投資の世界には絶対に勝てる方法はないけど、絶対に負ける方法はある厳しい世界です( ゚Д゚)
絶対に勝つ手段がないならせめて、絶対に負ける投資はしたくないですよね?
今回はやってはいけない投資として『外貨預金』のリスクについての解説をしていきます。
外貨預金がいかに危険な投資商品だと理解できる記事ですので、最後まで読んで頂ければ嬉しいです。
外貨預金とは?
外貨預金とは、円を米ドルやユーロに交換して貯金することです。
この外貨預金のメリットとして、日本のネットバンクでトップの金利が0.2%の超低金利に対して、外貨預金は数%の金利がつくとこもあり日本円で貯金しているよりもお得です。
しかし、金融関連企業がゴリ押してくる金融商品にまともな金融商品はありません!!
どのような罠が仕掛けられているのか下記で解説していきます。
外貨預金の罠
いったいどんな罠があるのか解説していきます。
為替手数が高い
円から別の通貨に交換するときには、手数料がかかります。
この為替手数料が高いんですよ!!
例えば、円ドルだと、往復で2円ほどかかります。
現在11月中旬の円ドルは約104円です。
つまり、2÷104=0.01923…
約1.9%もの高額な為替手数がかかります。
入金した時点でほぼ負け確定です。
いくら金利が日本の預金より高いとしても、高額な為替手数を支払って元本を減らしていては貯金の意味がありません。
それでも、長期運用なら大丈夫ではと思うかも知れませんが、それなら国債や債券を買った方が安全です。
利息に税金がかかる
利息には20%の税金がかかります。
上記の為替手数で元本を減らせれて、更に貰える金利が20%も税金に取られます。
…いったい元本が元の金額に戻るのに何年かかるのでしょうね?
長期運用するとしても、もう一度言いますが国債や債券の方が利益が出ると思いませんか?
価格変動する
外貨預金はFXと同じように、価値が日々変動しますんで為替リスクがあります。
外貨預金立てしていた通貨が急にハイパーインフレを起こしたら、貯金が無くなったのと同然です。
安全が売りの『預金』で価格変動があるのは、ちょっと違うと思いませんか?
外貨預金はFXの劣化版のような投資商品です。
為替手数+税金+為替リスク…資産が袋叩きされて無くなって行く未来が見えてきますね(笑)
このリスクを見て外貨預金は安全だと思いますか?
まだまだ残念なことに外貨預金のリスクはあります。
ペイオフがない
日本の銀行や証券会社なら1,000万円まではペイオフで銀行・証券会社が潰れても保証してくれますが、外貨預金はペイオフ対象外です。
安全が売りの預金で、安全が保障されていない預金です。
…何度もいいますが、外貨預金より国債や債券の方が安全資産です。
「株は怖い…。」けど資産運用はしたいと思うなら、外貨預金ではなく国債や債券をオススメします。
高金利と言う罠
高金利こそ最大の罠です。
外貨預金で『今だけ特別に5%!!』のような広告を見たことがありませんか?
確かに金利が広告通りの高金利なら魅力的ですけど、高金利の広告をよく見てください。
小さい文字で、「3ヵ月間のみ金利対応」って記載があります。
「どう言うこと?」って疑問に持つと思います。
これは、3ヵ月間の間だけ高金利でそれ以外の期間は通常の安い金利になります。
例
預金100万円の場合。
金利が1年間5%なら年間5万円がもらえます。
しかし、金利が3ヵ月だけ5%でその他期間が1%の場合。
100万×5%×3/12=1万2500円
100万×1%×9/12=7.500円
二つを足して2万円になります。
半額以下ですね(笑)!!
しかも、翌年以降は1%ですので更に減ります。
軽く詐欺に近い気がしますが、いくら文字が小さいくて見にくいからといっても記載はされていますから、きちんと記載を読まなかった人が悪いことになります。
投資商品の説明書はきちんと最初から最後まで読むようにしてください。
そして、理解できない部分があるなら投資をしないようにしてください。
まとめ
今回の記事のまとめると
- 為替手数料が高い。
- 金利に20%の税金がかかる。
- 為替リスクがある。
- ペイオフ対象外。
- 高金利こそ最大の罠。
この外貨預金の餌食になる人はバブル時代の元本保証の7%も金利があった夢から覚めない人がカモになっているようです。
現在の不景気で預金金利に夢を見るのは辞めましょう。
元本保証が最大の売りの貯金で元本保証がないって…。
投資対象としても、株や債券より配当金が少なく、FXのリスクだけ背負う金融商品にあなたの大事な資産を預けないようにしてください。
そして金融機関がゴリ押しの金融商品は危険物です、絶対に投資してはいけません。
安全に資産運用したいなら、日本の定期預金か国債や債券に資産を預けることをオススメします。
以上で『やってはいけない投資~外貨預金編~』の解説は終わります。
今回の記事があなたのなにかに役に立てれば幸いです。
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