＳＢＩ岡三－米国株カバードコール戦略 ／ＪＰＭ米国株式・プレミアム・インカムＥＴＦ |
| 運用会社 | 大和アセットマネジメント |
| 構成銘柄数 | 117銘柄 |
| 分配金利回り | 未定 |
| 決算日 | 6、12月の10日 |
| 経費率 | 0.5348％ |
新NISA対応させるためか、本家のJEPIは毎月分配型ですが、投資信託は毎月分配型ではないようです。
信託報酬は本家が0.35％と元から高かったのが、投資信託は更に手間がかかるので信託報酬が高くなっています。
…これだけの情報でも本家のJEPIを購入した方がいい気がします。
ＳＢＩ岡三－米国株カバードコール戦略／ＪＰＭ米国株式・プレミアム・インカムＥＴＦの構成銘柄上位10銘柄
| ﾃｨｯｶｰｼﾝﾎﾞﾙ | 銘柄名 | 構成割合 |
|---|---|---|
| ADBE | アドビ・システムズ | 1.69% |
| AMZN | アマゾン・ドット・コム | 1.65% |
| MSFT | マイクロソフト | 1.62% |
| HSY | ハーシー | 1.52% |
| MA | マスターカード | 1.48% |
| PGR | プログレッシブ | 1.45% |
| PEP | ペプシコ | 1.45% |
| CMCSA | コムキャスト | 1.44% |
| ACN | アクセンチュア | 1.40% |
| KO | コカ・コーラ | 1.40% |
※構成銘柄はJEPIを参考にしています。
JEPIの配当金は仕組み債で稼いだ分を分配金にしており、構成銘柄は高配当どころか無配当の銘柄も組み入れられています。
ＳＢＩ岡三－米国株カバードコール戦略／ＪＰＭ米国株式・プレミアム・インカムＥＴＦの構成セクター比率
※構成銘柄はJEPIを参考にしています。
セクター分散は重要にできており、投資銘柄数も100以上ですので、偏った投資をしている投資信託ではありません。
ＳＢＩ岡三－米国株カバードコール戦略／ＪＰＭ米国株式・プレミアム・インカムＥＴＦのパフォーマンス
引用元：ＳＢＩ岡三アセットマネジメント
下落幅は小さく、株価もきちんと成長していますが、S&P500には値上がり益では勝てません。
資産を大きく増やしたいと思う人よりも、守り重視の人向けの投資信託になります。
ＳＢＩ岡三－米国株カバードコール戦略／ＪＰＭ米国株式・プレミアム・インカムＥＴＦの分配金利回り
分配金はいくらでるか不明どころか、出ない可能性もあります！！
商品説明文を読んでも、いくら分配金が出るかの記載はなく、むしろ分配金がでない投資信託になる可能性もあります。
分配金が売りのETFが分配金が出ない投資信託なる…コレジャナイ感を感じます。
ＳＢＩ岡三－米国株カバードコール戦略／ＪＰＭ米国株式・プレミアム・インカムＥＴＦのメリット・デメリット
メリット
株価の値上がり
S&P500などには負けますが、ある程度は値上がり益が期待でいます。
暴落に強い
上記でも記載しましたが、S&P500などと比較して暴落率は低く安全性は高いと思います。
デメリット
信託報酬が高い
信託報酬が0.5％超えと、信託報酬の下げ合戦をしている昨今では、とても高いと思います。
コレジャナイ感が…。
個人的な感想ですが、JEPIは超高配当で毎月分配型が売りだと思います。
毎月分配型でなく、分配金が出るか怪しい…ちょっとコレジャナイ感があります。
ＳＢＩ岡三－米国株カバードコール戦略／ＪＰＭ米国株式・プレミアム・インカムＥＴＦの運用方法
正直、S&P500か全世界株式に投資をした方がいい気がします。
株価値上がりならS&P500の方が上、下落に強い点で考えるなら信託報酬がもっと安い、VIGの投資信託でいい気がします。
信託報酬が高いし、運用成績は悪くはないがとてもいいわけでもない…ちょっと、微妙なので無難なS&P500や全世界株式に投資をした方がいいと思います。
また、分配金が欲しいなら本家のJEPIを購入した方がいいと思います。
まとめ
期待はしましたが、ちょっとがっかりな内容だったと思います。
運用成績は悪くないのですが、維持費が高いのが考え物ですね。
まだ、分配金が出ないとは確定していないので、今後の展開に期待して見守っていきたいと思います。
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以上で今回の記事を終わります。
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